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滅菌室

作者: 尚文産商堂

病院の中でも、ここだけは特別な部屋だ。

手野病院、その中で一番清潔にしていなければならない部屋である。

滅菌室という名札が掲げられたこの部屋に入ることが許されているのはごくわずかの職員のみ。

これは、滅菌という特に重要な行為に携わるため、その業務は最小限にするべきだろうという考えからきている。

自分は、そんな滅菌室に出入りが許されている特別な職員の一人。

要は、滅菌担当職員だ。

特別な部屋に入れるというだけでも、なにか自分が特別な地位にいるような錯覚を覚えるが、実際のところはそんなことはない。

ただ、任された仕事は、完ぺきにこなす必要がある。

そんなわけで、今日も明日も、ずっと滅菌を行って、病院を回す縁の下の力持ちに徹していく。

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