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青闇の森  作者: 星歌-Seika-
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青闇の森

《第0章〜プロローグ〜》

皆様ようこそ、魔法たちの集う"青闇の森"へ。それでは私が皆様を森へご案内致しましょう。さぁどうぞ、足元にはお気をつけて___。


《第1章〜出会い〜》

今は人間界で言うところの夏休み。青闇の森には人間の観光客が殺到していた。

「わぁ、凄い…。ほんとに魔女がいる!生で見たの初めて!」

私(伊佐山美穂)は親友と一緒に青闇の森を訪れていた。

「美穂ちゃん、美穂ちゃん。あっちで魔法のホウキの貸し出しをやってたよ!私たちも借りようよ〜」

この子が小学生の頃からの親友、草摩椿。とっても元気で一緒にいるだけで笑顔になれちゃうんだ。

「えっ、ほんと?じゃあ、折角来たんだし借りてみよっか!」

私たちはホウキを借り、早速飛んでみよう!と、ホウキに跨った…のだが。

ジャンプしてみたり助走をつけたりと色々してみたものの、一向に飛び出す気配がなかった。

人間の私たちには無理やっぱりか、とホウキを返却しに行こうとした時、頭上から聞き覚えのない声が降ってきた。

「あーあー、そんなんじゃ飛べないわよ。ニンゲンのお二人さんっ」

驚いて声のした方に目をやると金髪に美しく澄んだ青い瞳の女の子の姿があった。

「あ、あなたは誰…?」

私がおずおずと尋ねると彼女はハッとした表情になった。恥ずかしそうにホウキから降り、私たちと同じ目線になる。

「ごめんなさい、自己紹介も無しにいきなり話し掛けたりして…」

彼女はうっかり…と言った表情で少し赤らんだ頬をかいた。

「初めまして、私はLily Taylor。見ての通り魔女よ。気軽にリリーと呼んで!」

彼女の笑顔の可愛さとあまりの元気の良さに圧倒される。

「初めましてリリー!私は美穂で、こっちは椿よ。仲良くしてくれたら嬉しいな!」

「みほにつばき!2人ともとっても素敵なお名前ね!此方こそ仲良くしてね!」

こうして私たちに、初めての魔女の友達ができたのだった。

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