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あたしの天使  作者: みほ
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仕事しながらふと今日の晩ご飯が



気になった。



昨日はよんでもあれから出てきてくれない。



別にいいけど・・・



何か気になるじゃない・・・







普段からなにも作ったことないから



こんな時って何作ればいいか分かんない。



昔、調理実習で作ったカレーなら出来るかも。



よし、カレーにしよう。



カレーなら明日も食べられるし。



・・・別にあのお化けのためじゃないけどさ。







あたしはジャガイモとタマネギとお肉を買って帰った。



もちろんカレールーも。



お鍋を出してお玉も探して



お肉炒めて・・・



あ・・・ジャガイモ剥いてない



とりあえず火を消して・・・



ジャガイモって水につけとくんだっけ?







「おー!やってるやってる。



何作ってんの?」



ユーちゃんがやってきた。



「カレー。」



一言だけ答えてカレーの箱に書いてある



作り方をもう一度見直す。



「あ!」



いっけなーい・・・人参買うの忘れた・・・



ま、いいかぁ・・・



「色気のねーカレーだけど



あんたみたいでいいんじゃねーの?」



失礼なやつ・・・



振り返るとソファーに座ってニコニコしてる。



その顔見てたら、何だか怒る気がしなくなった。



何とか出来上がり。



カレーって言うより



カレースープみたい・・・・



でも、ま、いっか・・・



「いい匂い!」



ユーちゃんは嬉しそう。



知らん顔してようかと思ったけど・・・



「あんたも食べる?」



と、声をかけてしまった。



「うん!食べる!」



幼稚園児か・・・あんたは・・・



そんな無邪気な顔しちゃって・・・







カレーの味はするけど



水が多すぎてどう見てもスープ。



しかも赤い人参ないし・・・



「見た目はいまいちだけど



うまいって。嬉しいなぁ。」



「どうせ、一ポイントゲット!とかいうのが



嬉しいんでしょ。」



あたし、かわいくない言い方・・・



「うん、そうだけど?」



・・・あんたもかわいくないよ・・・




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