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自然の中で

穏やかな日々です。こんな、何も起こらない日々が続くことが好きです・・・

  「雨の日の想い」


電線を鳴らすほどに風が強くなり

ザッと降り注ぐ雨の中

植込みの根方を歩むシジュウカラ

右へ、左へ、歩み続ける


ふと気が付くと近くにスズメが歩いてる?

よくよく見れば頭頂部に立ち毛があるか?

パッと飛び立ち、蒼穹に昇り

盛大に啼き始めるのだろうか


ヒバリも人目につくところを

出歩くことがあるのか

などと考えていると

風に吹かれて転げる落ち葉までが

小鳥に見えてくる


雨はひとしきり降り続き

地面を濡らし

小鳥たちの羽を濡らし

私の心も濡らす


挿絵(By みてみん)


雨の日

ことさらに何をするでもなく

ただボンヤリと時を過ごすことが

心地よいなどと

何時から思うようになった?


考えてみれば雨の音は

私の周りのすべての音を消し

心の中で渦巻く雑音を消し

今も耳の奥でシンシンと鳴り続ける

耳鳴りのような静寂を紛らわせ

目をつぶっても逃れられない

眩暈を忘れさせてくれるのか


きょうはこのまま

仕事にならないだろうし・・・

ぼんやり

ぼんやりと

時を過ごそう




  「風の詩」


山を越えて、谷を辿り

川の流れのように押し寄せる


いつもなら浮かんでも来ない過去が

ピクリと頭をもたげようとしている


花の季節を迎え、緑の季節を歩み

そして生命が満ち、歌い、踊る


その中にあって、風を感じ

雨を待ち、陽を愉しみ、草いきれに震える


山裾から峠に向かう道すがら

綿毛をいっぱいに膨らませた草穂や

空の彼方より舞い降りる歌声や

谷や山々に響く呼び声に

我を忘れるほどに溶け込んでゆく


挿絵(By みてみん)


青い風が吹き渡る

緑の風が舞い踊る


流れる風に乗って散っていく

綿毛のように

私の心の塊が吹き崩れて

見渡す限りの山や野へ

ちりじりに

ちりじりに飛び去って

限りなく軽くなってしまえば

きっと

明日には

きっと

幸せな気持ちになれるのだろう

きっと・・・




  「静かなひと時の中で」


さっきまでの青い空が

気の付かないうちに

雨が降って来そうになってる

もう南の島は梅雨に入ったとか


挿絵(By みてみん)


いよいよに緑濃い並木や

様々な顔をした木々の

立ち並ぶ山々に

抑えても、抑えても

笑い声が出そうになる


真新しい薄紅の葉や

しなやかにも、弱弱しくも見える新緑も

黄色に近い、新芽のような葉にも

雲間から差しこむ陽の光は

眩暈を感じるほどの輝きを与える


昨夜からの雨の後

道端にできた水溜まりも

その周囲の濡れた歩道も

雨模様の空の下

静かに渡る風の波紋を映している


挿絵(By みてみん)


訪れて、吹きすぎる風に

アゲハチョウはツツジの花に舞い踊る

衣擦れのような木の葉のざわめき・・・

流れる時

流れる未来への期待


そんな、こんな

ふやけたような想いを抱いて

外を眺めていても、いいだろ?




  「散歩」


朝の澄んだ空気の中

木立に囲まれたこの辺りは

鳥たちや、虫たちが溢れている


静寂の中、木々の枝のトンネルをくぐり

落ち葉の小径をゆっくり歩いていくと

そこ、ここに見られる、名も知らぬ小さな花や

草ぐさの息吹が満ちている


挿絵(By みてみん)


今、一つの生き物として

生命の中で安堵する


願わくば、この幸せがいつまでも続くことを・・・




  「緑の風」


風、吹き渡る

若葉の萌える木々の上


風、吹き渡る

若葉繁る野原の上を


挿絵(By みてみん)


風、吹き渡る

小魚泳ぐ川の上


風、吹き渡る

猫、外見やる窓の下


風、吹き渡る

緑濃い木々のさなかの君がそば

たぶんですが、あと三回更新したら一区切りになりますか。とうとう、現実の時間に追いつくというわけですね。そのあと、どーしましょうかね?

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