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戦国時代の再来  作者: 羽賀唯人
中国地方の依り代たち
3/6

第壱話 天下の律義者 『前田利家』

壱話はプロローグと同時投稿!

日本、島根県。


俺の名前は前村利一。前村道場の跡取り(仮)だ。

世間では戦さがどーの『時の依り代』がどーのと言っているが俺には全く関係ないと思っていた。

しかし、俺は「憑依」を受けてしまった。高一の秋だった。

それは体育の授業の時だった……。


「今日の授業は持久走だ!戦さに巻き込まれた時、大変なことになるからな!しっかり走れよ!」

戦さなんて巻き込まれはしないからな……この島根には有力な武将がいるなんて聞いてねえし……

「では、はじめ!」

ま、適当に流しとけばいいだろ。

そしてそれから15分程がたったころだった。

『目……よ//』

「ん?なんか声がする?……気のせいだろ」

……あれ?クラクラする?

あっ……これはもう……

                     











気絶するわ


そして僕が目覚めたのはそれから1時間後だった。

すると僕の幼馴染の千佳がこちらを見てい……後ろになんかいる気がする。気のせいであって欲しいがな。

「利一君!!」

『起きたか!』

「ん……」

変な声がする……俺の後ろから。

「…………へ?」

『おう!起きたか!』

「……誰?」

『ん?俺か?俺は前田利家と言う。てめぇに憑依することなっちまった。』

ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待ってちょっry

「これって、俺が、時の、依り代に、なった、って、こと?」

「……うん」

「ちょっと待ってね、お前の後ろにもなんかいるのも、お前が時の依り代だから?」

「……うん」

「……」

「どうしたの?」

「フワァァァァァァァイ!?」

「落ち着いて!落ち着いてよ!!」

「落ち着けるか!!」

「ですよねー」


◇   ◇   ◇


 数分後、落ち着いた俺は状況把握に入った。

 まず、俺は前村利一。そして、憑依してきたのは前田利家。織田家に仕え、槍の又左と呼ばれた槍の名手。らしい。そして千佳に憑いているのは、よく知らない。だって答えないんだもん。

 依り代になると、他の依り代も見えるというが、それは本当らしい。俺も、千佳が依り代だということを初めて知った。前田利家曰く、自身の生前のことは覚えてねぇ。だそうで。そうか、使えねぇ。

武将辞典 壱


前田利家:槍の又左衛門。

     織田信長の家臣で豊臣秀吉時代は五大老になっていた。

     加賀百万石の祖。


次回の投稿はいつかわかりません。

正直。

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