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ショッピングモールについて
最初に行ったのは雑貨屋さん。
「あたし、欲しい物があったんだ♪」
実はお給料出たら買おうと思ってたランプ。
どーしても欲しくって
絶対買おうと心に決めてから
待つこと3週間。
嬉しい!
枕元に置いて手で紐引っ張って
電気付けるヤツ。
いろんな色が付くの。
「意外・・・そんな趣味があったんだ・・・」
ユーちゃんがちょっとびっくりしてる。
「じゃ、その笑顔に免じて
俺がプレゼントしてやるよ。」
うそ・・・・
すごく高いよ、これ・・・
天使のくせにお金持ってんの?
「金を持たずにデートするヤツが
どこの世界にいる?」
・・・・・・・・・
天国でもお金って使うのか?
んなわけないよね・・・
あんた、ほんとに天使か?
「何疑ってんだよ。」
ニコッと笑いながら財布からカードを出す。
・・・・・・・・・・・・
何でカード?
請求は天国に?
そんなバカな・・・・
「ま、細かいことは気にすんな。」
「プレゼントして貰ったらなぁ、
嬉しそうな顔してありがとうって言うんだぞ。
それだけで、いくら金使っても
男はチャラになるんだから。」
ユーちゃん?
それって
天使っていうより・・・
「その先は言うんじゃねー!!!!!」
何も言ってないけど・・・
「じゃ、考えんじゃねー!」
「あ、ポイント0になっちゃうもんね。」
「そうそう・・・・
あれだけは勘弁してくれな。」
そういって、パチッとウインク。
ちょっぴりドキッ。
「あ、今ちょっとときめいただろ♪」
からかうようにいうユーちゃん。
「バカじゃないの?」
「照れなくていいって♪
それでいいの。デートはドキドキしなきゃな。」
って、ニッコリ。
まさしく天使のほほえみ。
そうだ・・・
こいつ・・・あたしの心、全部お見通しなんだ・・・
じゃぁ・・・・
帰りたい帰りたい帰りたい・・・
そう念じてチラッとユーちゃんを見る。
そしたら、ユーちゃんは
じーーーっとあたしの目を見つめて
「それ、マジで?」
え?いや、あの・・・
どうしよう・・・もしかして怒ってる?
ユーちゃんは、
右手に荷物、左手にあたしの手を握ると
スタスタ歩き始めた。
「どこ行くのよ・・・」
「・・・・・・・・・」
「怒ってんの?」
「・・・・・・・・」
「ねぇ・・・」
「うるせー!黙ってついてくりゃいーの!」
・・・・・・・・・・・
やっぱり怒ってる?
でも・・・
さっきの天使のセリフじゃないね・・・
あれじゃ、まるで・・・
ま、やめとこう、かわいそうだし。
でもどこ行くんだろ・・・
ユーちゃんは止まることなく
ずんずん進んでいく。
いつか、お店からは出て、
通りを進んでいた。
どこまで行くの?




