第1話 始まりの石
かなりの駄作です、よかったらコメントください
『エネルギー』それは人類が作り出しては消費していくものである。人類の生活においてかけがえのないものである。
近年人類は今あるエネルギー以上に使えるものはないかと試行錯誤しているこの時代に、その人類の求める最高の物が見つかった。しかしそれは人類を破滅へと進ませるきっかけとなった。
2600年、ドイツ。そこで新種の鉱石が見つかった。その名は『エメライト鉱石』。その鉱石は不気味な緑色をしていた。
その鉱石だけではただの石ころだ。自分たちの真下に転がっているのと一緒だ。しかし、それだけではなかった。
『エメライト鉱石』にはとてつもない力があった。
『エメライト鉱石』に電圧をかけると、緑色に光だし、黄緑色の光を放つ。それはかつてないほどの『エネルギー』だった。
『エメライトエネルギー』はドイツを中心にヨーロッパに広められた。ドイツではたくさん鉱石が取れ、おおくが、エネルギーの生産に使われた。
エネルギーを作るうえで、『エメライト鉱石』はなくならない。
ヨーロッパ全土ではほとんど新エネルギーでまかなわれ、いろいろな活用のされ方をした。
しかし、潤っていたのはヨーロッパだけだった。ドイツは貿易を持ちかけてきたアメリカを拒絶した。
そして、世界のヨーロッパ以外との貿易を拒絶し、『エメライト鉱石の』独占を宣言した。
そのご、ドイツは『エメライト鉱石』の兵器利用に乗り出した。
一年後、ついに兵器化に成功した。歩兵が持つ自動小銃に使われた。
世界は当然非難した。兵器利用はするなと。しかしドイツは聞かなかった。
その二年後、人体に埋め込むという、研究が始まった。
人体に『エメライト鉱石』を埋め込まれると、武器を持つとその鉱石の力を思い浮かべるだけで、専用の銃じゃなくても、撃てるようになるというものだ。
これはさすがに世界も動き出した。「人体実験をやめろー」多くの国々は声をあげた。しかしドイツは、やめるどころか、「そんなことしていない」とつき返した。
人体実験反対運動が研究所の周りで起こったが、すべて、軍によって鎮圧された。
しかし、大きな事故により、場面は急展開した。
ドカーン!
静かな周りに響き渡る大きな爆音。それは人体実験を行っているであろう研究施設からであった。
研究施設の一部からは大きな黒煙があがり、炎も見えていた。
「実験体、X-11が逃げ出しました!」
一人の研究員が叫んだ。
「なんだと!今すぐに捕らえろ!」
無数の軍隊員が走って行った。
真っ暗な闇の中、赤々と燃える研究室を背後に走る男がいた。
そのうでには、実験体たちにつけられるマークが、緑色に光っていた。
「あいつは、なかなかの適合者だったのだが・・・・」
研究員が悔しそうに空を見上げていた。
それから特大のニュースが世界に飛び込んだ。
『ドイツ、人体実験発覚!連合軍攻撃も辞さない』
研究所から逃げ出した、実験体はいのちかながら、アメリカへと亡命を果たした。
そしてすべてを話した。
それから1年後。
連合軍は戦争を開始した。
ヨーロッパ付近のドイツ連合軍とアメリカ中心の連合軍。とてつもない戦争である。
そこに、彼の姿があった。
あのひ、研究所から逃げ出した、X-11。彼の名は「ジャック」アメリカ特殊部隊隊員である。
長々と読んでいただきありがとうございました。コメントなどよろしければください。また続編も今後投稿します。