うそだろ?
久しぶりの投稿です。
ちょっと今までからは
想像出来なかったような
内容になってると嬉しいです。
将は優羽からメイは今日のもうすぐ外国に行ってしまう事を聞いた。
でも、なんで俺には教えてくれなかったのだろう・・・。絶対に隠し事はしないって二人で決めたのに・・・、そう考えると裏切られた気分になる。
でも、まだメイが空港で俺を待っていてくれてると信じるしかなかった。ただ、今は必死に・・・
「・・・はぁ、やっぱりもう外国に行っちゃったのか・・・そうだよな・・・いるはずないよ。信じてる俺がバカだったんだ。メイの馬鹿野郎〜!」
「誰がバカだって?」後ろから急に話しかけられた。誰?と思い俺は後ろに振り向いた。振り向くとそこに腕を組んで仁王立ちしたメイがいた。
やっぱ変わらねぇ〜良かった!でも、メイは二週間前に会ったときより、少しやつれた気がする。「メイ,何で教えてくれなかったんだ?俺的には教えて欲しかったよ。」
「ごめん,でも好きだから迷惑かけたくなかったの。本当ごめんね・・・。」
「まったくだよ・・・バカ。」笑いながら将は言った。
「何よ!あんたの方がバカなんだから!」
あぁ、やっぱりこれだ。この感じ・・・。でも,なんか迫力が前より足りないような・・・。気のせいか?
「やっぱ、お前は変わらないな・・・。」
「何が?ねぇ〜何が?」
と,俺はつい思っていたことが口にでてしまっていた。
・・・やっぱり気のせいじゃないのか?メイが優しくなっているような・・・
何か良いことあったのかな?
まぁ,それはそれで良いのだが何か違う気がするような・・・
何か・・・こう、・・・こうやって返事するだろうと思ったら、
違った!?みたいな。
人が変わってしまったような・・・。
「ねぇ、あのさ、うち・・・将と付き合えて本当に良かったよ。ありがとう。」いきなりメイは泣き目になりながら言った。
「なっ!?何だよお前急に。照れるじゃんかよ。」と、将は顔を赤くして言った。
「うちね・・・ずっと言いたかったの。でも、素直に言えなかった。ありがとうって・・・。やっと言えた。
良かった・・・」
バタッ!
そう言うとメイは急に倒れた。
「おい!メイ?大丈夫か?!おい!返事してくれよ!!なぁ、メイ〜!!誰か、救急車を呼んで下さい。
大至急お願いします!誰か!早くしないとメイが死んじゃうかも知れないんです。」
「わっ分かりました。あなたはそのまま彼女を安静にしていて下さい。今すぐ呼びますから!」
そう言って空港の人は救急車を呼んだ。
「メイ?・・・なぁ,返事してくれっ!頼むから。お願いだ。返事を、返事をしてくれ〜〜〜!」
すると、救急車が来て、俺はメイと一緒に病院に急いで行った。
「急患です!道を空けて下さい!」
看護士の人がそう言って担架に乗っているメイを検査する部屋に入ろうとしたとき・・・。
「大変だ!心肺が停止してる。電気ショックを行える場所へ早く行かなくては。」
メイ・・・まさか、死んだりなんてしないよな?
あのメイだもん。あいつは強い奴だ。そんな簡単に死ぬわけない・・・。
わずかな希望を胸に抱きながら将はメイを乗せた担架について行った。