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7話 東西南北〜東戦前半〜

ここから2話零視点です。

時は戻り、紀良サイドの戦闘開始時と同時期。


「そろそろ俺の攻撃範囲に入るけど、もう始めるの?」

刀戦が先陣を切ることはここ東では決めていたので自由に始めてもらってよかった。

なぜなら刀戦が1人で敵を倒せれば良し。もし難しいようなら違う人が戦闘を行うと言う

シンプルな作戦があるからだ。


この作戦は音符のEXスキル《音色》で決めていた。

刀戦が勝てないような敵が現れたら別の人が戦闘を行う

それでも倒せないと感じたら東サイド全員で挑む。


俺がもし《輝国エレス》の人間でも他国の者でもまずは敵の情報を得るまで行動は起こさない。

エレスの兵が行動を起こすのは正直しょうがない。国王であるヤハウェ・12神の女神が討たれた以上

その賊たちを逃すことは許されないと言ったところだろう。

そして敵は俺たちのEXスキルを把握していない。それは12神の発言からわかる。



こちらに転移させられ、EXスキルを与えられた際に「私はあなたたちがどのようなEXスキルを得たのか

知ることができません。与えることはできますが、そのEXスキルはその方の魂と共通性があるものに

なると言われています。その力を駆使してこの世界を長い間、牛耳る《魔国ゼレム》の破壊及び、魔王の討伐

をお願いしたいのです。その目的が達成された暁にはあなた方を元の世界に戻して差し上げます。」

というヤハウェの上から目線のものだった。

この発言から俺たちのEXスキルの把握は出来ないこと、魔国ゼレムが悪と言うこと、輝国エレスですら

倒すことができないと言う実力の魔王がいることがわかった。


そんな奴らを2日で倒した上にこの国に召喚された俺たちはヤハウェよりも強い化け物と言った

認識がされているだろう。


12神が俺たちが城から出ていく際に「気楽に頑張れ」「死ぬなよ〜」と言われ舐められていた。

きっと不可能と考えられていたと思う。魔王を倒すための修行の時に俺たちのEXスキルを把握

するつもりだったのかもしれない。けれど龍ちゃんの指示で本郷の《精神回路》で一旦会議をしよう

と言うことで響子ちゃんの《無空間》で修行をして香奈の《時間旅行》にてその修行を始める前に

戻るときめた。なぜ戻るかは長い間存在が消えていたEXスキル持ちがいきなり現れたら怪しまれる上、

ヤハウェたちに謀反を企てているなど思われたら面倒だからだ。


香奈ちゃんの《時間旅行》の力は対象の時間を好きな時に戻せる力。

ちなみに未来にはいけない。この力を知った時、転移させられる前に戻ろうとしたが

EXスキルを発現した時までしか戻れなかった。選んだ対象の魂が過去に戻るため

修行した分の5年間の知識、精度全てが1日目の《無空間》に入ったとこに戻り

そこから魔王を討ちに行ったと言うことだ。〜〜〜〜〜〜


「殺意が凄いね、これは油断をしたら喰われかねないな」

今後のことを考えると未知のEXスキルは大きな切り札になる

もし他国が見ていなくても生き残りがいた場合他国に情報が出てしまう。

情報が戦では重要なものだ。そのため刀戦1人で終わらせることがベスト。」


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