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「おっはよー!!!」
朝っぱらから何?
「いつまで寝てんだよ!さ、行くぞー。」
「どこに行くのよ・・・」
「デートに決まってんだろ?」
はぁ?
朝から勢いよくユーちゃんに起こされて
何かと思えば
ほんとにやるの?
予行演習・・・・
何かって?
もちろんデートの。
ユーちゃん曰く
「来週のデートに間に合わせるには
今日しかねーだろ!」
もう・・・別にいいって・・・
行きたくないから。
「服はスカートな♪」
はいはい・・・
「ちったぁ、真面目にお化粧して!」
はいはい・・・
「財布んなかのレーシートは捨てていけ。」
はいはい・・・
「鞄の中、いらない物置いてくんだぞ。
あんた入れすぎ。」
「全部いるんだもん。」
「そんなにいるかぁ!」
分かりましたって・・・
何で休みの日にデートの練習なんか・・・
あーめんどくさい・・・
「さ、行こうぜ。」
顔をあげてびっくり。
いつもの天使の衣装が・・・
「なに?かっこよすぎて声も出ない?」
ユーちゃんはそう言って笑った。
いや、なんというか・・・
ジーパンにTシャツ着て
さらっと上着を羽織ってる。
で、派手なスニーカー。
ピンクにスカイブルーのライン入り。
「さ、早く!」
ユーちゃんはそう言って部屋から出た。
鍵を閉めて外に出ると
「手、かしてみ。」
って、左手を出す。
「手?どうすんの?」
右手を出したら
ギュッと握ってきた。
思わず手を引っ込める。
「何すんのよ!」
「デートは手、つないですんの♪
さ、早く!」
「絶対イヤ!」
「いいから!」
無理矢理あたしの手を掴んで
引っ張っていくユーちゃん。
・・・・天使なのに手が暖かい・・・
「だから、お化けじゃねーから。
俺は、手も心も暖かいの♪」
ニコッと笑って言う。
ふーーん・・・そうなんだ・・・
「どっか行きたい所ある?」
「別にー。」
「あ!それアウト。
無理にでもどっか言えよな。
静かな所とかお茶のみにとか
なんか言ってくれねーと
男ってちょっと落ち込むんだぞ。」
「そうなの?じゃ、聞かなきゃいいのに。」
「そういうもんじゃねーの。
一応聞いてみるでしょ。」
「・・・はいはい、じゃ、買い物行きたい。」
「お!そういう感じ!
じゃ、そうしよーぜ。」
ユーちゃんと電車に乗って
ショッピングモールへ行った。




