第五十四話 それぞれが思い描く武術祭
俺がマッヘンの研究所を訪れる数日前。
学園の学長室でその話し合いは行われていた。
ここには普段、エヴェックが日々学園の業務をこなしている場所だ。
整理整頓された部屋に、色々な物を飾っている棚がある。
その部屋の真ん中に、机とソファが置いてある。
そこには二人の人間が座っていた。
「この度はお時間を頂き感謝します、エヴェック学園長」
「いや、今は忙しくないから気にするな。それで、一体どんな用事だ、クロミアよ」
一人はこの学園の学園長を務めるフィデリテ・エヴェックだ。
そして、その彼の正面に座っているのは、現生徒会長を務めるクロミア・マカオニーである。
「今回の武術祭に於いて、リーベストを参加させる目的は果たしました。魔族達に対抗するためにも、其奴の力を披露する場として今回の武術祭は良い機会になりそうです」
「それが汝の父、アンヤ・マカオニーが望んだ事だからな。それから察するに、どうやら汝の祖国では動きがあったようだな?」
「はい、ゾーヤ帝国では元より魔族達の動きが活発的であり、それが最近になってより激しさを増してきているようです。父は危険を顧みず、その手紙を此方に送ってくれました」
手紙を確認しながらエヴェックは目を細める。
「しかし、彼奴はなぜリーベストの事を知っているのかが疑問だな。この前の戦いの詳細は話していないはずだがな」
「それは此方も不思議に思っているところでした。しかし、父はある夢を見たと、昨日届いた手紙に書いてありました」
そう言ってクロミアは、もう一通の手紙を渡した。
エヴェックはそれをじっくりと眺めた。
「父はその夢に出てきたある者に、リーベストの事を教えてもらったとそこには書いてありました」
「なるほど、確かにそのように書いてあるな」
エヴェックは何か考えこむように顎に手を当てた。
「何か気になる事でもありましたか?」
「ふむ、夢に出てきた、という言葉にどこか覚えがある——ああそうだ、そういう物語の本があったな」
「それは此方も覚えています。とある旅人が過酷な旅で命の危機に瀕した時、夢に出てきた者の通りにしたら、あらゆる危機を脱する事ができ、無事故郷に辿り着いたと。物語の空想かと思っていましたが、それが父に起こったと言う事ですか? しかし、それがなぜリーベストなのか此方には分かりませんが……」
「汝は知らないと思うが、リーベストは『世界を均す者』の弟子だ。もし、汝の父の夢に出てきたのが彼らなら、リーベストの事を知っているのも納得が出来る」
「リーベストが『世界を均す者』の弟子ですか? それは此方も初耳です」
「これを知っておる者は我とソージュ、あとは彼奴の周りの者だけだろうな」
「なるほど、リーベストの周りにいる者達も、其奴につられて魔法の才能を開花させているのですね」
「今回汝に彼奴を参加させるよう促したのは、我も同じ事を思っていたからだ。結局、『世界を均す者』達と同じ考えだったわけだ。彼奴達が使っている魔法の力を外部に知らしめる為にも今回はタイミングが良い」
「しかし、それでは例の悪魔に邪魔をされるのでは? 今まで先代が何度も試そうとして失敗してきたんですよね?」
「それについてだが、今までは奴以外の他の魔族達の動きも警戒していたせいか、奴に出し抜かれる事が大半で上手く対処し切れずにいた。だが、あの戦い以降、奴以外の魔族達がこの王都を去った事で奴も好きに動けなくなっている。今は我らに手を出す事はないだろう」
奴とはこの学園を作ったアゼルの事である。
魔族が優位に立てるよう、この世界の人々の魔法の力を低下させるように仕向け、実際その通りに事が運んで来た。
しかし、ここにきてリーベストという男が現れてから、徐々にその目論見も崩れ始めている。
その隙を狙って、ここでもう一度失われた過去の魔法の力を取り戻そうとエヴェックは考えていた。
「其奴もなかなか過酷な道を歩んでいるのですね」
クロミアはそう言って笑った。
「『世界を均す者』に認められるとはつまり、魔族との抗えない戦いに身を投じるという事だ。我が先祖の勇者クヴァールもそうだったようにな」
エヴェックは感傷的な顔をした。
その様子に気まずさを感じたクロミアは、一つ咳払いをした。
「コホン、話を戻しましょう。では、予定通り其奴達に武術祭を盛り上げてもらい、失われた魔法を取り戻す為の前準備をするという事で宜しいですか?」
「ああ、彼奴らには申し訳ないが、今回はしっかりと働いてもらおう。いずれ来るその時に備え、戦力は多い方が良い。ちょうど前回の人魔大戦から1000年が経つ頃だ、時期的にもそろそろ奴らは動いてくる。遅れを取っては、この世界を奴らに奪われてしまうからな」
「その渦中にいるのがリーベスト・ドミニアンという男ですか」
「彼奴は勝手に敵を引きつける。その時我らがしっかり振り落とされずに戦わねばならんのだ」
エヴェックは覚悟を秘めた目だった。
たった10数歳の子供に危険な思いをさせてしまっている自分に怒りが湧いてくる。
本来なら、自分達でどうにかすべき事だと。
その身体から滲み出るオーラに、クロミアは少し恐れを覚えた。
彼は、現在この世界でも5本の指に入る強さを持つ。
その強者の眼差しは、圧倒的な威圧感があった。
かつて対峙した、あの悪魔のように。
「ふぅー、すまんな」
「いえ、お気になさらず。此方も、後輩に借りを作るのは好きではないですし。それに、其奴達がどれほど手強くても、此方は負けるつもりなんてありませんから」
クロミアは立ち上がり、出口まで歩いて行き、扉の前でエヴェックの方に向き直る。
「今日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。此方はここで失礼します」
一礼した後、扉を開け部屋から出ていくのだった。
「戦いに関して負けず嫌いな所は、母の血が騒ぐと言ったところか。どうやら、今年の武術祭は今まで以上に盛り上がる事だろう」
扉の方を見つめ、今後に期待しつつそう独り言ちた。
−−−
武術祭まで残り5日となった。
この日の俺は、この前マッヘンが作ってくれた魔刀の試し切りをしている。
「それが、リーベストが言ってた今回の切り札ってやつ?」
サディクはこの魔刀を興味深そうに見ていた。
色々な角度からこの刀を見ては、不思議そうな顔を浮かべている。
「そうだよ、武術祭まで時間があまりないから、この刀がどんなものか知る必要がある」
「その為に今日は僕を呼んだんだ。それにしても、何だか普通の剣とは違うみたいだけど、これといった特徴も感じないんだね」
「外見は確かにそうかもしれないが、中身の性能は他の武器とは全く違う物なんだ」
「うーん、そう言われてもピンと来ないなー」
「まあ物は試しようだ、ちょっとだけ付き合ってくれ」
「……良いけど」
そう言い、サディクは渋々付き合ってくれた。
だが、尻尾をよく見るとふりふりと動いている。
(ふっ、照れ屋さんだなー)
どうやら、みんな武術祭に向けて忙しくしているから、誰も構ってくれてなかったんだろう。
まだ同級生達他の生徒とは上手く馴染めていないみたいだが、それでも心境に変化は見られる。
時間が経てば、その内打ち解けていけるだろう。
俺達は実技棟には向かわず、アゼルがいる所の地下にある広い空間にやってきた。
ここも実技棟と同じで、反魔法の魔法陣が壁に埋め込まれているので、魔法をいくら使っても壊れる心配はない。
実技棟は武術祭に向けてみんなが特訓しており、人が多くて行きたくない。
だから俺は、武術祭までここで特訓している。
「よし、じゃあ早速だが始めよう」
「僕は何をすれば良いの?」
「とにかく実戦形式でやりたいな、動きを身体に染み込ませたいし」
「オッケー、いつでも良いよ」
ある程度距離を取って、サディクは構えた。
俺も魔刀を構える。
そして、いつも魔法を使うようにマナを練り、魔力をこの刀に流し込む。
すると、刀に力が宿っていくのを感じた。
まるで自分の身体の一部みたいに、この魔刀は反応した。
「風魔法 風刃!」
俺はそのまま空を切るように刀を振るった。
すると、刀から風圧が発生し、風の刃が振るった刀と共に射出される。
(武器を振るった瞬間に魔法が……!?)
サディクは慌てて回避した。
風の刃は、壁に直撃する。
「おー、思ったよりも良い感じだな」
俺はその魔刀を見ながら、確かな手応えを感じていた。
正直使うまでは半信半疑だったが、今の一撃でこの魔刀が良くできた物だと分かった。
魔法の威力も、発動速度も普段魔法を使う時とあまり変わらない。
「ビックリした、それって魔剣なの? 魔剣なら魔剣ってそう言って欲しかったんだけど」
彼は急に魔法が飛んできたので、驚きを隠しきれずにいた。
ただの剣だと思っていた物から魔法が発動されたのだから無理もない。
「悪い悪い、けど魔剣とは少し違うんだよな」
「……?」
「これは自分の魔法を、この刀と呼ばれる刀身に載せて撃つことが出来るんだ。魔剣は決まった魔法しか撃てないけど、これは自分が使える魔法を撃つことができるし、剣術の途中で腕がふさがってても魔法を使えるから便利なんだよ」
それに、魔法が相手まで届く時間も、手でやるときは速度も意識してマナを込めるが、こっちだと剣速で調節出来るから余分なマナを消費しなくて済む。
これに時間魔法を組み合わす事が出来れば、さらに選択肢が増えそうだ。
「なるほど、自分の魔法を武器に載せる事で、さっきのような魔法がその刀から発動されるってわけなんだ。確かにこれなら、近距離戦で戦いながら魔法も撃てるし、つまり二人分の攻撃ができるんだね」
「そういう事。それには近距離戦の特訓もしなくちゃいけないから、サディクに頼んだんだ」
「それなら力になるよ。さあ、遠慮しないでかかって来て」
「ああ、よろしく頼むぜ」
こうして俺達は日が暮れるまで特訓を重ねた。
俺達は時間を忘れるぐらい戦っていた。
一度気を抜いた時にサディクのお腹が鳴ったので、時計を確認したらもう夜になっていた。
「じゃあ、今日はここまでにしよう」
俺は魔刀を仕舞った。
「ふぅ、それにしても、時間魔法使わないって言って大丈夫だったの? 結構不意打ちをかわしてた気がするんだけど」
「うーん、どうしても身の危険を感じると勝手に未来が見えてしまうんだよな。特に戦いの最中は集中しているし、見ないように意識するのは無理だろうな」
「それじゃ二人に文句言われるんじゃないの?」
「それくらいは勘弁してほしいよ、俺だってしたくてしてるわけじゃないんだし」
今日のやり取りで俺は、攻撃を喰らいそうな時に一瞬先の未来が何度も見えたので、体が勝手に反応しサディクの攻撃を何度も避けていた。
時間魔法は使わないと言った手前だが、これだけはどうしようもないので戦う前に二人に言っておこうと思う。
「でも、その魔刀? は使い勝手が良さそうだね。魔法に気を使えば剣術に反応が遅れるし、剣術を意識してても魔法が飛んでくるし。初見だと対応するのが難しそう」
サディクはさっきの戦いの中で、この魔刀の強さを感じていた。
それにしても随分と高評価だな。
彼も戦いに関しては普通に強いので、そんな彼が評価してくれる事は素直に嬉しかった。
「でも、フランメは広範囲攻撃だし、剣術も魔法も意味無いんじゃないの?」
「そこは反魔法を上手く使って魔法を打ち消しながらになるだろうな。フランメは遠距離攻撃が苦手だから、なるべく距離を詰めさせないようにしたいけど、多分そこは本人も一番分かっているだろうからあまり期待していないし」
「セリウスはどうなの?」
「セリウスは、マナが少ないから引き気味に立ち回って隙を伺う感じだな。それでも後手後手に回らないよう気をつける必要があるけど」
二人とも強い事は確かだが、まだ隙もある。
そのタイミングを逃さずに攻撃を撃ち込んでいければ、勝てる確率が上がるだろう。
「ふーん、ちゃんと対策は考えてあるんだ」
「でもこの通りになる事はほぼないって思ってるよ。あいつらだって日々成長しているからな」
男子、三日会わざれば刮目して見よ、との言い伝えがあるように、日々鍛錬を積むあいつらの成長は見違えるほどのものだろう。
特に二人の今回の気合の入りようは凄い。
俺も全力で挑まなければ、間違いなく負けてしまう。
「うー、とりあえずお腹が減ったよ」
サディクはお腹に手を当て、丸くうずくまっていた。
「そうだな、飯でも食べに行くか」
俺達はご飯を食べに、帰ろうとした。
「ふむ、こんな時間まで特訓とは随分と精が入るの」
その時、急に背後から声が聞こえてきた。
「……っ!?」
「ちょっと、いきなり驚かさないでくださいよ」
後ろに目をやると、そこには少女、いやロリババアが立っていた。
彼女は俺達の反応を楽しむように笑っていた。
「ふははは、良い反応するの〜!」
チッ、このロリババアが。
まったく、こっちはお腹空いてるというのに。
面倒くさいタイミングだ。
それにしても、気配を全くと言っていいほど感じなかったな。
いつもなら、わざとらしく存在をアピールしてくるくせに。
「それで、一体何の用なんですか?」
「お主、どうやら今度の武術祭に参加するようじゃの?」
「ええそうですが」
「散々目立ちたくないとか言っておったのに、どういう風の吹き回しじゃ?」
「別に、深い意味はありませんよ。それより、良いんですか? このままだと、長い年月をかけて仕組んできたこの学園の教えが覆されますよ」
その時一瞬表情が曇ったが、すぐにいつもの調子になった。
「別に今更じゃわい! そんなもんわしは気にしとらんからの。そんな事より、お主も油断してると足元を掬われるぞ」
「それはどういう意味ですか?」
「お主が思ってる以上に、クロミアは強いぞ」
ガチめのトーンで彼女はそう言った。
「あいつはそれだけの力を持っておる。何せわしの同族みたいなもんじゃからな」
「うぇ」
「おい、なんじゃその反応は!」
そりゃ彼女が苦手なわけだ。
俺はこの目の前のロリババアと、あの掴み所のない彼女が同族と聞いて妙に納得していた。
「いや、道理でクロミア先輩が苦手だと思ったんですよね。学園長と同族なら納得です」
「少し意味を間違えてる気もするが、そこは今は気にせんでおこう。とりあえず、優勝目指すならあいつには気をつける事じゃ」
何だかあっさりしているな。
俺は彼女の態度に違和感を覚えた。
いや、最近彼女は俺達にあまり接触してこない。
最初は、以前の戦いの事を気にして俺達に遠慮しているのかと思っていたが、態度からはそのように感じなかった。
それとも、何か裏で企んでいるんだろうか?
「ご忠告感謝しますよ。学園長も何か秘密事でもあるのなら言ってくれても良いですからね」
俺は軽い冗談のつもりだった。
だが、彼女の顔はどこか様子がおかしい。
苦虫を噛み潰したようなそんな顔だ。
「どうしました?」
「…………リーベスト、時間はあるか?」
「ええ、まあ」
俺はチラッとサディクの方を見た。
「僕は大丈夫、先に行ってるよ」
「ああ、すまないな」
サディクは一足先にここから帰って行った。
「俺だけに何か言いたい事でもあったんですか?」
広い空間に二人の者が向かい合っていた。
俺は彼女が何を考えているか分からなかった。
急に時間があるかと聞かれても、彼女が俺に何の用事かさっぱりだ。
「お主なら今から話す事を知っていても、影響がないと思ったんじゃ」
「随分と俺の事買ってるんですね」
「まあお主には色々と話してきたしの、それに……」
「それに?」
「いや、何でもない」
「……? それで、一体どういうご用件で?」
俺はまたこの悪魔が面倒な事でも考えているんだろうなと思っていた。
だが、この悪魔からいつもにはない真剣なオーラが出ているのを感じ、俺はすぐに考えを改めた。
やはり彼女はどこか様子がおかしい。
いつものふざけた所が微塵もない。
「お主はこの扉の先がどういったものか、考えた事があるか?」
そう言って目の前の固く閉ざされた扉を指さした。
鍵のない、ただそこにあるだけの存在。
「いえ、ただ、とても見せられない物でも中に置いてあるのかなと思っていました」
「その考えは間違っておらん。この中の物は今のこの世界にとって失われた物じゃからの」
「それが、俺に何か良い物だったりするんですか?」
「お主は、この先ワシら魔族達と戦う事を決めたそうじゃな。ならばこの先にある物を見てみたいとは思わんか?」
「気になりはしますが、それが一体何だって言うんですか?」
「この扉にはとある番人が潜んでおる。そいつに認められた者がこの先に入る事ができるんじゃ。お主がもし武術祭で力を示す事ができれば、その番人に認めてもらえるやもしれんの」
「……っ?」
つまり、今度の武術祭で俺の実力を見せろって事か?
そうする事で何かこの扉について分かるのか?
それに、この扉に潜む番人ってなんの事だ?
考えたところで答えが出るはずもなかった。
「要は、全力で今度の武術祭に挑めって事で良いんですよね」
「ほう、その覚悟がお主にはあるのかえ?」
彼女は鋭い視線で俺を見てきた。
これは悪魔アゼルとして俺に接している。
俺はいつものような軽いノリをやめ、真剣に彼女と向き合う。
「俺は負けず嫌いなんですよ。あなたにだってもう負けたくありませんし、だから誰が相手だろうと負けるつもりはありませんから。今回も、認められるとかそんなんじゃなくて、ただ自分の実力を証明するだけです」
正直、この扉の番人がどうとかはどうでも良い。
俺は俺の為に戦う、それだけだ。
深く考えるその後でもいい。
「……その言葉、確かに受け取ったからの。わしをがっかりさせるでないぞ?」
そう言って彼女は消えていった。
「結局何だったんだ?」
俺は先程のやりとりを思い返した。
深く考えるのは後だと思っていても、やはり気になってしまう。
(扉に潜む番人、そしてこの扉の先に隠されている物……)
まだまだ他にも知りたい事がある。
それを知るためにも、今度の武術祭で力を示さなければならない。
俺達が全力で戦えば、今のこの世界の魔法の概念が揺らぐ事になる。
それは魔族達からしたら避けたいはず。
今まで長い年月をかけてこの世界の魔法力を低下させてきたから。
それが魔族達の仕業だと世界が知れば、反乱が起き、再び戦いが起こる。
そうなれば師匠も黙っていない。
だがアゼルは、俺達がこの武術祭に参加するのを止めなかった。
もし、魔法の概念が覆されようとも気にしないと言っていた。
単なる魔族の傲慢な強がりかもしれないが、あの言葉には別の意味がありそうだ。
全力で挑む覚悟、それを示す事で何か起こるのだろうか?
考えても正解が見つからない。
「あのロリババアは何を企んでいる?」
答えのない問いかけが、宙に舞って消えていった。




