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ギルド嬢は、こっそりヒミツを暴きたい!  作者: 田古 みゆう


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爽やか笑顔は、敵か味方か(14)


「アタシは行方不明になった男の子のことを知っているし、彼を見つける手がかりにも心当たりがある。この件に全く関わりのないあなたよりは、アタシのほうが現時点では役に立てると思うわ」


 タニアの反論に、セリオは少し眉をひそめる。


「行方不明者を見つける心当たり? それは?」


 セリオの問いかけに、タニアは自信に満ちた笑顔を見せた。


「今ここでは言わないわ。情報は軽々しく口にしてはいけないもの。さっき、身をもって口をつぐむことの大切さを学んだんだから」


 タニアのそんな言葉に、セリオはまたも驚いたような顔をする。しかし、それは先ほどのように動揺した様子ではなくどこか楽しげな笑いだった。


「へぇ。経験を瞬時に活かせるなんて、君は案外賢いんだね。だけど、口をつぐんだからといって、君が戦えるようになるわけじゃない。賢いのにそんなこともわからないのかい?」


 セリオの忠告はもっともだ。しかし、それはタニアにとって、すでに想定内の言葉だった。だから、タニアはセリオの煽るような口ぶりには乗らず、胸を張り腰に手を当てる。


「あら、あなたは案外賢くないのね。アタシは別に一人で行くわけじゃないのよ。あなたと行くの。だから、アタシが戦えなくても問題ないのよ」


 挑むようなタニアの口調に、セリオは今度こそ本当に虚をつかれたような顔をした。これまでに見せたことがないほど目を丸くしたセリオを見て、タニアはしてやったりという気持ちだった。


「あなたがアタシを守るのよ!」


 その自信はどこから湧いて出てくるのか。思わずそう問い質したくなるほど堂々としている。

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