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戦国時代の再来  作者: 羽賀唯人
中国地方の依り代たち
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第参話 自らの信念に生きる 『後藤又兵衛』

疲れる・・・。

あづい・・・。

溶ける・・・。

ここは鳥取県と島根県の境目の鳥取側の廃ビル。

その中で、巨大ヤクザグループの『桜嵐組』の二人が対峙していた。

「ボス!殺っちゃって下さい!」

「そうです!こんなやつ、ボスなら楽々っすよ!」


一人は『桜嵐組』ボス 大岡高森


「ボスなんかやっちまえ!」

「こんなボスはいらねーからな!」


一人は『桜嵐組』組員 中村千尾


このうち、中村は『時の依り代』であり、かれに憑依しているのは『後藤又兵衛』である。


「ボス、あんたの支配の仕方は好かねぇ。」

「そうか。なら、俺を倒してみろよ。千尾」

その言葉がきっかけで二人の試合が始まった。


そして数時間後、ボロボロになった両者が立っていた。


『千尾!危険だ!』

(んなこたぁ知ってるよ。だがな、テメェの信念に反するものは許せねぇ。)

『相当傲慢だな』

(ああ、傲慢だよ。だがお前もそういう風に生きてきたんだろ?)

『・・・まあね』

(ならいいだろ)


「ボス!頑張ってください!

「もう・・・無・・・理・・・だ・・・」

ドサァ・・・


最後まで立っていたのは中村だった。

今、ここに『桜嵐組』の新しいボスが誕生した。

そして後にこの中村千尾が前村軍最強の武将となるのだがそれはまだ先の話である。

武将辞典 参


後藤又兵衛:元々黒田家に仕えていたが、いろいろあって、黒田家を出る。

      その沙汰を哀れんだ黒田長政によって、再度黒田家に仕えるも、

      長政とそりが合わずに、官兵衛が死んだ時に出奔。

      大坂の陣の時、徳川軍に破格の条件で付くことを提案されるも、

      結局、豊臣軍についた。

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