一章 異世界転移者だが人権はあるよな?
第一話です。まだ主人公は出てきてません。
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「急報!魔王軍が壊滅、そのまま魔国ゼレムを崩壊させた模様!」
緊迫した空気の中、連絡兵の声が室内に響いた。
「まさか異世界に30人の若い者をまとめて召喚し、わずか2日で約500年以上無敗で最強の国《魔国ゼレム》を
崩壊させるとは恐るべき力だな。」1
「それも我が国の民の命2000万で済むとは良いことだ。」2
「もし転移者が死のうとも民の命を生贄に異界から召喚させれば良いだけのこと。」3
そう話すのは《輝国エレス》の幹部の12神の天使たちだ。
「ゼレムには我が国の国王であり、大天使ヤハウェ様に対抗できる魔王や大幹部たちも倒したのか?」4
「はい、左様でございます。」
「1日目は泣いたり、騒いでいた奴らがここまで大義を果たすとはな、正直時間稼ぎをしているだけで
十分なのにね」5
「問題はここからだよ。あいつらには魔王が支配するゼレムの破壊、魔王及びそこに生きている全ての
生命を蹂躙できたら元の世界、地球に返してやるって話だろ?けどもうあの世界壊しちゃったじゃん」6
「だってEXスキルまで持っているんだから、そのまま地球に返したら危ないじゃん?スキルは一度獲得
したら死ぬまで残るだろ?しかもEXスキルなんてただのスキルと違って体だけでなく魂に宿るから
地球に戻る際に体をいじっても消えないし、危険因子を戻すのは危険だ。」5
「めんどくさいけど全員殺そう。」7
「だな、本来EXスキルは私たちヤハウェ様に選ばれ、与えられる物だし、あんなガキどもに持たせるのは
ムカつくしね〜」8
「あの30人全員がEXスキル持ちゆえ12神が動くしかないな。最悪ヤハウェ様にもお手を患ってもらうしか
ないな。同時に挑んでは魔王を倒した奴らだ、12神は大幹部と同じぐらいの実力で魔王に挑んでも勝てな
いまでも時間稼ぎはできる力はある。個別に慎重に殺せば良いだろう。」9
「おい、連絡兵!30人の詳しいスキルの説明をしろ。」10
「貴様らのせいでこんな世界に召喚しておいて危険という理由で俺たちを殺すのか、
ならあんたら天使に従う必要はないな」
連絡兵がそう答えるとローブを脱ぎ姿を見せた。
その瞬間扉が蹴破られる音がした。
12神は扉を見た、その刹那、天使の後ろに12人の生徒が刀を持って立っていた。
それに加え15人の生徒もそのさらに広く陣取った。
「へえ〜やるじゃんこれもEXスキルの恩恵かな?けどさ、この世界に召喚されてわずか2日で何100年
も使ってきた私たちに勝てると思っているの?」11
「いや、実世界ではたったの2日だろうが、俺たちは香奈のEXスキルによって10年ほど修行した。
貴様らの希望通り魔王を倒し誰一人かけることなく元の世界に帰るために!」
そう答えるのはクラスの委員長の龍之助だ。
「会話が他の生徒に伝わっているのは龍之助くんの力かな?」5
「天使なんだろわかるだろ」
「いや、普通のスキルならエレスの者は全員ができるがEXスキルはわからないよ。まあEXスキルを
把握するEXスキルがあるなら別だけどな、だろ1番!」5
「EXスキルが使えない、だと、、、、貴様らの力か!」1
「勘違いするな。そんなEXスキルはない。ていうかわかるだろ?EXスキルが使えないこと・
俺たち30人は個人でも魔王より強いということは貴様らの神よりも格が何段階の違うということを。」
そう言う龍之助の後ろから首から上のみになった美しい顔つきの凍った頭部を持った2人の生徒が現れた。
「多分俺1人でも十分だぜ?こいつ弱すぎだろ」
「私のEXスキルのおかげでしょ!調子に乗らないの」
そう話しながら入ってきたのは蒼士と羽だ
「すまない2人に大変な思いをさせて。天使の処理をしてから援護に向かうつもりがもう
終わっていたとは。」
「待て、ヤハウェ様が亡くなったのになぜ貴様らはEXスキルが使えるんだ」1
「簡単なことだ、俺のEXスキルを使ったからだよ、もういいだろ。」
「ならばスキルで貴様らを殺す!」12
「無駄だよ、EXスキルで封印している。」
「貴様らには恨みしかないが悪人のおかげだ後腐れなく殺せるよ。」
「俺たちに戻る世界はない、ならばこの世界を支配し最初から作り直す!
最強の国家も倒し、召喚主の処理も済んだ。次は俺たち30人の都合が良く、素晴らしい国を作る!」
宣言したことを最後に12神の処理を終えた。
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