第1話
時間を操れれば。誰でもそんなことを考えたことがあると思います。
この作品ではそんな考えが現実として起きたとある高校生の無双生活を書いていきたいと思います。
中には、自分がボロボロになってギリギリのとこで敵を倒すことを妄想する方もいらっしゃれば、圧倒的力でねじ伏せることを妄想する方もいらっしゃると思います。
その2種類を両方混ぜ込んだこの作品をどうぞ最後までお楽しみください。(^^)/
俺、椿叶人は普通の高校生だ。そう、ごくごく普通の。
男子高校生なら、地球滅亡の時に自分が活躍して、世界を救う。なんてことを妄想したことがあるだろう。俺もその中の一人で今まさに授業中に瞼の裏でその情景を浮かばせている。
世の中、マジックやらUFOやら、この世界では起こりうることのない現象を人を騙すことで信じさせている。
超能力とかが本当にあったら、みんな習得するっての。
そう思いつつ妄想では、今ちょうど地球を救い終えて、世界の人々に感謝されているとこだった。
異世界転移、この言葉には心を踊らさせる。アニメや漫画には数多くの異世界転移ものがあり、不思議と似たようなものはあっても同じものはない。
そして転移の種類もさまざまなものだから、いつか俺にもそんな展開があるんじゃないかと期待をしてしまうのだ。
でも、どれだけ期待をしようとも最後は、そんなことは絶対にありえない、で完結する。それはなぜか、理由は簡単なことだ。架空の世界のお話なのだから。
実際いきなり転移しても、混乱してなんの役にもたてないし、不安で押しつぶされてしまうのは分かりきったことだ。
だから自分の思い通りの世界を妄想して、敵を倒し、世界を救ったその刹那だけ優越感に浸る。
キーンコーンカーンコーン
「はい、今日の授業はここまで、すぐにホームルームだから片付けたら始めるぞ」
チャイムの音と担任の声で今日の授業が全て終わったことを知らされた。こんななんてことない学校生活に妄想の世界のような刺激がほしい。
そう願う俺は今、理解することのできない状況に混乱していた。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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今回は1000文字にも満たない文字数でしたが、次回からは2000〜3000文字程度で投稿していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
誤字脱字がありましたら申し訳ありません。(-_-;)