3
天使のユーちゃんとやらは
あたしの部屋にそれからたびたび
現れるようになった。
「お!今日もコンビニ弁当!
いい加減自炊する気ねーかなぁ。」
今日も横から声がする。
大きなお世話だっつーの。
自分一人分ご飯作っても
誰も喜ばないし疲れてるし・・・
「そういうの、なんて言うか知ってっか?
い・い・わ・けっていうんだぜ。」
「ほっといてくれる?
あんたうっとうしいんだけど!」
ついお化け相手に口きいてしまった。
「あー!初めて返事返してくれた♪
やったね!一ポイントゲット!」
あきれたあたしに
ニコニコしながら話しかけるユーちゃん。
「何よ、一ポイントって・・・」
「あのな、100ポイント集めると
天使の証明書返してもらえんの。」
はい?意味分かんないけど・・・
「でさ、一緒にご飯食べると
もう一ポイントもらえんの♪」
って、ニコニコ。
・・・・・・・・・・
「で、もう一ポイント欲しいの?」
「すっげー欲しい!!!!
ご飯出してくれんの?」
しょうがないなぁ。。。
「あ、いっとくけど
手作りじゃないとダメだかんな。
コンビニ弁当はポイントになんねーから。」
贅沢いうヤツ・・・
「悪いけど、それじゃ、今日はないや。」
「えーーーーー!」
一気にテンション下がるユーちゃん。
何かあたしが悪い事したみたいじゃないの・・・