三十話
急展開です
……多分
20時に投稿するって言ったそばから過ぎてしまってすいません
7月28日のデスゲームから12月31日も過ぎ、現在は2月18日だ
約半年が過ぎ、現在の最大Lvも主人公のAKATUKIの49となった
その後も先導者、Vanの48、と新たに判明した英雄のYUUの48と続き
女戦士RISA、王道勇者Red、職人Make、女主人公Sakura、賢者Ws、ソロプレイヤーのZeroや、狂戦士Sakiなどが40後半のLvになっている
現在のYouのLvも46となっている
そして今You達、暗黒騎士団は……
「討伐したストーリーのボスも10体越えたのに、終わりが見えないなぁ~」
「はい、はい。お兄ちゃん、弱音をはかない」
「まぁ、仕方ないですよねぇ~。終わりが見えないと折れそうにもなりますよ」
と、ギルドホームで駄弁っていた
『プレイヤーの諸君聞こえるか?』
そんな時、壮年の男性の声が聞こえた
『私はこのゲームの開発担当の杉崎というものだ。現在このゲームは中からパスワードを高速で変更されていて、今回通信できたのも奇跡的にだ』
思ってもいなかった通信に暗黒騎士団のギルドメンバーも顔を上げる
『今の通信もいつまでもつかわからないので、手短に行く。まず、今回の事件はAIの《イヴ》の暴走によるものだ。開発担当として、このAIにシステムの制御を任せてしまったが為に、今回の事件を起こしてしまったことを謝ろうと思う。申し訳なかった』
開発担当者の杉崎は話を続ける
『そして、このゲームには60体のボスがいる。そして、攻略の為に倒さなければいけないボスは30体だ。その後にラスボスが一体いる。ラスボスの名前は《アダム》、AIが搭載されている唯一のモンスターだ。つまりは攻撃パターンが確立されていないことを示す』
現在討伐済みの攻略に必要だとされているボスは11体、つまりは約3分の1を過ぎたということだ
『そして最後にこのゲームには10人のゲームの中心になろう者達が得るであろうPSが設定されている、まずは中心となる【主人公】や【女主人公】、人を導く【先導者】、最前線を行く【王道勇者】、その後ろを守る【邪道勇者】、その者たちの武器を作る【職人】、人々を救う【救世主】、人々の支えとなる【英雄】、その知力で助けるだろう【賢者】あと一つは――』
誰もがその話に聞き入っていた
残る一つのPSは何か、その示すものは何か
プレイヤー全員が息を呑む
『徹夜テンションで作ってしまった【厨二病】』
その言葉で、プレイヤー全員が声を荒げたのは責めれたことではないだろう
『なぜ、この話を持ち上げたかというと、これから実装される予定だった武器を贈ろうと思う。しかし、時間もないのですべてのプレイヤーに送るのは無理だ。なので、攻略の中心となっているであろうプレイヤーのこの10人に最高レベルの武器を贈ろうと思う』
そうして、Youの元に一つのメールがくる
『救世主へ
この盾で、様々なプレイヤーを救って欲しい』
そんな簡素なメールと共に一つの盾が添付されたいた
〔イージス 盾・片手武器 オリハルコン製 ユニーク武器 譲渡不可
ゼウスやアテナが使用されたと言われる楯
鍛冶神ヘーパイストスが作ったとされ、ありとあらゆる邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持つとされている
アイジス、エイジス、エージスなどとも言われている〕
「すごいねぇ~。オリハルコン製の武器だって! しかも伝説の防具」
現在見つかっているのは5つ目の鋼までだ
そのさらに5つ上で、最上級のオリハルコン製武器だ
破格といっても変わらないだろう
しかしだ、Youの使ってる武器は指輪、片手剣
「でも、ユーさんには必要ないですよね……」
つまりは、Ryuukiが言ってることになる
「俺が使ってるのも両手武器の大盾だ、この仲間内では盾使うやついねぇな」
「そもそも譲渡不可ってなってますね」
「救世主がこんなヘンテコなスタイルだって運営も予想してなかったんだよ」
「つまりは……」
「「「「「宝の持ち腐れ?」」」」」
「おめえぇら……。ちょっとサキの性格が写ってきたか?」
元々おとなしめだったRyuukiとKanaまで普通に言っている
これではSakiの性格が写ったって言うのも納得だろう
しかし、ここはSakiではなくYouがマスターをしているギルドだ
「と言うよりはお兄ちゃんじゃない?」
「ギルメンはマスターの背中を見てるって言うしな」
「それを言うなら親ですけど、しかし、この場合はあってますね」
「私もサキさんよりユーさんの性格が写ったと思います」
「同意見ですね」
完全に言葉をなくすYou
そして、まだ杉崎の言葉は終わっていない
『ちっ、もう……づかれたか。最後に一つ言……おく。努力はするつも……だがお……らくは今後通信を取……とは不可能だろう。だが、俺た……君た……無事を……てい……』
それを最後に通信は切れた
困惑しているものも多いが攻略組のプレイヤーたちの顔は引き締まっていた
先が見えたというのも大きいだろう。しかし、全ては聞こえなかったが、無事を祈っているという言葉が何よりも励ましになったのだろう
だが、例外は付き物だ
とあるギルドホームではギルドメンバーからの口撃を受け、落ち込んでいる10人の主人公の一人がいた
しばらくはそっとしておこう……




