3. 白い恋人……ならばよかったのに目の前にいるのは元プロレスラー
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読んでくれたすべての人に、ありがとう。
白い北○晶が俺に声をかける。
「ああ、あんたがケイちゃん?どんちゃんのこと蹴り飛ばしたんだってねぇ、アッハッハ!」
やはり見た目通りの人物(?)なのだろうか。ごついし、油断したらパクーされるのか?
「あらあら、そんなに警戒しなくてもいいじゃないの!端くれとはいえ神様をぶっ飛ばした男に興味があるだけよ。別に取って食おうってわけじゃないわ」
しろいお嬢はにやにやしながら俺のことを上から下までなめるように視線を這わす。
ナニコレ男女逆じゃねぇのか?もっとか弱い女性が現れて俺がじっくり、たっぷり、ねっとりと視線を這わせるのが正しい展開じゃないのか?
「あらごめんね。ここのところさっきのどんちゃんを相手にしても『へー』とか『そうなんスか』で済ますあっさりした男ばかりでしげきがなかったからね。あんたみたいないい男は久しぶりだよ!うれしいねぇ!」
おいおい、こんな女に気に入られたって『ヤベェ!』って感想しか湧かないよ。
いろんな意味で食べられてしまう未来ばっかり見えてくるよ俺にどうしろっていうんだよ逆にこいつを襲って食べてしまえばいいのかいやそれは駄目だこんなのに付きまとわれたらうっとうしいことこの上ないし初見でこんなのに行ったなんてなったら末代までの恥だよあれそういえば俺子供いなかったから俺で末代か。
はたから見れば緊張とか状況についていけなくて硬直しているように見えたのだろう。
「そういえば自己紹介と今後の流れを離さなきゃいけなかったわ。私はアキコ。黄泉路の水先案内人ってやつかしら?」
とりあえず話を進めよう。
「水先案内人?俺は生まれも育ちも内陸県だからどうにもその言葉がぴんと来ないんだけど」
「そういえばそうよね、ガイドみたいなものよ」
「なるほど。で、俺はこれからどうなっちゃうの?」
「これから私が案内するのは今あなたがいる宇宙とこの宇宙の外にある平行宇宙の境界までなんだ。そこで境界神からあなたに通告と引継ぎがあって、さらにそこからむこうの水先案内人があなたの転生先まで案内する。ってながれになってるわけ。わかった?」
「へえ、じゃあその境界神とやらがいるところまでどれくらいかかんの?」
「地球時間でいうとざっと49日かな。でもこっちは体感時間の流れが違うからすぐに着くわよ」
うへぇ、ジジイみたく話が通じないわけじゃないけど、どうにも脳筋臭がする女と49日間も一緒かよ。
俺は考えることをあきらめてとりあえず歩き始めることにした。
さあ、おっさん改め圭ちゃんにはどんな黄泉路道中が待ち構えているのでしょうか?
作者にもよくわかりません(><)