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あたしの天使  作者: みほ
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今日からゴールデンウイーク。


みんな彼氏と旅行だとか


家族でお出かけとか楽しそう。


ま、あたしは興味ないけど・・・





朝はゆっくり目が覚めた。


時計を見ると10時。


「いつまで寝てんだよ!」


真っ白い服をひらひらさせて


ユーちゃんが立っていた。


「昼がきちまうぞ。」


「別にいいの。やることないし。」


「うわぁー、寂しいヤツ!」


余計なお世話です。


あたしはそれでいいんだから。





「あのさぁ、」


ユーちゃんが言う。


「この部屋、埃だらけだぞ。


この前掃除したのいつだ?」


・・・・・


うるさいなぁ・・・埃で人は死なないって。


イヤなら出てけばいいのに。





とたん、ユーちゃんの顔がしょんぼり・・・


あ、こいつ、あたしの気持ち読めるんだっけ・・・


「せっかく仲良くなれたと思ったのに・・・」


そう言って、ふっと消えた。


「誰が仲良くなったって?」


あきれながらそう言った。


だけどユーちゃん、それっきり出てこなかった。


・・・・・・・・・





またなんかあたしが悪いみたいじゃない・・・


よいしょっと起きあがり、


あり合わせの朝ご飯を食べ


一応服を着替えた。


・・・・・・


あれっきりユーちゃんは出てこない。


部屋の押入を見る。


久々だな・・・掃除機使うの・・・


そう思いながら引っ張り出した。


ブイーーーン。


大きな音を立てながら掃除機をかけた。


結構見えないようで埃がたくさんたまってる。


この際だから


タンスの隙間や押入のすみまで


とことん掃除機で吸い取った。





ふー、一休み・・・


インスタントのコーヒーを入れて


大好きなクッキーを食べる。


掃除したのに出てこないなぁ・・・


ま、いいか、別に出てこなくても。


ついでだから・・・


と、コーヒーを飲み終わってから


雑誌の山を片付けることにした。


いつの間にか積み上げると


一メートル近くになってる。


3つにわけてひもでくくって玄関においた。


後で無料の回収ボックスに持っていこう。


でも・・・3つも重いなぁ・・・





「手伝ってやってもいいぜ。」


お!現れた!


「何を手伝ってくれんの?」


「それ運ぶんだろ?」


って、にっこり。


「さすが天使。親切だなぁ。」


ちょっと感心すると


「それ、片づけたら


一気に3ポイントゲットなんだよね♪」


と、嬉しそうに言う。


またポイントか・・・


この前みたいに言ってやろうか・・・


「あ!ぜーーーーってーーやめてくれ!


頼むから!せっかくたまったポイント


俺からうばわねーでくれ!!!」


切羽詰まった顔で詰め寄ってくる。


「わ、わかったから・・・」





ユーちゃんは雑誌の束を3つとも持つと


ふっと消えた。


すぐにパッと現れて


「はい完了!」


って、にっこり。





へーーー、天使ってそんなことも出来るんだ・・・






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