#1、君との出会いは
処女作です。
全然小説家になろうの操作に慣れていないので、つたないところもあると思いますがお許しください。
「ねぇ、また君と会えるよね?」
君が一言呟く。
「うん、きっと会えるよ。だから…。」
また明日もここにきて、一緒に話そう。
”ここ”に必ず君がいるなら。
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ある秋のこと。
僕はとある場所から逃げ出した。
”学校”、という牢獄から。
僕は昔から、学校が苦手だった。
勉強はそれほどでもなかったが、人間関係がすごく苦手だった。
ただただうるさい環境にいるだけでも疲れるのに
クラスは陽キャばかりで休む暇がない。
友達もろくにいない、僕はただただ苦痛だった。
ただただ苦しかった。
”学校”という場所は僕にとって地獄そのもので。
僕はそんな地獄に毎日通っている。
でも今日はあまりにも限界で、耐えれなくなり昼休みの隙にとある公園に逃げ出したのだった。
「…」
ただただぼーっと虚空を眺める。
なにしてんだろ、僕。
そんな時、一人の少女が僕に駆け寄ってきた。
?「ねぇねぇ、君!」
声のした方を向くと、肌が白く黒髪な少女がいた。
「ぅあ…えっと…な、なんですか…?」
?「ただただ声かけてみただけっ。迷惑だったらごめんね。」
「あっ、いや…えっと、あの…。」
?「うん、どうしたの?」
「ぼ、僕、あんまり人と話せなくて…そもそも人が苦手なんです…だからうまくしゃべれないんですけど…。」
?「なんだ~、そんなこと?」
そんなことって…。
僕、結構真剣に悩んでるのにな。
やっぱ人って人の心踏みにじるのが好きなのかな。
?「全然大丈夫だよ!別に変なことじゃないし。だから、私の前では気にしないで!」
?「あっ、でもそれで無理やり明るくする、みたいなことはしないでね。無理やりって言葉、私大っ嫌いだから。」
そうやって思いっきり笑う少女。
僕ははっとした。
こんなこと言ってもらえたことがうれしかったのだ。
「…そんなこと言ってもらえたの、初めてです。ありがとうございます。」
?「ふふっ、やっと笑ってくれたね。君。」
「っえ…?」
?「さっきからずっと落ち込んだような顔してたから、心配になっちゃって…。」
「そうですかね…?無意識かな…。」
?「でも、笑顔になってくれてよかった!…あのさ、名前聞いてもいい?わたしのも教えるから!」
翠「あ…えっと、僕の名前は翠です。彼方翠って言います。」
澪「翠くんかぁ…!私の名前は澪!伊藤澪って言うの。よろしくね。」
翠「はい…!よろしくです。」
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君との出会いは公園でだったよね。
学校が嫌でつらくて…そんな時に君が声をかけてくれたんだよね。
今も鮮明に覚えているよ。
君はもう覚えてないかもね。
だっていつまでもこの記憶を引きずっているのは、僕だけだから。
だってこの景色は僕と君しか覚えていないから。
初めまして、raryと申します。
自己紹介は活動報告で致しますので、ここではしませんw
普段はNovel cakeのライト版で活動させてもらっております。
私のことがストーカーレベルで好きな人はそこまで見ていただければなと(←???)