5話~ボクと転職と厄日~
字数がめっちゃ少なくなってしまいました。
すみません! 話数を間違えてしまいました!
「お邪魔しまーす」
そういって、ボク等は神殿の中に入った。
そこには病院の待合室的なのがあった。
ちょっと!
雰囲気って物があるだろう⁉
「君達は何でここに?」
受付に居る聖職者風の服を着た美男子がいた。
チッ、ここにもイケメンが居るのか!
「ら、ライム~な、何でそんな険しい顔してるの?」
ハッ、危ない危ない。
危うく呪詛を撒き散らす所だったよ。ありがとうナタリー、次いでに馬車の中で抱き付いてくれてありがとう、初めてリア充みたいな事出来たよ。
「ごめん、考え事してたよ」
「ライム達~行くぞー」
ちょ、いくら楽しみだって女の子を置いていくのは失礼だよ! しかも聖職者風の人めっちゃ困ってんじゃん!
「あ、あの、説明入りませんか?」
そう言うとマイク君が振り返った。
よかったぁ、説明は確りと聞くんだね。
「転職部屋? みたいなところの場所だけで良いから早く! 教えろ!」
馬鹿ぁ、なに言ってるのさあ! 失礼すぎるよぉ、これで許してくれる人が居たらもう成人レベルだよ!
「すみません、ボクとナタリーで叱って起きますから許してください!」
ああ、もうどうしよう。許してくれなかったらどうしよう。
もしかしたら「ぐへへ、その体で許してやろう」的なことになっちゃうかも⁉
「ああ、大丈夫ですよ。そう言う人は結構居るので」
ここに聖人が居た! と言うかごめんなさい! ボクが変なことを考えてしまって、ぐへへ、とかボクは馬鹿なのか、これじゃあマイク君と同類じゃないか! ボクはそんな物要らないよ!
「じゃあ行こう」
マイク君のせいで、こうなったのに反省してないとか死にたいのかなぁ?
「はい、こちらです」
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聖人さん(仮)に着いていった所は室内と思えないほどの壮大な泉だった。
「えーと、ここにある水晶に触ると、成れる職業が頭の中に浮かんで来るので、成りたい職業を考えるとその職業に成れます」
っべー、マジっべーよ、滅茶苦茶テンション上がるじゃないか! このままじゃテンションがマイク君と同じになってしまうよぉ!
「俺からやるからな!」
ちょっとぉ! レディーファーストと言う言葉を知らないのかい?
「待ってよ~」
「そうですよ! 私だって早く転職したいですよ!」
「知らないな、こう言うのは早い者勝ちだ」
そう言ってマイク君は水晶に触れた。
「次はボクがやるね!」
「ライム~」
「なに?」
「リースさんの身代わりしてあげたよね?」
う、ここでそれは卑怯だよ!
「そ、そんなものは知らないよ~ボクには何をいっているのか、わ、分からないな~」
「ふーん、じゃあ夜にどうなっても文句はないよね?」
何でそんな下卑た笑みを浮かべるの⁉ 何をするのさ! もしかしたらナニの可能性もあるのか⁉
「ふふ、楽しみだわ」
「さきにy」
「今更怖じ気付いたって遅いからね?」
うう、ボクにはもうナタリーの笑みが悪魔の微笑みにしか見えなくなってきたよ。
「俺は魔法剣士になったぞ!」
あれ? 何で前衛職何だ?
「何で前衛職なの?」
「これなら魔法と剣を使うからめっちゃ格好いいじゃん!」
「馬鹿な、子供が二次職に成れるなんて⁉」
ほえ? どういう事? 言葉的にまたマイク君がやらかしたっぽいけど。
「どうかしたんですか?」
「ああ、何でもない」
「じゃあ、次はライムだね(ニコリ)」
もうやめて! ボクのライフはもうマイナスだよ!
そして、ボクは水晶に触れた。そうすると頭の中に色々と浮かんできた。
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転職可能
農民
商人
戦士
拳士
二次職
行商人
拳術士
三次職
拳闘士
魔法拳士
四次職
拳闘師
魔法拳術士
五次職
魔法拳闘士
六次職
魔法拳闘師
???次職
女神の眷族
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うん、これはチートかな?
二次職であんなに大騒ぎしてるのに六次職とか聖人さんがショック死してしまうんじゃないか? よし、嘘を吐こう。
「ボクは拳士にしたよ~ 魔法が使えないから悲しいよぉ」
実際は、魔法拳闘師なんだけどね。因みにこれは。
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JOB;魔法拳闘師
魔法拳闘師の上位職
スキル、魔拳闘術の威力が+40%
MPが最低5000以上になる
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凄く強いね!
「じゃあ、最後は私ね」
最後はナタリーだ。聖人さんはホッとして居る時間は一瞬だった。
「私は風魔法使いになったよ」
あ、聖人さんのリアクションを見る限り。
「な! 二次職が二人も!」
ああ、御愁傷様です、今日は厄日ですね。
「帰ろうぜ」
あ、聖人さんサヨナラです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ボク達は宿に帰った後、直ぐにマイク君が倒れるように眠ってしまった。こう見えても子供だねぇ。
「ふふふ、マイク君には睡眠薬を飲ませました」
うぇ! 何で?
「ふふふ、夜になっても文句は言わないって言ったよね?」
ふぇ?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
翌朝ボク達はレイを待って居た。
え? 昨晩は何だったんだって?
言いたくないよ! 女神の言いたくない云々を初めて実感したよ。
まあ、一言言うと滅茶苦茶鳴かされたと書いておこう。
「おーい」
お、レイさんが来たみたいだ。
はあ、街での事は色々会ったよ本当に精神的にも体力的にも疲れたよ。
もうボクは馬車の中で寝てるよ!
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