表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あたしの天使  作者: みほ
37/48

37

翌朝目覚めたあたしは


すっかり元気になっていた。


口惜しいけどユーちゃんのおかげ。





さっさと仕事を終えて


これまたさっさと買い物を済ませて


あたしが作ったことのないレシピを参考に


晩ご飯を作る。





ユーちゃんの傷が気になって仕方ない。


教えてくれないかもしれないけど


聞いてみたい。


ポイントがたまらなくて出来たんじゃないよね。


そうなのかな・・・


そうだとしたら


天使の世界って意地悪です。





いいにおいが立ち込めたころ


ユーちゃんが


「今日はやけに気合い入ってんなぁ♪」


って、現れた。


「うわぁ、エプロンなんかしてる!」


えらく正直に驚くユーちゃんの声に


「悪かったわね。どうせ似合わないし。」


なんてかわいくないことを言ってしまう。


「いや、かわいいよ。」


・・・・・・・・・・・・・


どんなつもりでそんなこと言えるの?





あたしはちょっぴり赤くなりながら


ご飯の用意。


「なんだよ・・・なんか


初々しい奥さんみたいじゃん・・・。」


ニコニコしながらユーちゃんが言う。





「そうだったらいいんだけどね・・・」


あたしが何気なく答えた言葉に


「どっちの意味?」


って、ユーちゃんが聞いた。


え?深い意味はないけど・・・


「ま、いいけど・・・」


?あたしには理解不能・・・





この前みたいに食べてるときには


聞かないでおくことにした。


せっかく作ったハンバーグ


捨てるのは、悲しかったから・・・





「ごちそうさん。


あーうまかった!


最近、料理うまくなったなぁ。」


「そうかなぁ。」


照れながらも嬉しかった。


「あ、そうだ・・・消えないで聞いてくれる?」


思い出したようにあたしが言うと


ユーちゃんは、ギクッとしたように


動きをとめてこっちを見た。





「何だよ・・・」


あたしは黙ってユーちゃんの手をとった。


薄くなってるけど


まだ残ってる傷。


「これ、あたしと関係あるの?


それとも本当に関係ないの?


どうか、本当のこと教えてください!


お願い・・・」


あたしはそう言ってユーちゃんの顔をじっと見た。





しばらくの沈黙の後


「越権行為の代償。」


ユーちゃんがぽつりと言った。


・・・・・・・


何のこと?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ