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秋は彼へ

作者: saki

日々無意味に感じる。この空虚感は青春時代特有のものなのか。

朝起きて、学校へ行き、バイトをして、疲れて帰って寝るの繰り返し。

友達といるのも楽しい。でも友達と遊んでいても通しても意識が別のところへ行ってしまう。今この場では無いところへ。

ただただ虚しいばかり。


彼は頑張っているだろうか?。

彼はよく勉強をする。勉強は好きじゃ無いんだ、と彼は言ったけど彼はひたすら勉強をしていた。

頭が良かった。物事を客観的に捉え、常識を持って進んでいった。

頭が悪く、物事を主観的にしか見れないわたしとは大違いだった。

そんなわたしを彼は置いて行ってしまった。

悲しかった。

彼と出会った日、去った日全てが秋。

彼はわたしが秋生まれだと知っていただろうか。

わたしは彼のことを知らなかった。知らな過ぎた。

そして彼は表面的には興味を持ったつもりでいて、まったくわたしになんで興味がなかった。


彼に全てを捧げた、時間、気持ち、関心、興味、わたしが持っている五感も全て。でも捧げ過ぎた、わたしの手元には気づけば何も残らなかった

それでも彼が去ってからも特別生活は変わらなかった。

しかしあんなにも全てが美しく見えていたのに、まったく関心がなくなった。

日々は無情に続いたが。ただ日が落ちて登ってを繰り返すだけのものになっていた。


また目を閉じれば日が昇っている。

そしてまた無意味な1日が始まる。

彼は頑張っているだろうか。きっと頑張っている。

彼がいなくなった日常でわたしも頑張ろうと思う

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