表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

予感

サァと風に揺れるカーテンに、キラキラと反射する光。


その光が眩しくて目を細めた僕は、質問した時リーシャおばさんが、驚き目を丸めたことに気づかなかった。



「…ねぇ、レーヴ。レーヴはもしかして、勇者になりたいの?」



恐る恐ると僕に訊ねるリーシャおばさんは、困惑した顔を浮かべてる。


そんな顔を真っ直ぐ見つめながら、僕は口を開く。



「はい、僕は勇者になりたいんです。だから良ければ教えて欲しいな〜。なんて、あははっ。」



頬を掻きながら言う僕に驚き、目を丸くしている。するとリーシャおばさんは、ふぅと息を吐くと、立ち上がった。



「…では、その質問の答えは、神父様に聞きましょう。着いてきてくださいね。」



扉まで歩いていく、背中を慌てて追いかけ僕も部屋をでた。








___長い廊下を歩き、ただ黙って目の前の背中を追いかける。


何か聞いてはいけない事だったんだうかと、通り過ぎる窓を見ながらふと外を見ると、この教会のシスターと村の子ども達が楽しそうに遊んでいた。


水魔法なのか水遊びをするシスター達から視線を外す。


"今はこんなにも平和なんだよな…。悔しいけどあの勇者のおかげかな"


そう思いながら、自問自答としているうちに、神父様の部屋の前まで来た。



コンコンコン



「神父様。シスターリーシャです。レーヴの件でお話がございます。」



そう言ったリーシャおばさんと神父様の部屋の扉をキョロキョロと見ていると、"どうぞ"と神父様の声が聞こえた。


失礼します、と入ってく姿に続き、僕も失礼しますと部屋へと足を踏み入れた。










何かが変わるようなそんな期待と予感を胸に…。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ