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ご飯の後片付けをし終わって
ソファーに座ってるユーちゃんのとこに行ったら
にこっと笑って
「お疲れさん。じゃ、ちょっとこっち来て。」
って、手を引っ張られた。
奥にも部屋があってユーちゃんはドアを開ける。
「ここが俺の部屋。」
いろんなものがおいてある奥に
目を引く大きなダブルベッド。
ユーちゃんはさっとドアを閉めて
「で、ここが・・・」
って、ドアを開けると
ちょっとためらってから
「ちょっと入ってみて。」
どう見ても女の子の部屋。
白いチェストに、レモン色のカーテン。
そして、淡いピンクのカバーのついた
布団があるベッド。
誰か住んでたの?
ユーちゃんの顔を振り返る。
心なしか顔が赤い。
「いつでも使って・・・」
もしかして、これ、あたしの?
いや、そんなはずは・・・
ここに誰かが生活していた感じはない。
何もかもまっさら。
頭が混乱してるあたしを
ユーちゃんは後ろからそっと抱きしめた。
「俺、何もかも捨てて、ここにきた。
あんたのために。
一緒にこれから生きていくために。
ずっと側にいてくれねーか?」
あれ?まだ夢見てるのかな・・・?
こんな幸せ・・・
夢なら冷めないで欲しい。
「おい、返事は?」
耳元でユーちゃんのささやき声。
「はい。」
ユーちゃんはくるっとあたしを
自分のほうに向かせると
「あのね、俺、まじめに聞いてんの。
信じらんねーかも知れねーけど、
すっげードキドキしてんの。
ちゃんと答えろよ。」
真剣な眼差しについ目をそらしてしまう。
「目、そらすんじゃねーよ。」
あたしはじっとユーちゃんの目を見た。
そして・・・・
「ずっと側にいるよ。
絶対あたしの前から消えないでね・・・」
あたしたちは今、決して切れない心の糸が
しっかりつながった。
それって、すごく幸せで
安心できることだった。
「この部屋使う?それとも・・・
俺の部屋で一緒に過ごす?」
「側にいろって言ったのは嘘だったの?」
あたしはにっこり笑って
ユーちゃんの手を引っ張った。
「もう離れないから♪」
「その言葉忘れんなよ。
ぜってーはなさねーかんな。」
ユーちゃんもにっこり笑った。
天使だったユーちゃんは
みんなに幸せを運ぶのをやめて
人間に変わってしまったけど
あたしには、それからもたくさんの幸せを
運んでくれる天使だった。
仕事も家も一緒の生活。
夢のような毎日だった。
そして、1年後・・・
専務秘書と、妻という座を得たあたしに
ユーちゃんは、最高の幸せを
もうひとつくれた。
「ユーちゃん、あたし、仕事やめていい?」
夕食のときに言ったあたしの言葉に
ユーちゃんはびっくり。
「なんでだよ。嫌なことでもあったか?」
「ううん・・・」
「じゃ、なんで?」
あたしは立ち上がって
ユーちゃんの手をとると
そっとあたしのお腹に当てた。
え?って顔して
それから最高の笑顔で
「ありがとー!」
って、ぎゅーーーって抱きしめてくれた。
「すんげー嬉しい!!!
明日からでもゆっくりしてていいぞ。」
「それじゃ、ユーちゃんが困るでしょ?
もう少ししたらお休み貰うね。」
「無理すんじゃねーぞ。」
とびっきりの笑顔。
その笑顔大好き。
ほんとに、天使の笑顔って感じだね。
ユーちゃんは永遠に
あたしの天使です。




