幕間
許さない。
許してなるものか。
男は目を閉じあの時のことを思う––––。
鳳林剛。鳳林勉。鳳林輝。鳳林大。この四人は絶対に殺す。
幼男の頭にはい時から夢見ていた四人が血を流して地面に倒れている姿を想像する。
しかし、今夜は想像ではない。実現するのだ。海外から仕入れた武器を広げた。リボルバー一丁、ワルサーが一丁、モスバーグのM590が一丁。マシンピストルが二丁、替えの弾倉が武器毎に二つずつ。護身用のナイフが一つ。ちょっとした武器商人かと思えるほどの数だった。しかし、男は四人がどんな人間かを知っている。特に剛と勉は油断をしているとこれほどの重装備でも殺されてしまう可能性がある。優しい気持ちなどは棄てて非常になるべきなのだ。いや、奴らの前では否が応でも非常になれる。
男はホルスターを腰につけリボルバーとワルサーを両足にしまい、ショットガンを背中に巻き、マシンピストルを肩に下げる。それを隠すため、分厚いスーツを身につけた。情報によると、うまい具合に今四人全員ホテル鳳林にいるらしい。長年の夢を実現するため、男は歩み出した。
殺戮編、完––––。




