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純文学・その他

マジック!

手品師「本日は、このマジック・ショーにいらしてくださり、大変ありがとうございます。ではこれより、手品を始めさせていただきます」

観客「(パチパチパチパチと拍手)」

手品師「ここにありますのは白いハンカチ。種も仕掛けもございません(ハンカチを裏返す)。さて、ここから白いハトが生まれます。はい、ワン、ツー、スリー!」

(ハンカチの中からハトが出てくる)

観客「おぉ――――!(拍手)」

手品師「このハトを捕まえまして、ハンカチで包みます。そしてこのハンカチをくしゃくしゃに丸めます。そしてまた開くと、ほらこの通り、ハトは消えてしまいました」

観客「おぉぉ――――!!(拍手)」

手品師「では次に、そうですね、この一万円札を消してみましょう(先程と同じ手順を繰り返す)。さあ、ハンカチを開きます。……おや? お札は消えていません。いえ、違います。増えています! 一、二、三、四、五万円になっています。いやぁ、儲かりました」

観客「おぉぉぉ――――!?(拍手)」

手品師「では最後に、私自身を消してみましょう」

(ハンカチがひらりと舞い、手品師は姿を消す。舞台にハンカチだけが残る)

観客「おおぉぉぉ――――!!? ……お?」

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