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あたしの天使  作者: みほ
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「・・・真希ってば!」


「え?なんか言った?」


「もう!」


優子があきれたようにいう。


今は昼休み。


お弁当食べながら


何だかぼーーっとしてた。





「さっきからなんか変だよ?」


「そう?」


って、言ったけど


あたしもそう思う。


あたし、昨日から変。





「ねぇ、雅人さんとはどうなったの?」


優子が興味津々で聞いてくる。


「ん?いや、別にどうも。」


「え?デートしたんじゃないの?」


「・・・そうだけど。優子は?」


そしたら、待ってましたとばかり


「慎二さんたらね・・・」


と、嬉しそうに話し始めた。


要約すると、つきあい始めたそうです。


「良かったね。」


「うん。真希も雅人さんとつきあいなよ。」





正直な話、


笑われるから誰にも言わないけど


つき合うって何?


休みの日にデートすること?


手、つなぐこと?


それとも・・・一緒に寝ること?


あたしには分からない・・・


つき合おうって宣言したら


つき合ってることになるの?


それだけでもいいの?


デートも何もしなくても?





部屋に帰った。


お湯を沸かしてインスタントラーメンを作る。


ちょっと考えて


野菜と卵も入れた。


これってちょっと自炊に近い?


ユーちゃん、食べるかな・・・


チラッと考えたけど


出てきたら考えよう・・・





って振り向いたら


お箸持って立ってた。


「俺、ラーメン好き♪」


って、満面の笑みで。





もう突然現れても驚かないけど


ラーメン食べるお箸持ってんのには


ちょっと驚いた。


一緒にラーメン食べながら


あたしは素朴な質問を


もう一度思い出した。


ユーちゃんなら、答えをくれる?


どうしようかな、聞いてみようかな・・・





「くわねーの?のびちまうぞ?」


ユーちゃんがあたしの顔


じっとのぞき込んで言う。


・・・・・・・・・・・


どうしようかな・・・


ついあたしもじっと見つめ返した。





「例えばさぁ・・・


ここで今、俺がキスしても


それはつき合ってるって事じゃねーだろ?」


「うん。」


「でも、俺が今、


あんたが好きだから側にいてほしくて


あんたも同じ気持ちだったら


2人が同意した時点で


契約成立ってわけ。」


わかるかな?って顔で


あたしを見るユーちゃん。





「この契約は


やっぱり2人で合意して


初めて破棄される。」


あたしの目を見てそう言ったユーちゃんは


裁判官みたい・・・


罪を宣告する裁判官・・・





そうなんだ・・・


つき合ってくれる?いいよ。


それだけなんだ・・・


でも・・・


この前ユーちゃんは言った。


ポイントになるのは


心がつながったときだって。





あたし、雅人さんと


心をつなげることが出来るんだろうか・・・






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