ツナマヨ祭り&異世界大騒動
夜のMidnight Mart 王都支店。
ゼムナ商会の新兵器事件も収束し、店内は少し落ち着きを取り戻していた。
しかし――
今日はツナマヨ祭りの日だったのだ。
王女アリシアが率先して企画し、異世界のツナマヨ信者たちが参加する祭り。
店内にはツナマヨおにぎりの山が作られ、スライム型やドラゴン型の客たちも列を作る。
ユウトはレジ前でため息。
「……また大混乱になる予感しかしない」
リゼリアは冷静に鍋を握り、指示を出す。
「貴様、ユウト。客を安全に誘導せよ。
王女陛下、祭りの趣旨を理解しつつ、秩序を守るのだ」
王女アリシアは楽しげに金色マントをひるがえす。
「ふふふ、さあ、祭り開始でする!」
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異世界客も大はしゃぎ
ツナマヨ信者はおにぎりを神聖視し、歌を歌いながら列を作る。
ドラゴン型客は火を吹きつつ、スライム型客を楽しげに跳ねさせる。
ユウト「……いや、これもう店内戦場じゃないですか!」
リゼリア「落ち着け、ユウト。これも祭りの一部だ」
祭りの最中、ゼムナ商会が密かに侵入。
「このツナマヨ祭りの混乱に乗じて、価格操作魔法を再び仕掛ける!」
ユウト「ちょ、ちょっと待って! また来たんですか!」
王女アリシアは鍋を片手に颯爽と登場。
「ふふ、私も参加しまする!」
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ツナマヨパワー炸裂
祭りの熱狂で活気づいたツナマヨ信者たちの声が、まるで魔法のように作用する。
暴走するゼムナ商会の魔法を信者たちの「ツナマヨ万歳!」の合唱が打ち消す。
リゼリアは杖をひと振り、最後の秩序結界を展開。
「――《秩序結界・祭典版》」
ゼムナ商会は再び退散。
店内には歓声と笑いが響き渡った。
ユウトは汗だくで頭を抱える。
「……もう、深夜バイトじゃなくて異世界祭り係ですよこれ!」
王女アリシアは笑顔でツナマヨおにぎりを振る舞う。
「ふふ、皆の笑顔が見られればそれで良いのだ」
リゼリアも微笑む。
「……ユウト、次回もこうなることを覚悟せよ」
ユウト「はい……でも楽しんでる自分もいます」
Midnight Mart 王都支店――
今日も異世界の大騒動を乗り越え、夜は平和に更けていった。




