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いつかのヒカリ  作者: 蒼介
2/4

呼ばれましたか?

あらすじの話です。

次回からは本編に入ります。

そして何よりも眠いです。

魔力を暴発させてしまった翌日、俺は普通に学園に登校することができていた。

普通、魔力を暴発させてしまうと自分の身体の中にあるはずの魔力がすべてなくなってしまうので2,3日は動けなくなるものなのだが昨日俺が気がついた時には既に魔力が十分戻った状態で家のベットにいたのだ。

自力で帰った記憶もないのでなぜなのかはわからないのだがとにかく俺は今日普通に学園に登校できていたのだ。


「今日の集会って確か特待生の発表だよな?」


朝のSHRが終わって一時間目になる間の休み時間。

俺は体育館に移動しながら一緒に歩いていた豹吾に問いかけた。豹吾はこの学園で俺の次に成績が悪かったのがきっかけで仲良くなった悪友だ。


「おう!学園の予算獲得のために他の学校と戦う選ばれしエリートの発表だ。全く俺と晃には関係ない話だよなぁ。」


豹吾はガハハと大きく笑いがらそんなことを言った。

特待生とは正式な名称を特別待遇選抜生と言って学園が国から貰える予算を巡って他地方の学園との間で行われる魔法戦を戦う特別な生徒のことだ。

学園の代表として戦ってくれるため学内では普通の生徒より融通されることがあるためこんな仰々しい名前になったらしい。

この学園のトップエリートの証であるそんな特待生の発表のために今日の一時間目は全校集会になっている。

もちろん、学園一魔法の使えない俺は特待生になれるはずもない。


「それではこれから特別待遇選抜生の発表を始めます。」


ざわざわしていた体育館にそんなアナウンスが入った。

いよいよこれから特待生の発表が始まるらしい。

体育館にいた生徒たちはみんなしーんと静まって発表を聞く体勢になる。


「…では、始めます。」


アナウンスの先生も全校生徒が静かになったのを確認してから発表を始める。


「3年、前岡健護、滝山美咲。」

「「はい!」」


まずは最高学年の三年生からの発表だ。

名前を呼ばれた二人の先輩は揃って返事をするとみんなに向かってお辞儀をした。

前岡先輩と滝山先輩は共に三年生の男女トップでカップルという言わずと知れた有名人なのでみんな驚かず拍手を送っている。


「二年、九嶋恭夜、梅北垂、若槻姫夏。」

「「「はい!」」」


続いて同学年の人たちの名前が呼ばれる。恭夜と垂さんは去年同じクラスでよく一緒にいたが二人とも俺とは反対で成績がよかったので何となくだが予想はしていた。だけど、最後の一人は多分俺の知らない子だ。もちろん、この学園は一学年の人数が多いので全員の名前を知らないことも多い。

けど、俺はこの若槻姫夏という名前に少し違和感を覚えた。そのことを確認しようと起立した三人を見てみるが彼女は俺のところからは遠いところにいたようでよく見ることが出来なかった。


「新入生から、中村くれは。」

「はい!」


最後のメンバーはなんと珍しいことに新入生だった。先ほどの彼女と同じく場所が遠かったので顔を見ることは出来なかったが彼女もまたどこかで会ったことがある気がした。


「最後に強化生として二年、錦城晃。」

「…」


一瞬本当に何が起きたのかわからなくなった。

メンバーの発表が終わったと思っていたら俺の名前が呼びれたのだ。とりあえずしどろもとろになりながら他のメンバーと同じようにお辞儀をした。


これが俺が特待生のなった時の話だ。このときの俺はこのあとに何が俺たちに起こるかは知るよしもなかった。

次回も月曜日更新です

よろしくお願いしますね。


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