異世界コンビニ大ピンチ!儀式発動編
深夜のMidnight Mart 王都支店。
店内の光景は、いつも通りのにぎわいに見えた──スライム型客やドラゴン型客、信者たちは新メニュー「クリスタルツナマヨおにぎり」に夢中だ。
しかし、厨房の隅でひそかに進められていたツナマヨ信者の儀式は、ついに臨界点に達しつつあった。
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光が店内を包む
信者たちがクリスタル豆を配置し、封筒の指示通りに呪文めいた言葉を唱える。
鍋の中のクリスタル豆が強く光り、店内全体に淡い光の渦が広がった。
ユウトはハッと声を上げる。
「光……増えてる!これ、やばいぞ!」
王女アリシアも異変に気づき、慌てて鍋から離れる。
「……これは、予想外でする!」
リゼリアは杖を高く掲げ、結界を強める。
「ユウト、客を安全な場所に!私と王女で封じる」
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店内に広がる異変
光の渦は店内の棚や天井を包み込み、商品がふわりと宙に浮く。
スライム型客やドラゴン型客も、少し驚いた様子で止まる。
信者たちは儀式を成功させるために集中しているが、リゼリアの結界が少しずつその力を抑えていた。
ユウトは咄嗟にレジ横の安全な場所へ客を誘導する。
「皆、落ち着いて!すぐ安全な場所へ!」
王女アリシアも率先して客の誘導を手伝う。
「皆が無事であることが、最優先でする!」
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ユウトたちの反撃
リゼリアは杖を振り、結界の光を強める。
「ユウト、王女陛下、私に続くのだ!」
王女アリシアは杖を手に取り、光の渦に向かって静かに唱える。
「皆の笑顔を守るため、力を貸すのでする!」
ユウトは厨房から飛び出し、信者たちの封筒を押さえつける。
「これ以上は許さない!」
光は少しずつ収束し始め、店内に平穏が戻る。
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緊張の後の静けさ
儀式は阻止され、信者たちは撤退。
スライム型客やドラゴン型客も安心して動き出す。
王女アリシアは汗をぬぐいながら微笑む。
「ふふ、皆無事で何よりでする」
リゼリアは杖を下ろし、ユウトを見て頷く。
「……これで、今夜は一段落。だが、次があるかもしれぬ」
ユウトも疲れた息をつきながら、店内を見渡す。
「……深夜バイトって、いつもこうなのか?」
Midnight Mart 王都支店――
一晩の危機は乗り越えたが、店の平和はまだ長く続かないことを、三人は薄々感じていた。




