プロローグ
俺はごく普通、どこにでもいるような高校生
特に秀でた事はないしいままでとってきた順位はほぼ平均
顔面平均値も普通 モブAといわれても反論はできそうにない
学校でも目立ったことは起きないし、友人とバカみたいな話をしてるだけ
卒業したら普通の会社に入って目立つことなく生きていくんだと思っていた
ある日学校の帰り道、いつもつるんでるやつと帰っている時 困っている老人が居たので手助けをした
その老人がこう言った
「あんたたち、今の日々に満足しているかい?」 って
ぜんっぜん楽しくねーっすわwww と若干チャライ見た目の友人
まぁそこそこですね と眼鏡をかけた友人
してる・・・んじゃないかなぁ? と俺
こんな見知らぬ老人に何をいってるんだとは思ったけれど、しっかりと答えた
そしたらその老人はこんな事を言ったんだ
「なら、非日常あげよう」って
老人はしわくちゃな顔でそう言って俺達から離れていった
だから俺たちも帰ろうとしたんだ、でも不思議な事はその時起こった
足元が崩れ落ちていくような感覚 下へ下引っ張られるような感覚
気がつくと俺たちはある部屋にいた
そこにはタキシード姿の麗人とだぶだぶのパーカーを着た男が佇んでいた
「ようこそ、異世界からのお客人」
彼らは俺らにそう言った