表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

願って叶えて生きていこう

「おはようございます」


俺の名前は


「おはようございます」


僕の名前は無心無夢、


「えっと、私がいま、なんていったかわかりますよね」


俺の名前は無心無夢、どこにでもいる


「とりあえず言葉は通じているはずなんで簡単に事情を説明しますね」


俺の名前は無心無夢、どこにでもいるふつうのDK(男子高校生)


「ひとつ、あなたはいま異世界に召喚されました。ふたつ、あなたの余命はあと一ヶ月です。おわり!」


俺の名前は無心無夢、どこにでもいるふつうの男子高校生。



いきなり異世界に呼ばれたあげくのはてに余命宣告受けてます…





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「とりあえず自己紹介しましょう。ひとつ、私の名前は」


「自己紹介は結構です。」


「ひとつ、私の名前はアイリス・ヴァレンタイン、ふたつ、白髪クールなお嬢様かつ美少女、みっつ、あなたの名前は?おわり!」


「ひとつ、俺の名前は無心無夢、ふたつ、いきなり異世界で余命宣告受けてパニック中、みっつ、いくら美少女でも人の話は聞きましょう。おわり!」


とりあえず異世界風の挨拶をしてみた。


「YES 、あなたは私に召喚されました。ふたつ、あなたの寿命は一ヶ月です。おわり!」


とりあえずさっきとほぼ同じ答えをされた。


「QUESTION 、どうして僕は召喚されなのでしょうか?ふたつ、どうして僕の寿命はあと一ヶ月ですか?おわり!」


ので、異世界風に質問してみた。すると…


「そ、それはね、むっくんがここに召喚されたのは私の気まぐれで、むっくんの寿命が一ヶ月なのは左手薬指にはまっている指輪のせいです。おわり!」


と供述されました。うん、うん、(__)…いきなりあだ名で呼んで誤魔化そうとしている気がするんだが…


「つまり俺は美少女の気まぐれで呼ばれて美少女の気まぐれで死にかけてるんですね!」


「はい…おわり!」


まあ、美少女だからね、仕方ないね!と思いたいので再度問う。


「そして指輪をはめたのはアイリスさんかな?」


「はい…おわり!」


美少女だからってなにしても萌えに変わるのだろうか…






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






あのあと、アイリスから話された内容は


ひとつ、いまいるいかにも女の子っぽい部屋はアイリスの部屋ということ。


ふたつ、この世界はいわゆるファンタージー系で科学の代わりに魔法が発達した世界、まあお約束ですね。


みっつ、俺は魔法を使えるわけでもなく、魔王討伐的な指名もない。


よっつ、俺はこのままだと一ヶ月後に指輪に食い殺される模様…


そして、


「いつつ、その指輪をはずすためにはあなたの願いを叶えなくてはなりません。おわり!」


というものだった。はい、はい、はい…


「無理じゃね?」


という素直な感想をこぼしてしまう。


「どうしてそんな簡単に諦めちゃうの!自分の人生諦めちゃだめだよ!とりあえず私にいってみてよ!できそうなことならある程度するから!おわり!」


とまあ俺が人生諦める元凶がいってきたのでいってみることにする。


「じゃあ言いますけど、俺の願いは、願いは……………恋してみたい…というものなんですが…」


「そんなの簡単じゃない!私に惚れたらいいじゃん!以上!」


と自信満々にない胸を強調しながらいってきたのはなんとも言えないんだが…(というかどうしてこの人に恋心を抱けるんだ?)

というかそもそもそれ以前に重大な問題があるんだが…


「でもそれには問題があって…」


「問題とはなに?まさかタイプじゃないとか!おわり!」


いや、とてもいい容姿はしてるとおもうのだが…その…













「俺、恋愛感情を抱けないんです…」














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ