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理想の美女7人に愛される生活 ボクは厳しい条件をクリアした唯一の男性でした。  作者: サアロフィア
第2章 女神さまの慈悲 スリーカー(1回限定)

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012-2 ベーシックインカム制度で儲けた王国


012-2 ベーシックインカム制度で儲けた王国


「ベーシックインカムを導入したことにより、様々な方面に余裕が生まれました」

 と、オルア・サーパスは切り出した。


1.社会保障を過不足なく、平等に与えることは無理。を解決!


 全員に毎月14万Versil(バーシル)相当の支給をすることで、最低レベルの生活確保が本当の意味で保証されました。

 金銭を与えて自由に浪費されると無意味です。


 そこで、まずは住居を保証しました。

 カセイダード王国(本星も、この星も同じ体制です)が、(すべ)ての住居を管理しています。

 そして、この船の部屋のようなワンルームで生活に必要な設備をひと通り揃えました。


 これにより、家賃相当費と電気代も把握(はあく)されました。

 暑い中、クーラーを消して電気代を浮かすことが不要になりました。

 不動産業者の乱立による競争が無くなったため、(なか)()きができなくなりました。

 また、食事についても支給されるため、現金として支給される金額は、お小遣い程度です。毎月2万 Versil(バーシル)です。

 少ないと誤解するものが多いだろうが、実質的には多い。

 破格(はかく)待遇(たいぐう)だ。

 カセイダード王国は、生活費の出費の中で金額が多い【家賃】、【電気ガス水道などの光熱費】、【食費】を、市場調査の手間を掛けることなく、正確に把握している。

 把握するための労力を大きく(はぶ)くことにも成功していた。


「お金で渡すと想定外なものに化けるか、他者が横取りする」

 オルアは淡々と説明を続けた。

「ベーシックインカムでは足りない状況の人たちのみ審査すれば良いので、十分な審査を現実的な件数だけ行うことになりました」


 また、効率的に支給するために、パソコンやスマホを国が選定して使用できるように教育しました。

 その結果、窓口業務が大幅に減り、人員を減らすことができました。


 ログインとパスワード無しで、大人数を管理し支援することは無理であると、カセイダード王がおっしゃったのです。


「子供が、王様が(はだか)だ!と笑うのではなく、王様が、国民が裸だとおっしゃったのです」

 オルアは言葉に力を込めた。

「一番大きいことは、多くの人たちが集金(しゅうきん)業務(ぎょうむ)という同じことをしているにも関わらず、重要で面倒くさいことだが本来するべき仕事については、誰もしていないことを明らかにされました。その結果、多くの役人が解雇(かいこ)され、多くの企業(きぎょう)倒産(とうさん)しました。しかし、ベーシックインカムという受け皿があり、生活の保証はされました。しかも、仕事をしている()りをして(なま)けるひとたち、中抜(なかぬ)手数料(てすうりょう)を取るだけの存在が消されたことにより、大幅(おおはば)なコストカットができました。それなのに、生活レベルは向上(こうじょう)しました」


「ここまでで質問は?」

 と、オルアは尋ねた。


「カセイダード国王って、すごいひとだね」

 と、アリムは感嘆したように言った。


「わたしがレズっても良いと思える数少ない女性のひとりですね」

 と、オルアは笑顔で答えた。


 オルアは、司会(中路真々美)の言葉を思い出していた。


☆ 受伝(じゅでん)(だい)参照権(さんしょうけん)は、王族と一部の者たちのみ持っていると言われている。

☆ そして、大多数の者たちは、偉大なるカセイダード王国の国王のおかげだと思考停止している。

☆ その方が余計なことを考えずに済むから、幸せだろうな。

☆ 

☆ 引用元: 010 真々美、冬香、オルアとスリーカー


 しかし、研修資料に書かれていないことを教えるわけにはいかない。


 アリムさんも思考停止するのだろうか?

 それとも、国王様がどのような手段を持っていたのか?と疑問に思っているだろうか?

 確かめたい気持ちはあったが、いまは確認できなかった。



2.労働関係(労働基準法、安全衛生、労災、雇用保険)の問題を解決!


「多くの企業が淘汰(とうた)されたおかげで、法律の監視の目が行き届くようになりました」

 と、オルアは説明した。


 そして、労働環境も大きく変わりました。


 雇用維持のための助成金(じょせいきん)というものが廃止されました。

 さらに、解雇の30日前に予告する義務もなくなりました。

 ベーシックインカムで生活が保障されているからです。

 同時に、助成金申請を審査する労力も不要になりました。

 企業側もモンスター従業員に悩まされることなく、一方的に解雇できるようになりました。

 言い換えると、今までのように採用するまでに厳密に審査する必要性がうすれました。


 そして、転職することが当たり前になり、転職回数が多いことがマイナス評価されることもなくなりました。


 就職市場の流動性が高まり、ブラックな職場や人間関係から逃げやすくなりました。

 1つの職場に長くとどまる方が(まれ)(レア)になり、

「転職しないひと= 他に行くところが無いひと」

と解釈されるようになりました。


 うつ病やひきこもりも減っていきました。


 企業から追い出しやすい環境ができたことにより、企業が受け入れやすい環境に改善されたからです。


 本来の目的を考えれば、企業は製品とサービスを提供するために存在します。


 ベーシックインカムを導入したことにより、過当競争(※)が無くなりました。

(※)値下げしすぎ、無理な短い納期、いきすぎた「おもてなし」


 政府が製品の仕様や提供サービスの内容を把握することができるようになりました。


 そして、必要な製品は政府がまとめて買い上げて、国民に支給する形に変わりました。

 その結果、空前絶後の大量仕入れを実現できて、購入コストが大きく下がりました。


 身近な例では、携帯ゲーム機や据え置きゲーム機を、ひとり1台持てるように国が買い上げて、国民に支給しました。

 全員が持っているため転売されません。

 また、転売できないように受給者を識別する機器が内蔵されています。


 本当の意味で、国民は全員中流(ちゅうりゅう)世帯(せたい)となったのです。


光元(ひかりもと)(こく)にも、全員中流世帯の時代があったと聞いています」

 オルアは補足した。

「カセイダード王は、どこかの星に存在した事例を真似して、現実化する方法を考えたそうです」


 そして、カセイダード王国では製品が採用されると国民全員に配布するために購入される。

 つまり、最重要視するべき顧客層だと、他の星から認識されました。


 ありがたいことに、カセイダード王国に納品後に、荷物無しで帰ることは損だということで、カセイダード王国の製品やマンガや小説ゲーム盤などの創作物が売れることになりました。


 広告を出すよりも1000倍以上の効果があると絶賛されました。


カセイダード国王

「売りたいの? まず買えば?」


というカセイダード国王のポスターがSNSに公開されました。


 カードサイズに印刷されたラミネート加工品を欲しいという国民が増えたため、国が配布することになりました。


 すべての商いが良い方向に大回転して高速回転しました。


「ここまでで質問は?」

 と、オルアは尋ねた。


「カセイダード国王って、ここまで読んでいたの?」

 と、アリムは驚いた様子で尋ねた。


(かね)(あい)同身(どうしん)(※)を具現化したような御方です」

 と、オルアは答えた。

「(※)お金と愛が同じ身体(人物)に宿(やど)らないと意味がない。救いがない。ネットゲームと同じように、札束での殴り合いが最終勝負になるから、稼いで【利益(りえき)】を出さないとダメなの。売り上げ! 売り上げ! と(さわ)ぐひとは、(さん)(りゅう)()(りゅう)。将来の利益を考えることが、経営者(けいえいしゃ)国王(こくおう)の仕事です。わたしに関することの次に大事なことだから、メモしてね」


「オルアさんが一番大事です」

 と、アリムは言った。


「ぎゅうしてあげる」

 と、オルアは言った。


 オルアは、アリムさんを()きしめた(ハグした)。



3.社会保険関係(健康保険、年金)を解決!


 ベーシックインカムを導入したことにより、財源を集める必要が無くなりました。

 ほとんどのものを王国が買い上げて配布するから、王国自体が利益をあげることになりました。


 収賄(しゅうわい)問題、わいろを受け取ることが正当化されました。

 もちろん、受け取るひとは個人ではなく、王国です。


 どこかの国の役人が言いました。

「ああ、おれはわいろを受け取った。

 そのお金で、困っている人たちに、食料や生活必需品を買って配った。

 じゃあ、聞くがな?

 これ以外の方法で、これだけの金額を集める方法があるのか?

 困っているひとたちに、困ったままでいろと言うのか?」


 役人をサンドバックにするつもりで集まったマスコミは(だま)るしかなかったそうです。


 この話を大きく参考にして、国王としてわいろを受け取り、国全体に配った。

 国民は誰も損をしていない。


 有名インフルエンサーの観覧席に座る権利や、有名作品の主演俳優や主演声優になる権利を売るようなもので、お互いに儲かっている。

 私腹を肥やしていない理想的なわいろの活用法だ。


 その結果、企業の負担も減り、長時間労働が不要になりました。


 もっとも、ほぼ国営になったので、本社が王国の大企業です。


カセイダード国王

「ピンハネさせない。 わたしの(ひとみ)(かがや)いているうちは!」


 第2弾のラミネートカードが記念品として配られました。


 健康保険の出費も減りました。

 医者に行くよりも安価で集まりやすい場所を作り出したからです。


 その結果、多くの医師が失業する!と危ぶまれましたが、他の惑星からの患者を受け入れるようにしました。

 カセイダード王国の医学は他の星よりも優れていました。


 特に、歯科医が優れていました。 健康の土台は歯と歯茎の健康であると金持ちの方々は理解していました。

 その結果、効率的に他の星の貨幣(外貨)を稼げるようになりました。


 医療関係者たちは、一時期、「カセイダード王が暗殺(あんさつ)されれば良いのに・・・」と願っていましたが、結果を見れば、改革前よりも短い勤務時間と運営費で、1.5倍くらいの利益を確保できるようになっていました。


 医師たちは、

「カセイダード王の診察をする栄誉を(たまわ)れないだろうか?」

と考え方が大きく変わりました。



4.税金を解決!


 富を再分配すること

 市場に出回るお金の量を調整すること

という

本来の目的が達成できました。


 見えない身分制度がありましたが、それを見えるように、

【クラスター制度】ができました。


 差別で苦しむ人が絶対に出るのならば、見える差別や身分制度を導入して管理する。ただし、一代限り、かつ努力で得られるものにするという方針でした。


 遺伝子レベルで、AI生成による理想的な外見をデジタルコピーできるようになったことが大きいですが、クラスター認定を受ける人材を見出し支援することが表彰されました。


 その結果、金持ちに社会貢献したという達成感を購入して頂けました。


 また、カセイダード王は、

 「市場に出回るお金の量を調整すること」を

 「市場が必要とする製品やサービスを国民に配布すること」で

実現されたのでした。


他の星からは、

 「たまたま気付いただけじゃないか、偉そうに!」

という声が上がりましたが、

真似する星から豊かに発展していきました。


 そして、【クラスター制度】が導入され、結婚相手を得るなら、クラスター認定されたカセイダード星人が理想であるという流行が生まれました。


 パートナーになる権利は、

  男の人や美女: 6000万Versil(バーシル)

  男の子や女の人: 6億Versil(バーシル)

でした。


 この金額はカセイダード王国の金庫に収められるとともに、クラスターたちが必要なものに使えるように監視しました。


 そして、カセイダード王国に住むことが義務付けられ、クラスターや子をカセイダード王国から連れ出すことを禁止されました。


 パートナーに対し、経済的DV、心理的DV、身体的DVなどを犯した場合は、クラスターはカセイダード王国に保護されるとともに、他の星の人が支払ったVersil(バーシル)没収(ぼっしゅう)されました。



 人身売買ではないか?という批判がありましたが、

 ・(よめ)の実家への結納(ゆいのう)(きん)

 ・婿養子(むこようし)の実家への帯代(おびだい)

 ・結婚相談所への入会金、月会費、成婚料

などよりも良心的であるという結論に至りました。


「ここまでで質問は?」

 と、オルアは尋ねた。


「なんでも一番初めに始めるひとの価値ですね」

 と、アリムは感心したように言った。


「クラスター制度も、カセイダード王国が(はつ)です」

 と、オルアは誇らしげに言った。

「おかげで、たまたま容姿が美しいだけの美人や美男子が無価値となりました。めでたし、めでたし」


「AI生成による理想的な外見をデジタルコピーできる技術は、ほかの星にも公開したのですか?」

 と、アリムは尋ねた。


「公開しません。 人身売買を考える(やから)が出ますから」

 と、オルアはきっぱりと答えた。


「次の研修課題は、【クラスター制度】ですか?」

 と、アリムは確認した。


「そうしましょうか」

 と、オルアは頷いた。

「アリムさんには1日でも早く、クラスター認定を受けて欲しいからね」


「オルアさんは女の人のクラスターですか?」

 と、アリムは尋ねた。


「そうです。司会の人も医師の人も女の人のクラスターです」

 と、オルアは答えた。

「わたしたちの人生のパートナーになるには、末端価格で6億Versil(バーシル)必要です」


「オルアさんとわたしは一緒になれないのですか?」

 と、アリムは泣きそうな顔で言った。


「大丈夫ですよ。アリムさんはわたしに選ばれたのですから、支払いは不要です」

 と、オルアは優しく言った。

「自信を持ってくださいね」


「うれしい」

 と、アリムは喜んだ。



5.法律を解決!


 会話履歴参照権により、ずる賢いひとが他人を(おとしい)れることが、できなくなりました。


 科学ではなく、性魔力関連ですが、多くの人に理解しやすいように、1人に3個の録画録音カメラが常備されるようになりました。

 自動車に搭載する車載カメラの人間版ですね。

 防犯カメラや監視カメラではなく、観察カメラが設置されていない場所はありません。


 しかし、一般の人には、知らされていません。


 問題発言や問題行動がある人は、社会から退場することになります。


「ここまでで質問は?」

 と、オルアは尋ねた。


「わたしにも付いていますか?」

 と、アリムは不安そうに尋ねた。


「いじめの証拠が残る時代になりました」

 と、オルアは言った。


 オルアは答えようとしなかった・・・



6.価値破壊と敬意の不足を解決!


 大学は、(ほし)(りつ)カセイダード大学のみになりました。

 これにより、大学の価値が確立されました。


 名ばかりの大学や、大学の卒業資格を得るためだけに大学に行く時代は終わりました。


 また、他人の努力や成果を侮辱(ぶじょく)するものに対しては、器物損壊罪のような価値破壊罪が適用されるようになりました。


「ここまでで質問は?」

 と、オルアは尋ねた。


「オルアさんは、カセイダード大学卒業ですか?」

 と、アリムは尋ねた。


「そうです」

 と、オルアは答えた。

「もし、わたしを馬鹿にしたら、カセイダード大学に合格して、わたしと同じ以上の成績で卒業することが課せられます」


「首席卒業だったりして・・・」

 と、アリムは呟いた。


「卒業順位は非公開になりました」

 と、オルアは教えた。

白沢(しろさわ)()()様はカセイダード大学の人文系を次席で、つまり2位で卒業されました。首席1位の男性が他の星の女性に口説かれて、カセイダード本星を出ていったため、非公開にすることになったそうです」


白沢(しろさわ)()()様?」

 と、アリムは首を傾げた。


「お会いしたかったら、男の子のクラスを取るしかないよ」

 と、オルアは言った。


「オルアさんの知り合いか友人なら名前を覚えた方が良いのかなと思っただけだよ」

 と、アリムは慌てて言った。


「雲の上の人だから、私でも接点が無い御方です」

 と、オルアは静かに言った。



7.要求容姿の高レベル化と成長限界を感じる年齢の低下


 遺伝子レベルで容姿のデジタルコピーが可能になりました。


 また、正性(せいせい)知識(ちしき)(せい)魔力(まりょく)の存在から、成長限界を感じる年齢が上がりました。


 努力するひとや作品を残そうとするひとが増えています。


 多くのひとが神秘的な能力へのあこがれが有るでしょう。

 霊能力とか超能力とかヒーローやヒロインになりたいと。


 クラスター制度が出来たことにより、男の子以上の男性と美女以上の女性が性魔力という魔法のような力を使用できることが分かりました。


 クラスターになるためには、13-19歳(teenager)時期の努力が重要であり、童貞(どうてい)または処女(しょじょ)である前提条件が必須(ひっす)でした。

 そのため、性的なことへの興味はあっても、「20歳になるまでに性的経験を持つことは大損になること」が常識として知れ渡りました。


 それと同時に、

「ティーンエイジャーに手を出すな!」

という

共通認識が生まれました。

 子供に性的行為を迫ることを、奇跡的に防止できました。


 太りすぎず、痩せすぎないことが必要であるため、過食症や拒食症も減りました。


 また、男の子のクラスターになるためには、家事力が重要なため、超能力が使えるようになりたいと家事を手伝う男性が増えました。

 なぜか、女性は家事による影響はありませんでした。


 そして、筋肉が付きすぎるよりは筋肉が少ない男性の方が男の子になれる確率が高く、性魔力を使用できるようになる可能性が高まると判明しました。


 なお、おなかがポッコリでていると、クラスターにはなれません。


 「自己管理が出来ないものに価値は無し。」

です。


「アリムさんの Your TV を見ましたよ」

 と、オルアは話題を変えた。

「引き続き作品数を増やしてくださいね」


「がんばります」

 と、アリムは意気込んだ。


「今度、お腹見せてくださいね」

 と、オルアは言った。

「触って確かめさせてください」


「どきどき」

 と、アリムは胸を高鳴らせた。

 おへそ回り 74cmだけど、筋肉が無い・・・と、アリムは心の中で焦った。



8.婚姻制度の廃止と、交配届けと財産関係届け


 ベーシックインカムを導入したことにより、以下の改善ができました。

・相手の生活を自分と同程度に保障する婚姻費用が不要になりました。

・できた子供については、国による遺伝子検査が強制実施され、自分の子供か浮気相手との子供かどうかが国により判定されるようになりました。

・交配届けにより、両性の同意により子供を作ろうとしているのか? 強制か?を判定できるようになりました。

(旧制度の婚姻制度は、性犯罪でないことを立証する補助証拠の効果だけでした。)

・交配届けにより、パートナーと性的に仲良くする行為をする頻度、間隔、回数などを、お互いに確認できるようになりました。

 旧制度の離婚原因である、浮気、セックスレスや性格の不一致による別離を防げるようになりました。

(一部業界から不満が出ましたが、ベーシックインカムのおかげで限定的であり、女性の隠れた貧困が目立つようになり、救われる結果となりました。


 飢え死にも無くせました。)


・子育てする家族が住む地域が隔離されたため、無慈悲な攻撃から距離を取れるようになりました。

・子供を作っても大丈夫という安心感が広がり、出生数も増えました。

・交配届けにより、性的(せいてき)嗜好(しこう)を細かく届けることになったため、モラハラ、DV(家庭内暴力)となるかどうかの基準も明確に確認しあえるようになりました。


・財産関係届けにより、パートナーであっても財布は別という考え方が主流になりました。

 財産目当ての結婚や配偶者の両親の扶養、借金の肩代わりのリスクが減りました。

・子供は基本的にカセイダード王国の所有物であり、王国から貸与されている扱いとなりました。


 不満は多くでましたが、ネグレクト(育児放棄)と相手の連れ子だからと退場させられる子供を王国が引き取りやすくなりました。

 子供は親の所有物と考える両親も、王国と争う度胸はなかったようです。


・パートナーが同性であれ、異性であれ、同様に扱われるため、財産分与や相続の不明瞭化が解消されて、他の星からの移住が増えました。

・ただし、血統主義であるため、なにも持たない移民を受け入れることはなく、移民入国試験が課されました。


 不合格者は無慈悲に送り返されるとともに、送還費用が請求されました。

(注) カセイダード王国の軍事力が高かったため、拒否する星はありませんでした。


「アリムさんは、移民入国試験を実施する前に、受け入れる価値があると判定されたため、『書類審査通過』ではなく『移民お願いします』という通知が届いたはずです」

 と、オルアは告げた。


「わたしのなにを評価してくれたの?」

 と、アリムは尋ねた。


「Your TV 動画、ブログ、SNS などの書き込み、合格した検定や資格、大学の卒業成績、WEB閲覧履歴、通信販売サイトの購入履歴ですね」

 と、オルアは答えた。


「登録者が少なくても良かったの?」

 と、アリムは不思議そうに言った。


「作品の内容や声、話し方、言葉の選び方などから、人柄が見えてきますからね」

 と、オルアは微笑んだ。


「ブログ記事も見たの?」

 と、アリムは顔を赤らめた。


「もちろんです」

 と、オルアは即答した。


「ハート印のWEB閲覧もですか?」

 と、アリムは更に尋ねた。


「にっこり」

 と、オルアは無言で微笑んだ。


「恥ずかしいです」

 と、アリムは恥じ入った。


「たとえ報われなくても、努力するひとは素敵です」

 と、オルアは優しく言った。





「オルア、アリムさんのベーシックインカム理解度テストの結果は?」

 と、司会の中路真々美は尋ねた。


「83点です」

 と、オルアは報告した。

「ストーリーを覚えることは得意そうですが、年代別に並べたり、何年何月何日に成立したかを覚えたりすることが苦手ですね」


「それでも、一次試験合格者の合格平均68点より良い点数ですから、上等ですね」

 と、医師の白石冬香は評価した。


「わたしの誕生日は覚えてもらいますけどね」

 と、オルアは付け加えた。

「アリムさんとわたしたちの誕生日は8月3日に変更ですね」


 中路真々美と白石冬香は、冷や汗をかいた。

『その問題は忘れたかった』

 と、二人は心の中で叫んだ。


お読みいただき、ありがとうございます。 作者のサアロフィアです。


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