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あたしの天使  作者: みほ
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5

今日も疲れた。



今日は疲れたからコンビニに寄って帰ろう。



一瞬ユーちゃんの顔が浮かぶ。



ふん!知らないわよ。



勝手に人の部屋に住み着いたお化けのことなんて。







いつものようにコンビニ弁当を買って



部屋にもどる。



パキッとはしを割ったら



目の前に悲しそうな顔したユーちゃん。



「うわぁ、出てくるんだったら何か言ってよ!」



「昨日はうまかったのに・・・・



今日はまた弁当・・・・」



そう言って、今日は、ぱっと消えちゃった。



「ちょっとぉ・・・・」



呼んでも出てこない。



何かあたしが悪い事してるみたいじゃない。







お風呂に入ってぼーっとテレビを見てた。



何でこんなにおもしろくないんだろ・・・



ふー。つまんない・・・



「そりゃ、つまんねーだろうよ。



そんな顔してみてたらさ。」



ユーちゃんがいつの間にか出てきてた。



「どんな顔してみてても中身は一緒でしょ。



笑ってみてたらおもしろくなるわけ?」



「あたりめーだろ。



自分がニコニコしてたらなんか楽しくなるって。



俺なんかいつも楽しいぜ!」



そう言えば・・・・



このお化け、楽しそう・・・・



「いい加減覚えろ!



俺はお化けじゃねーの!」



ふふふ・・・ムキになってんの。



「あ、その顔いいじゃん!



あんた、笑ってるとかわいいぞ。」



なに言ってんのよ・・・



生まれてこのかた、かわいいなんて



言ってもらったことないし・・・



「えーーー!かわいいって。



笑ってみろよ。すげーかわいいから。」



・・・・・



お世辞なんか言うんだ・・・こいつ・・・



「お世辞じゃねーから。



いいから笑ってみろって。」



「何もないのに笑ってたらバカでしょ。」



「バカでいいから笑え!」



って、ユーちゃんはあたしをくすぐり始めた。



「なにすんのよ!きゃははは・・・・



やめてってば!」



「ほら笑えた。



笑ってる方がかわいいぜ!」



言いたいことだけ言って



ユーちゃんは消えた。



笑ったの、久しぶり・・・・だったな・・・



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