教会
今更だけど、原始人ってどんな名前だよっと思う今日この頃。
麗奈side
麗奈(まさかあの方がついてくるとは予想外でしたわ。)
麗奈はローギスを見ながらそう思っていた。
麗奈(とにかく今は、教会を調べなくては。)
麗奈は気を取り直した。
アイシャ「お!あそこが教会だな!」
アイシャが指さした先には、あまり大きくないが白い外壁で屋根が青く塗られ、屋根の中心には十字架が建っていた。
アリス「早速、入ってみましょう。」
アリスを先頭にゾロゾロと教会に入っていった。
教会の中には、50人ぐらいの信者がいて、
各々祈りを捧げたりしていた。
教会の最奥、3段ある階段を上った先に司祭がいた。
司祭は50代前半ぐらいの男の人で温厚そうな顔立ちをしている。
茶色かったであろう髪は半分禿げかかっていたが。
ローギス「・・・」
ローギスは司祭を、睨んでいたが司祭は気にした様子も無かった。
麗奈「こんにちは、司祭様。」
司祭「こんにちわ、ここへはなにか悩みごとでもあって来たのですかな?」
麗奈「いえ、よからぬ噂を聞いたので司祭様にもお話を聞ければと思い、こちらに赴いたしだいです。」
司祭「ああ、あの噂ですか下らない噂ですよ。
私が悪魔と関わっているなどと、一体どこから出回ったのか。」
司祭はかなり憤慨しているようだ。
麗奈「そうですか、答えて頂きありがとうございます。」
麗奈は司祭にお礼を言った。
麗奈「やはり、本人に聞いた所で何も分かりませんね。」
ガイ「まあ、当然だろうな。」
ローギス「ここは、教会から出て行く信者に話を聞いた方が良いかも知れませんね。」
ローギスはアリス達に提案した。
アリス「そうね、じゃあ全員、一度外に出ましょうか。」
そして全員が外に出た。
ローギス「あまり近くにいると怪しまれますので皆さんそれぞれ、少しだけ離れて信者がでてくるのを待ちましょう。」
麗奈「仕方ありませんわね。(いつの間にかこの方がリーダーみたいになってますわね。)」
麗奈はローギスを見て思った。
ガイ「早速信者が一人でてきたぜ。」
アリス「まずは、私がいくわ。」
麗奈「お願いします。」
アリスは信者に話を聞きにいった。
アリスが向こうで何やら信者と、頷いたりしているので話を聞くことには成功したようだ。
アリスが向こうから戻ってきた。
ローギス「どうでしたか?」
アリス「やっぱり、この教会は怪しいわ。信者の人も教会にはきているけど皆、司祭を不審に思ってるみたいよ。」
麗奈「それで、これからどうします?」
アリス「どうも、深夜に教会から最近、物音がするらしいのよ。だから、深夜になったら、もう一度教会を調べましょう。」
アリスは内心夜中に行動するのは嫌だったが、
しょうがないと思った。
ローギス「でしたら、それまでは自由行動にしましょうか。」
麗奈「でしたら夕方6時までそれぞれ自由行動、6時になったら宿の前に集合しましょう。」
そして一行は一時解散した。