美を持つ薔薇は棘を隠す。
読んでみてください。
品がないというのは何もかも見え透いていることを指す。だが、ごく稀にいる思考と行動がストレートな人は品がないという訳ではない。人はストレート過ぎるものは怪しく写り複雑に見るからである。その複雑に見る思考から美が生まれた時、品がないとは言えないだろう。ただ、ストレートな花はすぐに変わってしまうのが現実だ。それは周囲からの期待、想定がストレートを曲げる。私はそれを見るのが嫌いだ。そうやって直線を曲げている人を見ると、止めたくなる。いや、止めると言うのは聞こえが良すぎる。ただ邪魔をしたいだけだった。
美しいモノは棘があるから美しい。直線を曲げて結ばれた美は棘を失う。いや多分、削られるんだろう。そうやって棘が削られて、完全に棘が無くなった美は幸せを触れることができる。幸せを手に入れたものから美はなくなる。必要なくなるというのが正しいのかもしれない。
深夜テンションで書きました。