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#3

「しかしどうしたもんか、このサイズは俺達でどうにかなるもんじゃねぇぞ」

「・・・・・・ダメだわ。何度やっても成功率が上がらない」


 イブキとグレンは電子脳で高速演算を繰り返すが、どうやっても成功率が10%にも満たない結果が打ち出される。


「私達じゃ、どうしても無理・・・・・・本部に援護要請を・・・・・・」


 イブキがどうしても上がらない成功率に、JACAに援護要請を出すべく、本部に通信を試みた。そんなイブキの隣で、グレンはアトラスに視線を向ける。


「アトラス、アンタどうにかできないのか?」

「無理よぉ! アタシ動けないのよ!? 仮に動けたとしても、アタシ地球以外の物はすり抜けちゃって触れないんだから! そういう制約があるのよ!」

「不便な体だな・・・・・・しかしアンタも無理なら、いよいよ俺達でどうにかするしか・・・・・・」


 グレンがアトラスに助力を求めるも、彼は星を維持する神々の制約により、自分が守っている星以外の物質に触れる事が出来ないとの答えが返ってくる。その言葉にグレンはアトラスの助けは諦め、自分達でなんとかするしかないと思った。その時、


「私達だけでは無理です! 援護の要請をお願いします!」


 イブキの必死な声が隣から聞こえてきた。


『首相にミサイルの要請はしている。最悪の場合、地上から隕石の迎撃をする。以上だ』


「待ってください! 司令! 司令! ・・・・・・・・・通信が切断されてしまった」

「地上からはそれが限界だろうな」


 本部からの援護もあまり期待出来ない。グレンもイブキと同じ通信信号を受け取っていた為、通信内容を聴いてグレンはイブキ同様消沈していた。


「どうやら・・・・・・その様子じゃ、ダメだったみたいね。せめて、他にもアンタ達みたいなのがいたら良いのにね・・・・・・」


 アトラスがイブキとグレンの様子を見て、溜め息をつく。


「そうよ、それだわ!」

「キャッ! びっくりした~。どうしたのよ、イブキちゃん?」


 アトラスの言葉に閃いたのか、急にイブキが大声を上げた。彼女の声に驚いたアトラスは、イブキに何を思いついたのか尋ねた。


「他の区域にいる私達と同型のイブキ・グレン達に援護要請をすれば・・・・・・・・・上がった! 成功率はまだ全然低いけど、27%に届いたわ!」


 イブキは自分達とは別のα区域、γ区域の同型機に援護要請をすると提案。そして演算の結果、10%にも満たなかった確率が27%に届くという結果が出た。


「私達イブキ型のサイクロンエネルギーを収束させて、隕石を分解。それをグレン型達による収束燃焼エネルギーで爆散・燃焼。そうすれば粉々に散った隕石は大気圏衝突時に燃焼し切れるわ」


 自身の計算の結果、一番高い成功率で打ち出された案をグレンに伝えるイブキ。


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