乞/私も案山子を

作者：青井朱鷺

二人の美人よりフライドチキン

つまみをキッチンでつまみ終わる

間食完食感触残ったままメインを料理

調理法は濃い調味料で味付けが超理想

どうしよう肉が脂の包囲網につかまり

脳にも響き渡る焼ける音

問題は音が無い事じゃない本題スカンク退治胡散臭い詩で何を思う流し読みから栞を抜く気にならない続きに頭突き吹雪で見えない前方を歩き続ける前頭葉健康に不安があるが物が書けるだけ不満は無い掴んだナイフより浮かんだRhyme普段なら気付くパンからこぼれるレーズンも踏み潰す食い尽くされる前に食い尽くすおねんねしな虚言癖あるからごめんねした豚だどこにある真実此処に殺人術があるならばそれは無神経な言葉だな苦しんでも読み返す何度でも反抗すれば良い

傷付いてその傷を舐め合う位ならいっそ憎しみに変えてしまえばいい

鬱憤を晴らす場所が無いなら此処で晴らしてしまえばいい

無差別に反応するくらいなら私が案山子に