各種設定
今更だけど設定あれこれ。
本編が進めば追加もしていく予定。
主要登場人物(本編が進むごとに追加予定)
サラ・レイナス
年齢:24
特技:料理
気が付いたら異世界を経験してしまった運のない人。
日本にいた頃はごく普通のOL社会人だった。
事務職だったためこれというスキルも特になし。
日本人であり年齢、家族構成などは覚えているのだが綺麗さっぱり自分の名前は思い出せない。
時間経過と共に薄れていく記憶に焦り、記録を残すことで留めようとするもそもそもそれが何を示すのかさえわからなくなるためそれは早々に諦めた。
早く戻らねばと焦るがそもそもなぜ異世界にいるのかわからないため戻る方法は不明のまま。
まずは生きていくためにサラ・レイナスという人間の知識で生きていくこととなる。
とりあえず知識、言葉、一般常識などは持ち合わせていたため日常生活には苦労だけはせずに済んでいた。
このまま日常生活はづおにかなるから帰る方法を探さねば、と思っていた所店を訪れたカインとルーイに半ば強制的に魔王討伐の旅に連行される羽目になった。
簡単な精霊魔法、回復魔法などは使えるが魔力量、センス共にごくごく一般的。
同じく一般的人間として魔術は使えない。
カイン・サイラス
年齢:27
特技:剣術・俺様思考
クラン連邦所属アルスレート王国近衛騎士。
金髪碧眼と見た目は普通を通り越して良い…のだが、それをすべて否定するかのごとく性格に難がある。
若いため立場としては近衛騎士でしかなかったが剣技に関しては騎士団でも一目置かれており将来の騎士団長候補とまで言われていた。
唯一の難点はその性格にあり、騎士団長になるには、と言う話は有名。
理由は言うまでもなく俺様思考であり、人に命令するのは違和感なさそうだがそもそも騎士としてどうなんだ。
一般騎士ならさておきあれがアルスレートの騎士代表なんて思われては困るというある意味至極当然のものだった。
それでも騎士団にいた頃はまだ騎士と言う立場上自制していたが国王命令で青藍への魔王討伐の旅に出る事でその自制もなくなった。
魔力量に関してはルーイも一目置く、どころか真面目に勉強したら宮廷魔術師にもなれるのではと言われている。
ただし本人にそもそも法術を覚える気が無い。
サラ曰く「誰ですか、この人を勇者なんて呼んだのは!」
善人とはお世辞にも言えないのだが困ったことに悪人とも言えないというある意味厄介極まりない人間。
ルーイ・マルクト
年齢:26
特技:魔術
クラン連邦所属アルスレート王国宮廷魔術師見習い
鳶色の髪に同系色の瞳で常に穏やかに笑っている一部天然が入った性格の持ち主。
魔術の腕に関しては魔力量、センス共に歴代でも類を見ないほど優秀と言われ人間では扱える者はそういないといわれる魔術も使いこなす。
実力では既に十分宮廷魔術師レベルなのだが「めんどくさいなー」と言う理由で宮廷魔術師である叔父の弟子と言うことにしている。
そもそも見習いとは言え宮廷魔術師になったのさえカインと幼馴染で彼が騎士団に所属すると言いだしたからにすぎない。
カインへ青藍への旅が命じられた際に自ら動向を申し出た。立場はともかく実力は知られていたためすんなりと認められた。
理由はカインが心配だからというのが7割、これで面倒な宮廷からとんずらできるという思考が3割。
サラ曰く「錯覚って素敵ですね」
時折いつも通りの笑顔で酷い事を言ったりしているのだが、なにせ隣にいるのがカインなため彼に比べれば大概マシに思えてしまうと言う。
しかも気のせいではなく大抵の場合カインが口を開くよりマシな事が多いのは事実だったりしてしまう。
そのため多くの人間は錯覚に陥り気付かないか突っ込む事ができない。
主要設定各種(本編が進むごとに追加予定)
クラン連邦共和国
獣人、エルフ、ドワーフ、そして人間族とごたまぜの典型的ファンタジー世界。
国家形態としては議会制共和国による連邦国家。
その名の如く国の集合体であり、それらが議会でまとまった上で1国家となっている。
ただし普段は議会は機能しておらず各国が独自に国政を行っている。
何かあったらみんなで助け合おう。でも実際の所種族が違えばルールも基本の考え方も文化も違うしいつも協力は無理だよねと言う理由から。
連邦国家としてうまくいっているのも実際にその通りなためどこも文句は言わない。
それでも一応、年に1回は各国の状況確認も含めて議会が招集されてはいる。
年に1回招集に関しては持ちまわりで交代制、各国が臨時議会招集権を持つため臨時開催に関しては言い出しっぺの法則で提唱国が議長を務める。
国土が広いため多少の差はあれど気候は温厚な土地柄が多く、国の行き来も自由。
青藍
魔族の統治する絶対君主制国家。
ただし世襲制などではなく最も強いものが王というある意味物凄く判りやすい国。
大陸最北端の国家のため気候は厳しい。
のだが、「弱けりゃ死ね」というこれまた酷くシンプルな法にのっとり住人はさして気にしない。
魔族が主な住人なのも環境的な面が大きい。
国名というものにもさしてこだわりはないため、いつからか適当に王、あるいはその側近が国名を決めるようになっていた。
おかげで王が変わる度に国名がいちいち変わるため世間一般的に「最北の国」と呼ばれている。
法術
自分の魔力を媒介とし、呼びかけるなど他者への働きかけをもって術を発動させるものの総称。
よって明確にこれが法術と言うものはなく召還術、精霊魔法、時術などが法術に分類される。
各術が種族などの差によって得て不得手は存在し、また個人の才能によっても習得レベルや威力に差は現れる。
ただし法術としての特性としては魔術と異なり、後天的に習得が可能。
また魔力はあくまでも術の発動と制御にのみ使用されるため、先天的に術を使えない種族を除き程度の差はあれど誰でも何かしらの法術は使える素質を持つ。
魔術
法術との違いはあくまで己の魔力、精神力のみで術を発動させるということ。
そのため後天的に使用できる術を増やすことは可能だが威力等は個人の才覚によるものが大きく影響する。
ただし術の特性上、法術よりも必要とされる魔力は桁はずれに多く人間では扱える者はそういないと言うのが一般的。
正確に言うならばまともに術として発動させられるほどの威力を持つ魔力を持つ人間がそうはいない。
また魔族は魔力の扱いにたけているため威力の差はあれど大抵の者は魔術を扱える。