新メニュー開発編
深夜のMidnight Mart 王都支店。
ツナマヨ祭りの余韻がまだ店内に漂う中、王女アリシアが金色のマントをひるがえし、**新メニュー「クリスタルツナマヨおにぎり」**の開発に挑もうとしていた。
「ふふふ、ユウト殿、今回はツナマヨ+異世界素材で新しい味を作りまする!」
ユウトはレジでため息をつく。
「……また大騒ぎになりそうだ」
リゼリアは杖を握り、静かに指示した。
「ユウト、客の安全を最優先せよ。王女陛下、焦らず作業するのだ」
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小さな混乱
クリスタル豆や透けるゼリー状果実を鍋に入れると、光を放ち跳ね回る。
スライム型客やドラゴン型客が興味津々で覗き込む。
「ちょ、まだ調理段階ですよ!」
ユウトは慌てて叫ぶ。
王女アリシアは笑顔で鍋を振る。
「ふふ、これも勉強でする!」
リゼリアは杖で軽く結界を張り、秩序をなんとか保った。
鍋の中の素材が、一瞬だけ微かに光った。
ユウトは気づくが、すぐに手を止めるほどではない。
祭りを楽しむツナマヨ信者たちの中、一部がひそひそ話している。
「……そろそろ、いい頃合いだな」
王女もユウトも気づかず、店内は平和そうに見える。
リゼリアは微かに眉をひそめる。
「……次も、何か起きるやもしれぬ」
小さな違和感が、静かに店内に残った。
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新メニュー完成
「クリスタルツナマヨおにぎり」が完成し、スライム型客やドラゴン型客、信者たちも大喜び。
ユウト(心の声)
「深夜バイトというより異世界イベント係だな……」
王女アリシアは笑顔でおにぎりを振る舞う。
「皆の笑顔が見られればそれで良いのだ」
リゼリアも微笑む。
「……次も、油断はできぬ」
Midnight Mart 王都支店――
表面は平和だが、ほんの少しだけ、不穏な空気が漂っていた。




