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6話 東西南北〜南戦後半〜

南戦後半です。

「よしいくか!」

俺はEXスキルを発動すべく行動を開始する。


「俺がEXスキルの発動を始めたら空に飛んでいる敵を全て地面に落として欲しい。

 望、俺だけじゃなく《完攻》で風と雷のサポートも頼む。」


「「「了解!!!」」」

風と雷は双子でそっくりで仲が良い姉妹だ。

顔がそっくりすぎて見分けるには髪につけている髪飾りでわかる。

風は髪に緑色のリボン・雷は髪に黄色のリボンをつけているのでそれで判断する。


俺のEXスキルは地に足が付いていないと発動しないため敵を落とす必要がある。

俺のEXスキルをかわすために何かしようとしても《完攻》で必ず当たるようにする。この連携は

まさしく必殺技と言える。と言うか望と組めば攻撃型のEXスキル持ちなら全て必殺技になる。


だが問題は俺のEXスキルで敵の将を倒せるかどうかだな。


『楽、今良いか?』


『はいはい何〜どこかに飛びたいの?』

さすがに察しがいいな。


『俺を敵の中心地に飛ばして欲しい。』


『死にたいの紀良っち』


『そんなわけないだろ。他の支援を考えたら即座に始末のほうが良い』


『冗談だよ、気をつけてよ〜』

相変わらず軽いな〜俺も人のことを言えないが、、


やはり戦闘面で本郷の《精神回路》での通信、五感共有。楽の《配置》で撤退も奇襲も可能

極め付けは目橈の《俯瞰》での戦場把握この連携はとてつもなく強い。


目を開けると敵人のど真ん中にいた。そんな俺を見て敵は焦るがさすがに王都にいる兵士。

すぐに落ち着きを取り戻した。

「貴様らが、ヤハウェ様を討ち、12神様も、よくもよくも、、、」

殺意と恨みのボルテージが最大限に高まることを感じる。

昔を思い出してしまうから早く終わらせるか。


「悪いがこちらも故郷を奪われ、家族や知人全て奪われた。この世界にいる貴様らには報いを

 受けてもらおう。EXスキル《八大地獄》」


俺はEXスキルを発動した。

発動と同時に地面に暗い影が広がり地に足付けている者を一瞬にして消した。

その数約6,000万人

「第一獄門、開門!」

さあ、結果はどうだろうか。

このEXスキルを受けたことがあるのは龍だけだ。無空間での修行の際に死んでもEXスキルで

生き返れることが発覚したからみんながなんとかしてくれると信じて俺のEXスキルに飛び込んだ。

結果は四大獄門を突破した時にギブアップした。このスキルは俺が解除するか、入ったものが死ぬか

八大地獄をクリアすることだ。1人で四つも突破できるのなら数揃えれば突破されてしまうと考えていた。


結論約6,000万人の死体が30秒もかからず死体となって地面に戻って来た。

第二獄門にすら立ち入ることもできないのか。それほどまでにEXスキルは強力なのかと感心した。

あれ、なら無傷で第四獄門まで言った龍ちゃんどれほど強いんだよ。

まあ、今考えることではないか。


「おーいキラリン全ての敵を落としたよ!後は任せた!」

風が《精神回路》にて伝えてくれた。

「風雷コンビは本当に強いな3,000万人を初手で打ち倒し、さらに1,000万人の空飛ぶ兵を撃ち落とした

 恐れ入った!」


「私たちより凄い数倒したキラリンが言うとただの嫌味に聞こえるんだけど。」

「そうだ!そうだ!風姉の言うとおり!嫌味だな〜キラリン」

風雷が怒ってしまった。本心なのにな〜


「本心だよ。風・雷・望・芹みんながいてくれて助かったよ。俺だけでは空飛ぶ奴らには

 無力だから本当にありがとう。」


なんか照れていた。


「後の処理は任せて、第一獄門開門!」

目の前の敵を全て片付けた。



「よし、塔に戻るぞ〜他の方面はもう終わってるかもしれないけどまだなら援護に行かないとね。」

『そうね〜雷ちゃん。ぽんちゃん・らっくん・もっちゃんお願いしま〜す』

相変わらず緩い2人を見て落ち着きながら塔に戻る。


ちなみに

ぽんちゃんは本郷・らっくんは楽・もっちゃんは目橈だ。この呼び方は割と女子の間では使われている。

と言うことで塔に3人のスキルで戻った。


「え、おいおいおいおいおい俺は!まじで何にもしてないんですけど!存在感ゼロだったんですけど!

 みんなが活躍してたのをただ見てただけなんだけど!」

プンスカしているのは葉世だ。


「本当に葉ちゃん何してたの?」

「ていうかいたの?」

風雷姉妹は配慮と言うものがないのか。

俺も同じこと考えてたから子持ちはわかる。


「2人とももうやめてあげろ葉世も何かしようとしてたんだぞ、、フフッ」


「おい紀良笑ったな!くそ〜俺が活躍するところを見せてやる!龍ちゃんと楓ちゃんのところは

 さすがにまだ戦闘終わってないはずだ。援護に向かうぜ」


「その必要はないぜ葉世ちゃん。もう終わったから。」

そこにはすでに龍と楓がいた。


「俺たちのところより敵の数が少なくても幾ら何でも早すぎる。」


「残念〜俺には楓お嬢がついてるから一瞬でした〜おバカさ〜ん」


「てめこのやろう〜〜」


「ま、俺も大した活躍してないから気持ちは凄いわかる」


「お前もかい!」


「まあとにかくみんな無事でよかったよ。さすがに紀良っちがいるからな」

龍ちゃんはどんだけ俺を信用してるんだよ、嬉しいけど。


「キラリンだけじゃなく私たち風雷姉妹と攻守の女神こと芹とのぞみんがいたからだよ。」

「そうそう雷ちゃんの言うとおり!」


「あははわかってるよ。みんな凄すぎて俺の焦る癖を上げたいくらいだよ。」


「「「「いらないわ!」」」」

4人がツッコミを入れた。


「え〜俺は、」

と葉世が静かに呟いた。

「あ、西・南が終わったのなら後、零の東と蒼士の北があるじゃん!援護に行ってくる」


南方面の戦闘は6分で終了した。

総数約1億人死亡


次回から零が率いる東の話です。

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