本編
アリッド「兄さん、またサボってるの?」
おじさん「...まぁな」
アリッド「いい加減にしないと先生怒ると思うけど...」
おじさん「しょうがないだろ、いつも、いつもあんたに比べられるこっちの身にもなって欲しいってもんだ。お前が期待されればされるほど、俺への期待..失望感が増していくんだ。そんな応えられもしない期待を背負いたくねぇんだよ」
アリッド「...兄さん」
おじさん「わりぃ、アリに言ったって何も解決しねぇこと言った。」
おじさん「アリだって自分の期待を背負うの大変なのにな...」
おじさん「つくづくだめな兄だって実感させられるよ」
アリッド「そんなことない!!兄さんはだめなんかじゃない!僕知ってるもん、兄さんが僕にできないこと色々できるって」
おじさん「...?」
アリッド「まず、兄さんはしかけいじりが得意でしょ?この前だって壊れた時計直してたし。他にも僕はからっきしな体術凄腕じゃん!昔兄さんがやってるのに憧れて始めたけど...僕には才能はなかったみたい」
アリッド「だからね、兄さん。気にしないでいいんだよ」
アリッド「僕と比べる人がおかしいって思うようにしないと」
おじさん「は?」
アリッド「才能が違うんだから、苦手なことで比べられてもお門違いなんです〜って思うようにするんだよ」
おじさん「!」
アリッド「だから僕は諦めちゃったんだけどね」
おじさん「体術をか」
アリッド「そう...けど一応基本の型はできるようにしたんだなにかあった時用にって父さんたちに頼んだんだもん」
おじさん「...わかったよ、兄さんもまた頑張ってみるか」
おじさん「....体術」
アリッド「やった〜!」
アリッド「もし兄さんがまた期待で押しつぶされそうになった時、僕を思い出してよ...僕は兄さんのこと大好きだから」
アリッド「..まぁムカッとして嫌いなんて言うかもしれないけど...けど本質的には変わらないから」
アリッド「あ、でも僕のせいで期待されちゃうんだから思い出したくないか..ごめん」
おじさん「大丈夫だ、アリ兄さんもお前と同じくらいお前のこと好きだから」
アリッド「!やったね」
アリッド「僕ね兄さんの自分の非をちゃんと認めて謝れるところも好きなんだ」
おじさん「急に何だ」
アリッド「だってさっき、言い過ぎたと思って僕に謝ってくれたでしょ?」
アリッド「謝れない人だっていると思うよ?引き際がわかんなくなっちゃうみたいな」
おじさん「はぁ。」
アリッド「よくわかってなさそうだけど、僕は兄さんが思っているより、兄さんのこと見てるし、兄さんのいいところ知ってるんだから」
おじさん「ところでアリ、お前授業どうしたんだよ」
アリッド「だって今日兄さんと星見に行くんでしょ?」
おじさん「え」
アリッド「ん?」
おじさん「今日って十六日...だったのか」
アリッド「え、なに。忘れてたってこと」
おじさん「違う、今日っててっきり七日くらいだとだと思ってた」
アリッド「えぇ、」
おじさん「同じことの繰り返しで時が経ってる自覚がなかったな」
アリッド「サボりすぎ」
おじさん「流星群見るつったってよぉ、早すぎないか?」
アリッド「場所取りしなきゃだし、兄さんと二人でどっか行くって久しぶりだし..」
おじさん「最後が一番の本音だろ」
アリッド「えへ」
おじさん「はぁ、じゃぁ行くか最後のサボりをお前と満喫しようじゃないか」
アリッド「僕にとっては最初で最後...かな?」
おじさん「わかんねぇぞ」
アリッド「そんな気がするってだけだから、兄さんみたいに嫌になってサボるかもね」
おじさん「そしたら俺に何も言えなくなるな」
アリッド「てか、兄さん先頭だけど場所わかってんの?」
おじさん「え、裏山じゃないのか、爺さんが持ってる」
アリッド「え、なんで分かるの」
おじさん「小さい頃二人で見にいたっろ」
おじさん「忘れてるとでも思ったのか?」
アリッド「うん」
おじさん「はっきり言うな」
アリッド「まって、無理、もう無理ちょっと、まって」
おじさん「んあ」
アリッド「なんでそんなに体力あるのさ!サボり魔」
おじさん「やっぱお前体力無いよな、そりゃ体術の才能ないな」
アリッド「衰えてない兄さんのほうが怖いよ」
おじさん「いや、衰えてはいるぞ?」
アリッド「えぇ、体力おばけ」
おじさん「ほらもう少しだから、頑張れって」
アリッド「鬼畜」
おじさん「口だけ動かしたって進まねぇぞ」
アリッド「んなぁあああああ」
アリッド「あぁ〜やっとついた」
おじさん「お前よく裏山行ってるって言ってたけど嘘だったのか?」
アリッド「嘘じゃないよ〜、もう1つの方行ってるからだよ」
おじさん「あぁ、あっちかうちから遠いから忘れてた」
アリッド「学校からは近いじゃん?」
おじさん「距離感とかわかんねぇは」
アリッド「えぇ」
おじさん「意識したことがないね」
アリッド「あぁまぁ兄さんが行ったのって十年も前か」
おじさん「...そうだな」
おじさん「...そういやアリお前ずっと星好きだよな。天文学者にでもなるのか?」
アリッド「わからない、星は好きだけど..好きと得意は違うから」
アリッド「だからまだわかんない、自分が何になりたいのか」
おじさん「好きなものになればいいんじゃないか?」
アリッド「きっと普通ならそれでいいんだよ、けど違うじゃん僕の場合はさ、みんなに期待されてるし、応えてあげたい!応えられるほどのスペックを持ってる。うち(村)って農業で生計立ててる人ばっかだから、僕みたいな奇跡にすがるしか無いんだよ」
アリッド「現状を変えるため、だから天文学者なんかじゃなくてもっとみんなに役に立つような、現状を変えられるような仕事に就くべきって思ってるけど..」
アリッド「これがやりたいことかと言われたら...わからない」
おじさん「そうか、アリお前はいい子だ」
おじさん「けど、抱え込みすぎるのはだめだ」
おじさん「にいさんみたいになるぞ」
アリッド「それは嫌かも」
おじさん「そうだろ」
おじさん「そうだアリ、流れ星が流れている間に願いを言ったら叶うって知ってるか?」
アリッド「知ってるよ」
おじさん「アリは何を願うんだ?」
アリッド「ん〜願いたいことは..無いかな、叶えたいことは有る!けど、なんだかお願いして叶えたってなんか、自分の力ってだけじゃない気がして」
おじさん「まぁ一理あるな、して叶えたいこととは何だね」
アリッド「ちょっと恥ずかしいけど、星を見つけたいんだ」
アリッド「そしてその星に名前をつける!」
アリッド「兄さんが名前をつけるとしたら、どんな名前つけたい?」
おじさん「ん〜、難しいな、見つけたときに思ったこととか、自分の名前とか。大切なやつの名前とか。一人じゃないならそいつと自分の名前..とかか?」
アリッド「付け方の話か、まぁそうだよね~見つけてみないとなんともだよね〜」
アリッド「あとね、星とおしゃべりしてみたいんだ」
おじさん「はぁ」
アリッド「地球よりも前から生きてる星とかも有るかもしれないじゃん?だから色々聞いてみたいし、もしかしたらご先祖様とも話せるかもじゃん?だから話して友だちになってみたい」
アリッド「あ、でも最初に話す人は兄さんがいいな」
おじさん「俺が死んでからの話かよ」
アリッド「あ、たしかに。うっかり」
アリッド「ねぇ兄さん、すっかり夜だね」
おじさん「誰かさんがのろまだったからな、あの時間に行ってて良かったな」
アリッド「む〜確かに否定はできないけどさ〜」
おじさん「そう不機嫌になるなって、これ見て機嫌直してくれ」
アリッド「え、これって父さんが持ってる銃?」
おじさん「残念それに似せて作ったレプリカでした」
アリッド「えぇ、兄さんが作ったの?」
おじさん「そうさ、ペイントボールに使えるようにしてんだ」
アリッド「へぇ〜今度やってみたいな」
おじさん「じゃぁ今度の休みにでも練習がてらやるか」
アリッド「えぇ!やったね」
おじさん「あ、流れ星...」
アリッド「あぁ!きれ〜い....兄さんは無いの?願い事」
おじさん「無いな今、十分救われてっから」
アリッド「現状に満足しているんだねちみは」
おじさん「誰だよ」
アリッド「前猫探しに協力してくれたお姉さんのマネ」
おじさん「あぁ、なんかあの人癖強かったもんのな」
アリッド「見た目は普通の人っぽかったのにね、けどあの人あのあとで見かけたこと無いんだよね〜」
おじさん「別のところに住んでる人がたまたま来てただけかもしれないぞ」
アリッド「確かに!見た目とか変わってるかもしれないしね!」
アリッド「ねぇ、兄さん、流れ星って何だと思う?」
おじさん「え、いつも止まってる星が落ちてくることじゃないのか?」
アリッド「じゃなくて、なんで星が流れてくるんだと思う?」
おじさん「....力尽きたからじゃねぇか?」
アリッド「ほううほう、そうなると、人は2度死ぬってことになるね」
おじさん「あぁ、そうだな。違ったか?」
アリッド「僕も答えはわからないよ、ただ兄さんの解釈を広げていきたいだけ。」
おじさん「俺の...」
アリッド「じゃぁ、人が二度目の死を迎える時ってのは、どんなときなんだろう!」
おじさん「....星にも寿命があるんじゃないか?人間と一緒で」
アリッド「あぁ、たしかに、星は燃えている、体に限界が来るときもあるはずだよね!他にも!人に忘れられた時とか〜未練がなくなったのからかもしれないね!」
おじさん「ああ、そうかもな」
おじさん「でもなn」
アリッド「兄さん、いろんな見方があるでしょ?こんなふうに1つのことでも。自分が気になったことに理由を、なんでなのか自分の中で結論を出してみる。そこでまた疑問を見つけていく、これを繰り返していくとね。自分の考え方を知ることができるのもそうだけど、自分で答えが出てこなかったり、一番知りたいって思ったことを調べてみるんだ。」
おじさん「はぁ」
アリッド「それが僕の勉強の始め方」
おじさん「あぁ、そうかアリ、お前兄さんのことを思って話してくれてたんだな。けどせかくここまで来たんだ、星を見ないのもどうかと思うぞ」
アリッド「僕はね、何処で何をするかよりも誰と過ごすかに重きをおいてるからね。だから兄さんと二人きりで久々に話せるの方が重要なんだ〜」
アリッド「星なら兄さんの目に写ったの見てるし〜」
おじさん「それじゃ意味がないだろ。せっかくの流星群なn、って何してるんだ!?」
アリッド床に寝転ぶ。
アリッド「ん〜兄さんがそんなに言うなら星見てみようって思ったんだよ〜?」
アリッド「まぁ兄さんは知らないだろけど、一応流星群の日はいつも見てたんだよ...けど、最近なんか腹を割って?面と向かって?兄さんと話せてなかったから誘ってみたんだよ。ほら兄さんも寝転がっちゃいなよ...きれいだよ」
おじさん「はいはい、アリッド様の仰せのままに」
アリッド「こうしてみるとさ、懐かしいよね、小さい頃二人で観に来たんだよねこの裏山で」
おじさん「そうだったな...なんかお前のほうが年上みたいな態度だな」
アリッド「嫌だな〜そんなことないよー。」
アリッド「ねぇ兄さん、今日はこっちの裏山で良かったの?」
おじさん「アリ、お前がすぐへばるからこっちにしたんだぞ...まぁあそこは坂が急だし慣れてからだな」
アリッド「ペイントボールって二人でやるものだっけ?」
おじさん「練習だからだ、まぁ二人でもできなくはないと思うがな」
アリッド「ふ〜ん、銃はこの前見せてくれたやつじゃないの?」
おじさん「あれも使うぞ?だけど、一旦はお前の世話をしないとだからな、2丁あるやつを持ってきたんだ。そのほうが教えやすいだろ?」
アリッド「なるほどね」
アリッド「お、できた!」
おじさん「じゃぁ復習がてら、兄さんと一発試合でもやりますか。」
アリッド「おぉ!やったね」
おじさん「じゃぁこれを使いますか」
アリッド「あぁ、兄さんだけずるい」
おじさん「今まで手加減してやったんだから当然だろ?」
アリッド「む〜」
おじさん「ほらやるぞ〜」
アリッド「は〜い」
アリッド「先手必勝!」
おじさん「おっと、やるな〜」
アリッド「これじゃぁ当たらないか〜、じゃぁ今度は」
アリッド「こっちから」
おじさん「おぉ、こう来るか、兄さんもうかうかしてられないな〜」
アリッド「?」
おじさん「はぁ、すこしだけ牽制してやるとするか。」
おじさん、銃をアリに向かって撃つ。
アリッド「!」
おじさん「は?」
おじさん「あ、おい、アリ!避け....」
銃弾は、本来アリッドの頭頂部を少しかすめる位置に撃ったはずが、アリッドは驚きと避けの動作のせいで上に跳ねてしまった。
この事により、アリッドに当たらないはずの銃弾が、アリッド、いや人間の急所の心臓近くに当たってしまったのである。
アリッド「アガ」
おじさん「.......なんでだ、なんでなんだ、昨日の夜確認したときは俺が作ったレプリカだった..置いてあった場所も..!昨日父さんはあそこのガレージに入ってなんか作業してた。しかも父さんの銃を何個も持って。ガレージでよく銃の点検をすることが有る。入って母さんに呼ばれて夕飯にでて。俺が確認したのはその後...父さんはその時酒を飲んでいたなその後確かまたガレージに入って...」
おじさん「酔っ払った父さんは自分の銃とレプリカを間違えてしまったのか?...それでっ今朝母さんが銃の場所戻しといたって言ったのか!おかしいと思ったんだよ。でもそこには父さんもいたから父さんに言ったのかと思ったんだ.....ということはっ今撃ったのはっレプリカでも!..なんでもなくて!っホンモノの父さんが持ってる銃?なのか...銃を取り違えた.....」
アリッド「さん、兄..さん!」
おじさん「あ!アリッド」
アリッド「兄さん..ってば一人でなんかぶつくさ言ってどうしたの?」
おじさん「あぁ、悪い、アリッドごめん兄さんが今警察とか呼ぶ...から」
アリッド「それは後でいいよ...それより銃、貸して」
おじさん「は、え、なんで?」
アリッド「なんでもいいから...」
おじさん「...」
アリッドに銃を渡す。
アリッド「兄さん、お願い」
おじさん「え、なんだ!」
アリッド「誰に、なんと、言われ、ようとも、僕が、自分で撃った...てことにしてよ」
おじさん「は、」
アリッド「なんでもいいから...約束ね」
アリッド「これが..きっと、最後の...お願いだから」
おじさん「おい!おい!アリ!アリッド!」
アリッド「..........」
おじさん「嘘だ、悪い夢だ、あいつはまだ生きてて俺を兄さんって、いつもみたく言ってくれる...」
アリッド?「兄さん」
おじさん「!アリ!やっぱ」
アリッド?「兄さん」
アリッド?「兄さん?」
アリッド?「兄さん!」
アリッド?「兄さん〜」
アリッド?「兄さんw」
アリッド?「兄さん」
アリッド?「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「兄さん」「さん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」「おじさん!」
少年「おじさん!」
おじさん「はぁ!?....うわぁ!!」
少年「人の顔見て驚くとかひどいよ?」
おじさん「...あぁ、いや悪い、ちょっとばかし悪い夢を見てな...って誰だお前」
俺が目を覚ましたら目の前には自分の弟であるアリッドがいて自分のことを読んでいるもんだと、勝手に思っていたが...全く持って見たことのない少年が一人いた。その少年はどうも眩しくて思わず目を瞑りたくなるほどの、目をしていた。そんな星の目を持っているこの少年はどうやら俺が、いきなり目を覚まし、驚いき、そのことに対して怒ったら急に誰だなんて言ったからか。
少年「え、あぁ、....先におじさんがなんでここにいるのか教えてよ」
少しばかし動揺をしていたが....すぐに持ち直し何故俺がここにいるかを問うて来た。まぁそうだよな、見た感じ人っ子一人居ないこの島で急に人が現れたんだ驚きもするもんだろ。
おじさん「....はぁ、確かに先に聞いたのに、自分のことは、話さないのはいけないな。」
おじさん「おじさんはな、海軍の大佐ってやつで。それで海上訓練をやっていたんだが...でかい竜巻に巻き込まれたらしくてな、気づいたらここだよ....全くここはどこなんだか皆目検討もつかねぇのなんの」
こう答えるとこの少年は。
少年「なるほど!おじさん、偉い人ってことか!」
っとなんとも理解してるのかわからない返答をよこしてきた..が、目が眩しかったので突っ込まないことにした。
おじさん「まぁそうだな。それで、少年あんたはどこから来たんだ?」
少年「どこだと思う?」
少年の見た目は星の目を持っている以外は普通の金髪ロングであったから俺は。
おじさん「...外人か?」
っと答えた。
少年「残念〜僕は、ず〜〜〜〜と遠い、宇宙の先、別の惑星から来たんだもん」
おじさん「そりゃ無いぜ」
そりゃ無いぜ、わかるわけもないし、そんなことありゃしない。いわゆるダブルミーニングだ。だがこの少年は。
少年「無くないもん!事実だもん!ペガスス座51番星Bの近くにあるこの星ではまだ名前はないけど、僕達はアミファムって..呼んでるんだ」
後者にツッコミを入れた。
おじさん「達ねぇ...わかったとりあえず信じよう」
なんとも、大人っていうもんは具体的な名前を出されると信じてしまうもんで。まぁ他にも惑星の名前名前をこんな子供が正式名称で言えるとも思えなかったというのもある。
少年「やった!物わかりいいねおじさん」
この少年はさっきから、俺のことおじさん、おじさんって呼んでくるが...正直やめてほしい。自分がおじさんなのはわきまえているが...どうもこの少年に言われると嫌なものも思い出してしまう。が、俺も少年っと呼んでいるので、やめてほしいだなんて言えるはずもない。それにしても...。
おじさん「......」
少年「どうしたの?」
おじさん「いや、竜巻に巻き込またのは俺だけじゃないから他の奴らが居たり、荷物があったりしないかっと思ったんだが」
少年「残念ながら、ここらにはそれらしき人も、物もなかったよ」
イヤな知らせだ、部下の奴らがいないのは別にいいこんなところに流れ着いてなくて無事保護でもなんでもされいるかもしれないと思えるが。物品がないのは困る、食料も、飲み物もないとここを出る前に死んでしまう。この少年は、ってここの住人でもないのにここの基準で話してもいみないか。ものがないことに特段ヤバさを感じているわけでも無さそうだしな...。
おじさん「そうか...」
少年「おじさんはお家に帰りたいの?」
おじさん「そりゃそうだ、少年、お前は帰りたくないのか?」
おじさん「というか別の惑星から来たってどうやって来たんだよ」
少年「あぁ、僕は星を追いかけてきたんだ!僕の惑星ってね、ここより狭くてちっぽけなんだ〜でも惑星にいるのは僕だけだからどうってことはないんだけどね。」
星を追いかけて!?ここよりも狭くて誰も居ないってやっぱり飢えたりもしないのか。
少年「一人でもさみしくないのはね、星たちが僕とおしゃべりしてくれるからなんだ〜生まれたときからず〜〜〜〜と一緒で面倒見てくれてるんだ〜。いわゆる家族みたいなものでね。1つ名前がないっていう星があってね。なんだかその星がお父さん見たく思えたから、お父さんって呼んでたんだけど。」
星とおしゃべり...か。あぁそうか、家族がいないのか、だがこの少年は楽しそうだな。いいや、家族はいるな。
少年「ある時その星が落ちちゃって、僕それを見てなんかびっくりしちゃって思わず追いかけてきたんだ〜だからどうやって来たかっていまいち覚えてないんだよね〜」
到底この世界では理解し得ないな...。
少年「このネックレス?はねその星を拾って作ったんだ」
この少年は話を終えると、満面の笑みでどう思ったのか感想を聞いてきた。
おじさん「...なるほどスケールが違いすぎてわからなかったがわかった」
少年「それどっち〜」
少年「だからね、他のみんなに、会いに僕も帰りたいんだ〜」
それもそうか、家族と呼べるものに会えないのは辛い。しかも何歳かわからないが子供に。
だがこの少年は、辛そうな表情はしない、悲しいはずなのに笑顔で。
おじさん「そうなのか...」
少年「だからねおじさん...僕についてきて!」
そう言い少年は、走ってどっかに行ってしまった。
おじさん「は、え、」
きっと追いかけねばならないところなのだろうが...なにもないとこでやっても、姿は見えてしまうわけで、程々に、追いかけることにした。にしても海が近いからか海風が凄いな...夜はきっと寒くなるだろう。
....にしてもあの少年は体力の底を知らないのか、ここ十分程全速力で走っているが..やはり体の作りが違うのだろうか。あ、止まった。
そうすると少年はこちらに振り向き早く!!と言わんばかりの顔をしている。急ぐとしますか。
少年「ごめん、早かった?」
おじさん「いや、単純に体力を無駄にしたくなくてな」
少年「あ、そっか!もうすぐ着くよ」
???「あ、少年!」
尖った耳に、変わった瞳...頬に三日月?の模様こいつも宇宙人なのか?
少年「よ、宇宙人」
回答はすぐに貰えた、やはりか、にしてもド直球な呼び名だ。
???「宇宙人ってねぇ、あんたも宇宙人じゃないの〜別にいいけど」
少年「元気?」
???「元気も元気絶好調よって...何このデカブツ〜」
どうやらこの少女は俺のことに気がついてなかったようで...ものすごくびっくりしている。森の中で少し薄暗いから気づかないのも無理はないな。
少年「おじさんだよ」
???「あぁ、知り合いなんだ。じゃぁ挨拶しないとね」
???「私達は!ここ地球の遥か遠くにある惑星から来た!さな次郎なのである!」
おじさん「は、はぁ」
急にハイテンションになるもので少々困惑してしまった。
???「私の母星はここよりも技術が発達していてね〜惑星間交流をしたりもしてるんだけど!他の惑星に対して視察をしたりもしてるんだ!それでこの私は地球の偵察員ってわけで〜地球大好きなんだ〜食べ物も美味しいし、富士山だったりピラミッドだったり見るものたくさんで〜そいで、視察をしに地球へやってきたんだけど...途中でガソリンが少なくなってきちゃったから人目も無いし、ここで補給しようとしたらね」
???「ぱんって宇宙船壊れちゃったの〜cゔぇごbrmとえvmどえっfq」
おじさん「え、なんて」
???「ごめんなさい、早口になったり、翻訳できない言葉が入ってると翻訳機が作動しないのよね...いまはお家に帰りたい〜って駄々をこねただけ..気にしないで」
???「それで私!宇宙船を直すことになりまして、直せはするんだけどね、文明の差が激しいじゃない?」
???「例えば火みたいに最初は摩擦で火を付けてたでしょ?でもだんだん文明が発達していけばマッチだったりアルコールランプだったりって楽に火を付けられるようになったでしょ?それがなくなって1から火をつけろって言われてるもんなのよ。」
???「それで、無人島だし、材料も少ないからなんか段々どうでも良くなってきてうえぇって寝っ転がってたらこの少年が目の前にきてどうしたの〜って言ってきたからこのこと話したんだけど...そしたら僕もお家に帰りたい!!って言ってきて聞いてみたらこのこも宇宙人でね。約束したんだ!じゃぁ宇宙船できたら一緒に帰ろう!ってね。なんか自分のためで先の見えない作業ってモチベーション続かないけど、人が絡んでくると途端に、やる気になるんだね」
???「そんなことでうちはもうすぐ宇宙船を完成できる所まで来たんだ!拍手パチパチパチ」
???「あぁ、もう少し未来に、視察に来てたらなぁ〜って無人島だったら意味ないね」
???「っていらない身の上話しすぎたね、ごめんなさい。それじゃぁあなたの話も聞かせて」
おじさん「は、まて未来に視察?」
???「あ、ヤバ」
俺がそう言うとこのさな次郎?はあからさまに慌てしくじったと言わんばかりの顔をしていた。
おじさん「言ってはいけないことだったのか?」
???「そ〜あなたここの人でしょ?だから教えちゃだめなのにさ〜ミスった」
???「まぁいいや、おじさん誰にも言わないって約束してくれるなら教えたげるよ」
おじさん「俺が誰かにそう言ったって、そいつはこの事故で俺の頭がおかしくなったんじゃないかって病院に連れて行くと思うけど」
???「じゃぁあなたは厳格な人なんだね」
思っても見ないことを言われた。皆には鬼上司とかは言われるが...。
おじさん「さぁな」
???「じゃぁ教えたげる、私達はタイムスリップできるとも言えるし、できないとも言える。そんな感じ」
それは...どっちなんだ?
少年「どゆこと」
???「条件があるの過去に行くためのね」
???「2つほど」
っと言って指を2本あげた。
おじさん「その条件てのは一体?」
???「親殺しのパラドックスって知ってる?」
おじさん「聞いたことはあるが」
軍の誰かが話しているのを少し聞いたが、いまいち気に留めてなかった。過去に、行けるようになるの頃は、きっと俺は死んでるなっと思った記憶がある。
???「親殺しのパラドックスっていうのはね。」
???「例えば誰かがとてつもなく親を恨んでて殺してやりたい!って思ってたとする。けどその人の親はとてつもなくお金持ちでボディーガードが付いてるから殺せないとする。」
???「そんな時過去の戻れるってなったとする。その人は過去に戻って親を殺した。けどそれは自分が生まれる前だったとしたら...その人は生まれないでしょ?」
???「じゃぁ親を殺した人が居なくなるってことは、親は死なないそれでまたその人は生まれるこの繰り返し」
???「だから過去に行くことはできないってうちらは思ってる。」
???「これを解決する何かがあれば行けると思うけど...」
じゃぁなぜこの宇宙人は過去に来ているのか。いやここが現代で未来に行けるってことか?
???「まぁ要は自分にあまり関わりのないこと。国が違うとか。もっというと惑星が違うとかね。それだったら自分に影響はないから過去に行けるの。今回のはそれの応用」
じゃぁやっぱりここは、過去ってことなのか。
???「2つ目はね超直近であること。一日〜2日とかそれくらい」
???「ミルクレープって知ってる?」
おじさん「...申し訳ないが知らない」
俺がそう答えると少し考え出した。にしてもミルクレープ...聞いたこともないな。
???「じゃぁ地層って有るでしょ?」
おじさん「それならわかるぞ」
???「地層って、古いものがどんどん新しいものに被さって下に行くでしょ?化石を掘り当てるとして古い化石か、新しい化石どっちが楽だと思う?」
おじさん「まぁ新しい化石だな。」
少年「なんで?」
おじさん「古い化石は新しい化石より奥深くにあるんだ。」
少年「なるほど!」
???「そう!掘る量も違うしね。だっから現実に影響が少ないのよ。昔だと過ごした時間が長すぎて、大きな影響が出る可能性が高い」
おじさん「なるほど、だから数日の間なのか」
???「そういうこと、まぁ私がしたのはタイムスリップって感じの扱いじゃないんだけどね」
???「うちとここじゃ離れすぎてるから時差が生まれちゃうの、けど移動の時間を調整して行きたい時代に、行けるようにしてるの。まぁ精々五百年くらい過去から現在までだけど。」
おじさん「あぁ」
次元が違いすぎて、理解してるかしていないのか判断ができない...。が過去にはいけないのか。俺のしたいことをするためには...。
少年「じゃぁ未来にはいけないの?」
???「行ける、けど戻って来られない。過去にいけないから」
少年「あぁ!納得」
???「まぁ、パラドックス問題をどうにかできたら」
少年「行けるでしょ?」
???「よくわかってるね〜少年」
少年「えへ」
???「あぁ、それであなたは?」
そういえば自己紹介をしていなかったことを思い出した。やっぱり女の話は長い、宇宙でも。だが、飽きないどころか興味深くて忘れていた。
おじさん「あぁ、おれは海軍の大佐で海上訓練をしていたら竜巻に巻きこまれてな、この少年に叩き起こされたって感じだ」
???「へぇ〜大佐って凄いんだね。じゃぁ今度から大佐って呼ぼ」
おじさんだったり、大佐だったり忙しいな。そういえば。
おじさん「じゃぁ君はなんて呼べばいいんだろうか...さな次郎?」
???「あぁ!名前言ってなかった」
さな次郎はどうやら名前ではなかったようだ。じゃぁ何なんだ?
???「私はゆな。さな次郎はここで言う人間、種族名なんだ。いやぁ~いつも私達は!さな次郎なのである!って言っちゃうから癖で」
ゆな「まぁわかればなんて呼んでくれてもいいけど。この少年は宇宙人って呼んでるしね」
確かに少年は宇宙人っと呼んでいたな...だが、まぁ宇宙人が二人もいるし名前を教えてくれたんだ。
おじさん「ゆなさんでいいか?」
ゆな「呼び捨てでもいいのに。」
少年「じゃぁ僕ゆっちんって呼ぶね」
ゆな「まぁいいけど」
ゆな「それで、大佐あなた飛行機は運転できる?」
おじさん「できるぞ?」
ゆな「じゃぁ飛行機を作ってあげる。宇宙船といっしょにしたやつか、飛行機だけかだったらどっちがいい?たぶんね飛行機だけのほうが早いけど。宇宙船と一緒なら宇宙船が、できるのが早くなる」
そうだな。食料やらがないから一刻も早く帰らないといけないしな...。
おじさん「じゃぁ飛行機だけでもいいか?」
ゆな「オッケー任せといて」
ゆな「3日後くらいにまたここに来てね」
おじさん「あ、そうだ。水がある場所を知っているか?」
ゆな「...ごめんなさい知らないは。食料とかは一応有るんだけどね...ここの人が食べていいかわからないし...ほんのちょっとしか無いの。いわゆる光合成できるから私達。」
おじさん「まぁそうだよな...光合成できるのか?」
ゆな「まぁね。あ、こっちから着たならあっちに行ってみたら?だってこっちってこの島の端っこだから」
おじさん「あぁ、ありがとう。そっち行くことにするよ」
まったく宇宙人ってやつにはさんざん驚かされるってもんだな。
少年「あ、おじさん!」
少年「も〜行っちゃった」
ゆな「あはは、追いかけなくていいの?」
少年「そうだね。さよなら」
ゆな「うん!絶対完成させるからね」
ゆな「?」
ゆな後ろを振り返る。
ゆな「あっ!」
おじさん「うわぁ」
少年「おじさん!どうしたの...ってにーにゃだ!」
おじさん「は。」
にーにゃ「あ、こいつあんたの知り合いなの?」
少年「そう!おじさん。さっきあったんだ」
にーにゃ「そう...」
にーにゃはおじさんに手を差し出した。
にーにゃ「ごめん、こいつの知り合いだって知ってたら驚かせなかったのに」
おじさん「あ、あぁ」
少年「でも、なんでおじさんは驚いたの?」
おじさん「猫が....人化けたから」
もしかしてこいつも宇宙人なのではないのかとすら思える。
にーにゃ「私だって、最初は驚いた。」
少年「あぁ、あの時のことだね」
にーにゃ「この子供が、だいぶ前に私の前に現れてね。それでにーにゃなんて名前を私につけたの。そしたら急にボンってこの姿になったのよ」
はぁ、この猫はただの猫で、少年に会って名前をつけられてから...じゃぁ少年の力ってわけか?
にーにゃ「まぁなりたいときになれるから別にいいんだけど」
少年「僕も驚いたよ。猫ってそういう生き物なんだって思っちゃったもん」
にーにゃ「それで、なんでここまで?」
おじさん「あぁ、そうだ。水がある場所を知らないか?」
にーにゃ「水ね...朝露は私が飲んじゃったし。人間は海水を飲めないよね」
この猫はしばらく考え込んで、そして口を開いた。
にーにゃ「あぁ、あの林の奥...この島の端っこら辺に池があったと思う...けど」
なにか懸念点が有るような顔をして言った。
おじさん「何かあるか?」
にーにゃ「だいぶ前に行った時、何かがいる音が聞こえた。それからあそこに近づいてない。なにか動物が居てそれが肉食動物で殺されたら溜まったもんじゃない」
少年「あぁ、あそこか」
にーにゃ「行ったこと有るの?」
少年「にーにゃ似合うちょっと前くらいにね」
少年「特段怖い動物はいなかったけど....」
おじさん「まぁいるにもいないにしても、水がなかったら死んでしまう。だから行ってみるとしようか少年」
少年「うんわかった」
にーにゃ「水を見つけられるといいわね」
少年「そうだね」
にーにゃ「そういや、あんたは水いらないの?」
少年「なくても生きてけるから」
にーにゃ「は、」
少年「じゃぁばいばい」
にーにゃ「またね」
にーにゃ「ニャ!?」
ある程度行ったところで少年を置いてきてしまった事に気づき。林の入口辺で足を止めた。そうしたらすぐに少年が追いかけてきてくれた。
おじさん「おぉ少年、置いてきてしまったな」
少年「うんん、気にしないでにーにゃとおしゃべりできたから」
そういって少年は屈託のない笑顔で答えた。
おじさん「じゃぁ行こうか」
そういって林の中へ入ろうとした。その時少年が手を握ってきた。
おじさん「どうした?」
少年「だめだった?」
おじさん「....だめではないが」
少年「んふふ、おじさん優しいね」
おじさん「どうだろな」
少年「えぇ〜優しいよおじさんは。」
おじさん「そうかよ」
少年「ねぇおじさん」
おじさん「ん?なんだ?」
少年「もし、数日の間過去に戻ったとしても、結果が変わらなくて変わるまで繰り返し過去に戻られるとしたらどうする?」
おじさん「ん〜どうするってやるかやらないかって事か?」
少年「じゃなくて、結果が変わるまでやり直し続ける事になったって感じ?」
おじさん「変わるまでやるしか無いんじゃないか?」
少年「どれだけやっても変わらなかったら?」
少年「何が原因だと思う?それか解決策」
なんだか少し...いや、やめよう。にしても物凄い勢いで聞いてくる。それだけ知りたいのか。
おじさん「人を増やす。」
少年「え?」
おじさん「一人じゃできないことも、何にかで集まればできるかもしれない。過去の失敗を知って直そうとする人がもう一人くらい居いれば。考え方も、動き方も変わる。かもしれない」
少年「あぁ、それは...盲点だったな。けど一人でなんとかしないといけないときは?」
おじさん「別に誰か頼ったって、バチは当たらないとおじさん思うけどな」
少年「そう...」
おじさん「欲しい答えじゃなかったとしたら申し訳ないな。」
子供だから一人でなんとかしたいと思っているのかもしれないな。けど、一人でっとなると。難しいかもな。
おじさん「?何かいる」
少年「....あ、けいちゃんだ!」
そういって少年は走っていってしまった。
おじさん「けいちゃん?」
けい「うわぁ、びっくり。久しぶり」
追いかけていくと、普通の人間っぽい少女に少年が抱きついていた。
けい「えっと、そちらは君のお知り合いかな?」
その子は私に気づいたようで、少年に聞いた。だが私にはなんと行っているかわからなかった。
少年「うん!水の場所を探してるんだって」
まぁ多分、俺について聞いたんだろう。
けい「水の?ちょうど私が汲んできたの有るからもらっててください。」
おじさん「?」
少年「あ、お水くれるって」
おじさん「いやいや、そんな悪いです」
っといらないと伝わるジェスチャーをした。
けい「まえこの子に助けてもらったから。気にしないでください」
伝わったみたいだ。
少年「おじさんもらっちゃいなよ」
おじさん「じゃぁ遠慮なく」
けい「あ、ここじゃなんですから少しばかしついてきてください」
少年「ついてきてだって」
暫く歩くと青いテントが見えてきた。
けい「ここ私の家なんで、上がってください」
おじさん「おぉ」
中に入るといろいろな器具に、いろいろな本。...読めない字で書いてある。
少年「けいちゃんの家なんだって」
おじさん「え、家?」
少年「くらげ?の研究をしに、ここに来たみたい。だからおじさんとは違うね」
おじさん「はぁ、若そうなのに凄いな」
だからか、服にくらげらしき刺繍があるのは。
なにやら少年とけい?といったかなと話している。
少年「え、いいの?」
けい「うん」
おじさん「なんだ?」
少年「食料も少し分けてくれるって」
おじさん「そんな申し訳ない」
少年「でも3日分だけだよ?」
おじさん「....わかった貰おう。」
おじさん「ありがとうございます。このお返しは必ずします」
本人はなんと言っているかわかっていないと思うが。感謝していることが伝わるように、頭を何度も下げた。
おじさん「それじゃぁ水の確保ができたんだし。行こうか少年」
これ以上俺達がいてもこの子に迷惑だろう。
少年「!うんわかった」
少年「おじさん、先戻っておいて。けいちゃんと少し話したいんだ。」
おじさん「あぁ、わかった」
俺がいてもどうせなんと言っているかわからないで余計手間を増やしてしまうかもしれないしな、そう思い来た道を戻り始めた。
少年「けいちゃん色々ありがとうね。おじさんとっても喜んでたよ」
けい「うんん、気にしないで。この前助けてもらったから、けど君に返せてないね」
少年「気にしないでよ、僕に助けたって自覚あんまないし。おじさんが喜んでるからいいんだよ。」
少年「じゃぁ僕も戻るから...ばいばい」
けい「うん、また...ね」
少年「早かったねおじさん。もう戻ってるとは思わなかったよ」
少年は無邪気にいつもどおりそう言って少年は俺の横に座った。
恐怖を感じた。少年に、なぜ無邪気でいられるのか。俺には到底理解出来ない。あ、もしかして、理解できてないのではないのかと、思うようになるほどに。
おじさん「....」
少年「どうしたの?おじさん」
おじさん「少年、見ただろ?戻ってくるときに」
少年「え?」
おじさん「あの二人が死んでたの」
少年「え、あぁ」
おじさん「なぜそう平気でいられるんだ。俺には到底理解出来ない」
少年「はぁそっか、そっか」
そう言い少年は立ち上がり。そして、俺に銃口を向けた。
少年「君はいつも同じ事を言うね....さよなら」
おじさん「は、」
少年、拳銃を打ち...おじさんを殺す。鈍い音が響き、そして...。
おじさん「はぁ!?....うわぁ!!」
驚いた、驚いた。死んだかと思った。
少年「人の顔見て驚くとかひどいよ?」
あぁ、申し訳ないことをしてしまった。怒るのも無理はない。急に大声だしてしまったのだから。
おじさん「...あぁ、いや悪い」
おじさん「おじさん、なんだか怖い夢見ちゃってよ....驚いちまったんだ!たしか..何かが死んだ夢だった気がする」
少年「え?」
おじさん「悪い忘れてくれ」
少年「おじさんはどうしてこんなところにいるの?」
おじさん「...なんでだろうな、...いやここ何処だよ」
いやまぁ、よくよく考えたらこの少年は誰なんだ。...まぁ介抱してくれていたし。悪いやつではないだろうが。
にしても...この少年は、眩しいな。まるで、...やめよう。
まるで星を目の中に入れてるみたいに眩しいな。
少年「今更?」
おじさん「気づかなかったんだよ、びっくりして、悪いか?」
少年「悪くないけどさ〜」
なんでここにいるのか....か、この少年に会ったからか、夢のせいかわからないが。一番最初に思ったことは。
おじさん「...あぁきっと天罰が下ったんだよ」
少年驚いた顔をして。
少年「...え、て、天罰?」
おじさん「少し昔に、いけないことをしてしまったんだ..おじさんは」
まったくもって少しでもなんでもない、大昔の事で、いけないことどころの話でもないが。
少年「え、あ、...」
おじさん「悪い忘れてくれ。こんな子供に話すようなことでもないしな」
少年「いつか教えてよ」
おじさん「...いつかな」
言う気は無い、言いたくも、思い出したくもないからな。だがこう返すと少年は。
少年「やった〜」
なんだか悪いことをしてしまった気分になった。が、気が変わる...時が来るかもしれないしな。
おじさん「そんな人の失敗話が聞きたいのかよ...」
これはホントだ。あぁそうだ、別の失敗話を話せばいいのか。いや、あれは失敗話どころではないが。
おじさん「そうだ、少年」
少年「ん?」
おじさん「君はどこから来たんだ?」
これはただの純粋な疑問だ。親らしき人もいないのに、元気にここにいるから。
少年「...どこだと思う?」
金髪で、目は...考えないことにしてそうするとなぁ。
おじさん「見た感じ...何処の国の人かってのはわからんな」
少年「そりゃわかるかけないよ、ず〜〜〜〜と遠い、宇宙の先、別の惑星から来たんだもん」
これは嘘だ。
おじさん「嘘だね」
少年「...嘘じゃないよ〜ほんとペガスス座51番星Bの近くにあるこの星ではまだ名前はないけど、僕達はアミファムって..呼んでるんだ」
おじさん「達?...どっかで頭打って記憶でもおかしくなっちゃったんじゃないか?」
それか、ごっこ遊びの記憶と混ざっているか。
少年「違う!ちゃんと、アミファムからきたもん!....ここからじゃ見えないかもだけど」
おじさん「はぁ、まぁそうか、そうなんだな」
なんだか、必死で思わず信じてしまいそうな。そんな強い目。久しぶりに見たな。
少年「信じてないでしょ」
おじさん「いや信じてるさ」
少年「あっそう、じゃぁいいけど」
おじさん「はぁ」
まぁ、信じてなさそうに思えるよな。にしても、ここか。
少年「どうしたの?おじさん」
おじさん「ん〜いや、そういえばなんでここにおじさんがいるのか、話してなかったな」
少年「え、あぁ、そう..だね」
おじさん「?まぁ、おじさんもよくわかってないけど、おじさんは海軍ってとこの大佐をしててな。海上訓練をしていたところ...だったんだがな。竜巻に飲み込まれちまってここだよ。」
少年「なるほど!おじさん、偉い人ってことか!」
よくわからない返事だが、威勢はいいな。気に入った。だが、理解してるかは怪しいところだがな。
少年「....ねぇおじさん」
おじさん「ん、どうした」
少年「おじさんはお家に帰りたいの?」
おじさん「いや、別に。帰らなくても....いいかな」
少年「え、は、」
どうやら動揺させてしまったようだ。まぁ普通なら帰りたいと思うはずだからな。これはちゃんと説明しないとな。
おじさん「これはきっと、おじさんに対する罰なんだよ。だから自分で抜け出しちゃおうなんて思ってはいけないんだ。」
おじさん「少年、君は家に帰りたいのか?」
少年「....僕ね」
少年は少し間を開け。語り始めた。
少年「いくつかお話を聞いたことが有るんだ。童話かな?」
少年「人魚姫?とかだったり、浦島太郎とかロミオとジュリエットとかね色々」
...浦島太郎?ってなんだ。
少年「けどね、この2つって、バッドエンドなんだよ。みんなに愛されてるのに。子供向けなのに」
少年「それでね、僕思ったんだ。バッドエンドって嫌だなって」
少年「どうせ終わるなら、ハッピーエンド!の、ほうがさ。後味?いいじゃん」
....あまり気にしたこともなかったな。子供というのは時に鋭いものだな。この話が何につながるのかは不明だが。
おじさん「まぁ確かにめでたしめでたしっで終わったほうが...見てる側は気持ちがいいかもな」
少年「だから、僕のハッピーエンドに...付き合ってよおじさん。」
!一瞬なんだか。子供とは思えない顔をしていたな。けど、ハッピーエンドなんて現実にあるのか?....でもそんな現実的じゃないってわかっていても。その眩しくて真っ直ぐな目で見られたら、断るに...断れないじゃないか。だとしても、この少年はどんなハッピーエンドを望んでいるのだろうか。どうせ、家族のもとに帰りたいとか、死にたくないとかそんなところだろう。まぁ
、どうにか...でき、るか?
おじさん「わかったよ。」
少年「やった〜」
おじさん「んで、どんなエンドがお望みなんだい?」
少年「...みんな無事にお家に帰ること!」
少年「だから、おじさんもお家に帰らなきゃいけないよ〜ここに骨を埋める事はできない!」
少年「協力してくれるんでしょ?」
やられた、まさかの全員巻き込みパターンか。まぁなんとなく、心のなかでは思っていたが...気にしないでいた....みんな?
おじさん「こりゃまた一本取られたな。ところでみんなってのは?」
少年「ついてきて」
....無視か。嫌いじゃない。....あ。
おじさん「おい少年」
少年「ん?」
おじさん「銃...盗ったろ」
こう言うと少年は、なぜバレた!みたいな顔をして、気まずそうな顔で銃を差し出してきた。
少年「...ごめんなさい。きに...なっちゃって」
おじさん「...バレないとでも思ったのか。まぁ返してくれるなら許そう。だが二度と触っちゃだめだからな。」
おじさん「これは凶器だ。...人を殺せるほどの」
少年「...そう、なんだ。僕知らなかった。僕の星にはなかったから...まぁ僕の星なにもないけど」
おじさん「なにもないのか?」
少年「そうだよ。僕一人いるので精一杯の大きさ」
おじさん「さみしくなかったのか?」
少年「星とお話してたから平気だよ?星はね僕に言葉とか色々教えてくれる家族みたいなものでね。生まれたときから見守ってくれてるんだ。あ、でも1つお友達の星もいたよ!」
ほ、星とお話...か。
少年「僕がどうやってここに来たか教えてなかったね」
少年「星には名前があるんだけどね。1つだけ...名前がない星があったの。なんだかその星がお父さん見たく思えたから、お父さんって呼んでたんだけど。」
少年「ある時その星が落ちちゃって、僕それを見てなんかびっくりしちゃって思わず追いかけてきたんだ〜。がむしゃらにねそしたらここにいたんだ」
少年「このネックレス?はねその星を拾って作ったんだ」
なるほど、この少年が星を宿しているように思えたのは、錯覚ではなかったのかもしれないな。星の元育ち、その星を持ってるんだ。
ゆな「およ?」
こんな話をしていたら人影が出てきた...ここに人はまだいたのか。
ゆな「おぉ、少年じゃん!っで〜この大きくて怖い人は?」
少年「おじさんだよ?」
少年「てか、おじさんは怖くないよ、優しいよ?」
おじさん「優しくはないと思うが」
ゆな「って〜言ってるけど」
少年「えぇ〜だって、僕のお願い聞いてくれたじゃん」
おじさん「...いやそれは」
ゆな「まぁ、少年頑固だし。認めないとずっと言うよ」
それって、堂々と本人の前で言っていいんだろうか。
少年「頑固じゃない!」
ほらこうなる。
おじさん「わかった、わかった。おじさんは優しいそれでいいか?」
少年「うん」
ゆな「それで〜少年がこっち来るの久々だね」
少年「まぁ意外と遠いし」
ゆな「君のいた星が小さすぎるんじゃなくて?」
少年「まぁだから、あんまり動く気にならないんだよね」
ゆな「まぁしょうがないか」
...事情は知ってるみたいだが、どう見たって一般人とは思えない。
おじさん「君は一体何者なんだ?」
ゆな「あ、説明してなかったね」
ゆな「私達は!ここ地球の遥か遠くにある惑星から来た!さな次郎なのである!」
おじさん「は、はぁ」
急にハイテンションになるもので少々困惑してしまった。
ゆな「私の母星はここよりも技術が発達していてね〜惑星間交流をしたりもしてるんだけど!他の惑星に対して視察をしたりもしてるんだ!それでこの私は地球の偵察員ってわけで〜地球大好きなんだ〜食べ物も美味しいし、富士山だったりピラミッドだったり見るものたくさんで〜そいで、視察をしに地球へやってきたんだけど...途中でガソリンが少なくなってきちゃったから人目も無いし、ここで補給しようとしたらね」
ゆな「ぱんって宇宙船壊れちゃったの〜cゔぇごbrmとえvmどえっfq」
おじさん「は?」
ゆな「ごめんなさい、早口になったり、翻訳できない言葉が入ってると翻訳機が作動しないのよね...いまはお家に帰りたい〜って駄々をこねただけ..気にしないで」
ゆな「それで私!宇宙船を直すことになりまして、直せはするんだけどね、文明の差が激しいじゃない?」
ゆな「例えば火みたいに最初は摩擦で火を付けてたでしょ?でもだんだん文明が発達していけばマッチだったりアルコールランプだったりって楽に火を付けられるようになったでしょ?それがなくなって1から火をつけろって言われてるもんなのよ。」
ゆな「それで、無人島だし、材料も少ないからなんか段々どうでも良くなってきてだって先見えないし、なんかモチベ続かなくってさ、うえぇって寝っ転がってたらこの少年が目の前にきてどうしたの〜って言ってきたからこのこと話したんだけど...そしたら僕もお家に帰りたい!!って言ってきて聞いてみたらこのこも宇宙人でね。約束したんだ!じゃぁ宇宙船できたら一緒に帰ろう!ってね。なんかさ、人が絡んでくると途端に、モチベーションが続いてやる気になるんだね」
ゆな「そんなことでうちはもうすぐ宇宙船を完成できる所まで来たんだ!拍手パチパチパチ」
ゆな「あぁ、もう少し未来に、視察に来てたらなぁ〜って無人島だったら意味ないね」
ゆな「っていらない身の上話しすぎたね、ごめんなさい。それじゃぁあなたの話も聞かせて」
おじさん「未来に視察?」
ゆな「あ、みすった」
俺がそう言うとこのさな次郎?はあからさまに慌てしくじったと言わんばかりの顔をしていた。
おじさん「言ってはいけないことだったのか?」
ゆな「そ〜あなたここの人でしょ?だから教えちゃだめなのにさ〜ミスった」
ゆな「まぁいいや、おじさん誰にも言わないって約束してくれるなら教えたげるよ」
おじさん「俺が誰かにそう言ったって、そいつはこの事故で俺の頭がおかしくなったんじゃないかって病院に連れて行くと思うけど」
ゆな「じゃぁ厳格な人なんだね」
思っても見ないことを言われた。皆には鬼上司とかは言われるが...。
おじさん「さぁな」
ゆな「じゃぁ教えたげる、私達はタイムスリップできるとも言えるし、できないとも言える。そんな感じ」
それは...どっちなんだ?
少年「どゆこと」
ゆな「条件があるの過去に行くためのね」
ゆな「2つほど」
っと言って指を2本あげた。
おじさん「その条件てのは一体?」
ゆな「親殺しのパラドックスって知ってる?」
おじさん「聞いたことはあるが」
軍の誰かが話しているのを少し聞いたが、いまいち気に留めてなかった。過去に、行けるようになるの頃は、きっと俺は死んでるなっと思った記憶がある。
ゆな「親殺しのパラドックスっていうのはね。」
ゆな「例えば誰かがとてつもなく親を恨んでて殺してやりたい!って思ってたとする。けどその人の親はとてつもなくお金持ちでボディーガードが付いてるから殺せないとする。」
ゆな「そんな時過去の戻れるってなったとする。その人は過去に戻って親を殺した。けどそれは自分が生まれる前だったとしたら...その人は生まれないでしょ?」
ゆな「じゃぁ親を殺した人が居なくなるってことは、親は死なないそれでまたその人は生まれるこの繰り返し」
ゆな「だから過去に行くことはできないってうちらは思ってる。」
ゆな「これを解決する何かがあれば行けると思うけど...」
じゃぁなぜこの宇宙人は過去に来ているのか。いやここが現代で未来に行けるってことか?
ゆな「まぁ要は自分にあまり関わりのないこと。国が違うとか。もっというと惑星が違うとかね。それだったら自分に影響はないから過去に行けるの。今回のはそれの応用」
じゃぁやっぱりここは、過去ってことなのか。
ゆな「2つ目はね超直近であること。一日〜2日とかそれくらい」
ゆな「ミルクレープって知ってる?」
おじさん「...申し訳ないが知らない」
俺がそう答えると少し考え出した。にしてもミルクレープ...聞いたこともないな。
ゆな「じゃぁ地層って有るでしょ?」
おじさん「それならわかるぞ」
ゆな地層って、古いものがどんどん新しいものに被さって下に行くでしょ?化石を掘り当てるとして古い化石か、新しい化石どっちが楽だと思う?」
おじさん「まぁ新しい化石だな。」
少年「なんで?」
おじさん「古い化石は新しい化石より奥深くにあるんだ。」
少年「なるほど!」
ゆな「そう!掘る量も違うしね。だっから現実に影響が少ないのよ。昔だと過ごした時間が長すぎて、大きな影響が出る可能性が高い」
おじさん「なるほど、だから数日の間なのか」
ゆな「そういうこと、まぁ私がしたのはタイムスリップって感じの扱いじゃないんだけどね」
ゆな「うちとここじゃ離れすぎてるから時差が生まれちゃうの、けど移動の時間を調整して行きたい時代に、行けるようにしてるの。まぁ精々五百年くらい過去から現在までだけど。」
おじさん「あぁ」
次元が違いすぎて、理解してるかしていないのか判断ができない...。が過去にはいけないのか。俺のしたいことをするためには...。
少年「じゃぁ未来にはいけないの?」
ゆな「行ける、けど戻って来られない。過去にいけないから」
少年「あぁ!納得」
ゆな「まぁ、パラドックス問題をどうにかできたら」
少年「行けるでしょ?」
ゆな「よくわかってるね〜少年」
少年「えへ」
ゆな「あぁ、それであなたは?」
そういえば自己紹介をしていなかったことを思い出した。やっぱり女の話は長い、宇宙でも。だが、飽きないどころか興味深くて忘れていた。
おじさん「あぁ、おれは海軍の大佐で海上訓練をしていたら竜巻に巻きこまれてな、この少年に叩き起こされたって感じだ」
ゆな「へぇ〜大佐って凄いんだね。じゃぁ今度から大佐って呼ぼ」
おじさんだったり、大佐だったり忙しいな。そういえば。
おじさん「じゃぁ君はなんて呼べばいいんだろうか...さな次郎?」
ゆな「あぁ!名前言ってなかった」
さな次郎はどうやら名前ではなかったようだ。じゃぁ何なんだ?
ゆな「私はゆな。さな次郎はここで言う人間、種族名なんだ。いやぁ~いつも私達は!さな次郎なのである!って言っちゃうから癖で」
ゆな「まぁわかればなんて呼んでくれてもいいけど。この少年は宇宙人って呼んでるしね、あんたも宇宙人やろがいって感じ」
おじさん「まぁたしかに...そうだな」
少年「じゃぁ!ゆっちんって呼ぶ」
おじさん「ゆなでもいいか?」
ゆな「オールオッケーなり」
おじさん「ん?」
何処かで聞いたことが...気のせいか。
ゆな「あ、早々それで、少年はなんで遠路はるばるこっちまで?」
少年「おじさんもお家に帰るから。どうにかしてくれないかなって〜」
ゆな「そういうことね。それならゆなぽんにまかせんしゃい!」
おじさん「呼び方多すぎだな」
ゆな「ん〜...大佐」
おじさん「なんだ?」
ゆな「飛行機って操縦できる?」
おじさん「あぁ、一応一通りは」
ゆな「じゃぁ飛行機を作ってあげる」
ゆな「宇宙船と一緒にしたやつか、飛行機だけかどっちがいい?飛行機だけのほうが、飛行機ができるのは早いと思うけど」
まぁ普通なら飛行機だけを選んだほうがいいんだろうが。
おじさん「宇宙船と一緒ので頼む」
少年「え!なんで?」
おじさん「お前がちゃんと帰れるか心配だからな、できるだけ一緒にいてやる」
少年「えぇ...」
おじさん「俺は別に帰りたいわけじゃないからな」
ゆな「え、そうなの?」
おじさん「こいつの口車に乗せられちまったから帰ることになっただけだ」
ゆな「あ、そうなの」
ゆな「まぁ兎にも、角にも、一緒のやつ作ってあげるから」
作ってくれるのはありがたいが、今はそれよりも....。
おじさん「あぁ、それと...飲み物ないか?」
ゆな「え、あぁ...あるんだけどね、地球の人が飲んでいいのかわからないから...ごめんなさい」
おじさん「まぁそうだよな」
ゆな「ペン持ってたりする?」
おじさん「え、あぁ」
ゆな「この島ね、上空から見た時の記憶だけど...こうな形だったのよね」
ゆなは紙を取り出し、簡単な島の形を書いた。
ゆな「たぶんね、大佐たちが来たのはここ、島の端っこんで今ここでしょ?」
ゆな「ここの奥に森があるの、私は手前のここらへんで素材集めしてるから行ったことないんだけど...何かあるとしたら森にあるんじゃないかしら?てか手前の林にも朝露とかはあるかもしれないけど」
おじさん「そうか、取り敢えずこっちにいけばいいのか」
ゆな「そう」
おじさん「わかった、ありがとう。ほら行くぞ少年」
おじさん少年の手を握る。
少年「え、ああうん!」
ゆな「じゃぁ3日後くらいにまたここに来て〜」
少年「わかった〜ばいばい〜」
おじさん「わかった、また3日後くらいに来るな〜」
ゆな「は〜いよろしく」
ゆな「さてっとやりますかって...あ」
ゆな「大佐にペンかえすの忘れてた〜」
ゆな「追いかけりゃ間に合うか」
おじさん「うわぁ、びっくりした」
少年「わぁ!にーにゃ久しぶり。いつも色んなところで会うね」
にーにゃ「それより、このデカブツは、あんたの知り合い?」
少年「そうだよ!おじさん。さっき知り合った...ばっかりなんだ!」
にーにゃ「あぁ、そうなのね。少年だけかと思ってうっかり、驚かせちゃったわね」
おじさん「まぁ、うん」
ゆな「うわぁ〜いた〜」
おじさん「おぉ何だ次から次へと」
ゆな「ペン返し忘れてたから」
そう言ってゆなはペンを差し出す。
おじさん「持ってても良かったのに」
ゆな「いやいや、ペンはまだあるから大丈夫。さっきは取るのが面倒だっただけって!ねこ?」
にーにゃ「まぁ一応」
少年「にーにゃだよ!」
ゆな「...地球猫って姿変えられるんだ〜本では書いてなかったな〜」
おじさん「いや、変えないぞ」
ゆな「じゃぁどういうこと?」
少年「えっとね」
少年事情を説明する。
少年「ってかんじでさ」
ゆな「宇宙人もびっくり。そんな宇宙人聞いたこと無いよ」
少年「そうなんだ」
にーにゃ「まぁ意外と使い勝手はいいわよ。なりたいときになれるし」
にーにゃ「それで、なんのよう?」
おじさん「あぁ、水がどこにあるか探しに来たんだ」
にーにゃ「ん〜水ね、朝露は私が飲んじゃったし。...あ、森の奥に池があったと思うけど...」
おじさん「どうした?」
にーにゃ「ある時から物音が聞こえてから入ってないのよ。なんか獰猛な動物が居て殺されたら溜まったもんじゃないもの」
少年「あぁ、あそこか」
ゆな「およ?なにか知ってるの?」
少年「にーにゃに会う、ちょっと前くらいにね」
少年「特段怖い動物はいなかったけど...」
ゆな「他にはなにかいなかったの?」
少年「え、あぁえっと」
ゆな「なになに?」
少年「けいちゃんがいるんだ」
一同「「「けいちゃん?」」」
少年「そう、友達、ここでなにかしてるみたい」
にーにゃ「なにかって?」
少年「わかんない。聞いたけど。よくわかんなかった」
にーにゃ「あぁそう」
おじさん「まぁ、じゃぁそこに行こう。というかそこしか行く場所がないしな」
にーにゃ「はぁ、気になるからついてく」
少年「え!」
にーにゃ「え、だめ?」
少年「いや、全然」
ゆな「この可愛い猫ちゃんが行くならういちんもついてく〜」
ゆな、にーにゃに抱きつく。
にーにゃ「スキンシップ激し。ちょっと〜」
ゆな「も〜釣れないね〜ちみは」
....ちみは?気のせいか?
おじさん「...じゃぁ、みんなで行くってことでいいのか?」
少年「まぁ〜そうなるね。飛行機はいいの?」
ゆな「...どうにかなるっしょ」
不安でしかないが、まぁ帰れなくても俺はいいのだが。
にーにゃ「飛行機?」
ゆな「うんそう」
ゆなはにーにゃに事情を説明する。
にーにゃ「...なるほど宇宙人。まぁ納得したは、言動が意味不明だもの」
それは同感だ。
ゆな「えぇ翻訳機が作動してないのかな?」
にーにゃ「言い回しの話」
ゆな「あぁ!」
ゆな「え?」
少年「あ!」
少年が何処かに向かって走り出した。...その方向にはなにやら人影があった。
おじさん「あ、ちょっ。少年!」
俺も見失うまいとその方向に向かって走り出した。
ゆな「...あれ追いかけたほうがいい?」
にーにゃ「行く場所は1つしか無いんだから焦ること無いと思うけど」
ゆな「たしかに一本道だわさ、じゃぁ行こう同士」
にーにゃ「は?え」
少年「けいちゃん〜」
けい「うわぁ!」
おじさん「急に走っちゃだめだろ」
...見た感じ、外国しかもアジア系の重大くらいの子どもか?
多分そのけいというこは、少し困惑しながら俺に指を指し何かを言っている。
少年「あぁ、おじさん!さっきあったんだ〜あとはね〜」
ゆな「おぉ、なにこれ」
にーにゃ「まぁ、なんともなさそうね」
けい「...え、っと〜」
少年「あぁ!この子は宇宙人のゆなで、こっちは猫のにーにゃ」
けい「え、猫!?」
にーにゃ「そう、なんでか知らないけど、この姿になれたの」
けい「というか、宇宙人」
ゆな「そう!私達は!ここ地球の遥か遠くにある惑星から来た!さな次郎なのである!」
にーにゃ「は、なに?」
けい「さな次郎?」
ゆな「うちでの種族名、人間みたいな感じ」
2人「「あぁ」」
ゆな「好きに呼んでね」
けい「じゃぁ、ゆなじろう!」
ゆな「え?」
にーにゃ「いいわね、私もそう呼ぼっと」
けい「さな次郎とゆなを足して、ゆなじろう」
ゆな「...なるほどねわかった」
ゆな「んで、ちゃそはどうしてここに居るの?」
けい「ちゃそ?」
ゆな「けいちゃんだからちゃそ」
おじさん「そこ取るのかよ」
にーにゃ「私のほうが意味わからないから」
おじさん「え。なんて呼んでるんだ?」
ゆな「同士」
おじさん「由来は?」
ゆな「ん〜....なんとなく?」
にーにゃ「ほら!由来が有るだけマシなの」
けい「まぁわかった。私がここにいるのはね、クラゲの研究をしてるからなの」
おじさん「クラゲの研究」
けい「ここにはねいろんなクラゲが居るから、研究のしがいが〜って、なんであなたの言ってることがわかるの?」
おぉ...確かにさっきまでわからなかったのに。
ゆな「それはあちきがいるからだよ☆」
おじさん「?」
ゆな「この翻訳機はね、自分の言葉だけじゃなくて、周りにいる人の言葉も相手の言葉に変換できるの便利っしょ」
けい「なるほど、だから。たしかに便利だね」
けい「あ、そうそう。あなたは?」
けいは俺に向かって質問をしてきた。
おじさん「そういえば俺だけ紹介してなかったな。俺は海軍の大佐で海上訓練の途中で竜巻にあって。ここに来たみたいで、この少年に叩き起こされたんだ」
ゆな「私は大佐って呼んでる」
けい「あぁ、そう」
けい「...なんでみんな私の方に今までこの子以外とはあったことなかったしですし」
おじさん「飲水を探していてな、にーにゃが、ここに水があるって言うから来たんだ」
けい「そういうことだったんですね、だったら私の拠点へ来てくださいよ、水と食料を分けてあげますよ」
おじさん「え、いやそんな悪いですよ」
けい「この子が前に私が、ドククラゲにやられてたところを助けてくれたんです。その恩返しといいますか。でもこの子へのお礼もしっかりしますよ」
少年「いいよ、僕そんな助けたって自覚無いし」
けい「だめ、ちゃんと返す」
けい「ここが私の拠点です。少し散らかってますけど」
おじさん「ありがとうございます」
けい「いえいえ...もう暗くなってきてますし。皆さんここに泊まっていきます?」
ゆな「え!いいの?」
けい「少し狭いかもだけど...」
少年「!楽しそう!」
ゆな「久々に寝転がって寝られるかも」
おじさん「色々ありがとうございます」
ゆな「あ!キャンプファイヤーしようよ!」
にーにゃ「え、なに?」
ゆな「キャンプファイヤーだよ!火を起こしてその周りにみんな座っておしゃべりするの」
けい「楽しそう」
少年「いいじゃん!やろう!」
おじさん「まぁ、いいか」
にーにゃ「いまいちよくわからないけど、なる流れみたいね」
キャンプファイヤーの準備が終わり、皆が夜空の下、炎を囲んで、マシュマロを焼いている...よくあったな。
少年「そういえば、にーにゃはなんでここにいるんだ?」
にーにゃ「え?」
少年「他に動物もいなそうじゃん、なのに、にーにゃだけいてさ」
にーにゃ「さぁね、物心って言うの?それがついたときにはもうここにいた。一人でね。まぁもしかしたら私も事故にあってここに着たのかもしれないけど、覚えてないし」
ゆな「ねぇ〜一緒にお家に帰らない?僕の家」
にーにゃ「あんたのところって猫いないんでしょ?」
ゆな「ちゃんと本で調べたし〜餌もちゃんとあげるからさ〜」
にーにゃ「なんでここで調べられるのよ」
ゆな「だいぶ前に飼いたかったけど飼えなかったから。その時に調べた」
にーにゃ「あぁ、そうなの」
ゆな「みんな帰ったら一人だよ?」
にーにゃ「....まぁちょっと考えさせて」
ゆな「わーい」
ゆな「...そうだちゃそ、マシュマロってここにないよね?」
けい「そうだね」
ゆな「なのに何であるの?」
けい「私が研究を始めたときから月イチで、研究結果を報告する船があってね、その時についでに食料とかもらってたの。あと帰りたいときに帰れるようにって、でも慣れてきたから段々支給の回数を減らしてもらってね...」
にーにゃ「どうしたの?」
けい「最後に来たのがね、半年以上も前なの。だから...」
ゆな「帰りたい?」
けい「うん、研究はまだ途中なんだけどね」
少年「じゃぁなんで?」
ゆな「いつでも帰れるから帰らないのはね、帰る手段がないから帰らないとは別物なんだよ」
ゆな「私だって、調査で何年も家に帰らないことはあるけど、それは宇宙船があるから、いつでも帰れるって言う安心があるけど。でも急に帰れないってなったらいつ帰れるかわからなくて不安でしょ?」
少年「あぁ!」
ゆな「じゃぁみんなで帰ろっか」
けい「そうだね..けどそんな簡単に行く?」
ゆな「いくよ~、!マシュマロうま!あ、少年の焦げてる」
少年「え、あぁ!」
けい「そうだね、うまくいく」
ゆな「おはよーそろじゃぁ、宇宙船修理してきますワイ」
けい「え?修理」
ゆな「あぁ〜そうだった」
けいに事情を説明教える。
けい「じゃぁ手伝うよ!」
ゆな「え?」
けい「みんなでやろうよ!みんな帰るにはそれしか無いんでしょ?だったら手伝わなきゃ、きっとそのほうが早いしね」
少年「賛成〜」
にーにゃ「私も」
おじさん「あまり詳しくないが、できるところは手伝おう」
ゆな「みんな起きてたんで」
にーにゃ「あんたの声がうるさいから起きたの」
ゆな「あぁごめぴ」
にーにゃ「はぁ...で何すればいい?」
ゆな「えっとね〜」
ゆな「そう!だからお願い〜」
にーにゃ「昨日何年も帰ってこないとか言ってたじゃん」
ゆな「え、にーにゃも連れて行く気マシマシだけど...あ、気にしてた?」
にーにゃ「はぁ」
けい「あはは、いいね〜私も猫好き」
にーにゃ「じゃぁ私けいちゃんの猫になる」
ゆな「えぇ〜」
けい「嬉しいけど、私も実験とかで全然いないし、昨日言われたんだ。世界情勢が悪いって」
ゆな「大佐に?」
けい「そう」
ゆな「あぁ〜たしかに悪いね」
けい「だからたぶん、ゆなじろうのとこのほうが安全」
少年「おじさん、あの中はいらなくていいの?」
おじさん「ガールズトークに首突っ込むのは野暮ってもんだよ」
少年「そうなの?」
おじさん「そういうもんなんだ」
おじさん「そういや今は星とは喋れないのか?」
少年「距離が遠いからね聞こえない」
おじさん「そうなのか」
少年「そうなんだ〜」
ゆな「ねぇ〜大佐」
おじさん「なんだ?」
ゆな「もうソロ夜だから切り上げよって」
おじさん「あぁ、わかった」
ゆな「いやぁ~みんなのお陰でもうすぐ完成しそう...あ」
けい「どうしたの?」
ゆな「人数増えたから、席広くした分材料足らないかも」
おじさん「取ってこようか?」
ゆな「今日はもう遅いし明日お願い」
おじさん「わかった、朝起きたら取りに行こう」
ゆな「たぶん明日にはできると思うよ?」
けい「やった」
ゆな「ってことで早く寝よ〜」
けい「そうだね、もうクタクタ〜」
おじさん「じゃぁ取りに行ってくる」
ゆな「ヨロピク」
少年「僕もいく」
おじさん「そうか分かった、一緒に行こうか」
ゆな「作業進めとくからね〜」
おじさん「ここか、最初に来たっきりだったな」
少年「....」
少年、おじさんにナイフを突きつける。
おじさん「は、...これが罰ってことか」
少年「...やっぱり」
おじさん「?」
少年「やっぱり、君いつもと違うね」
おじさん「いつもと違うってなんだ?あんたのほうがいつもと違う気がするが?」
少年「...そうだね。おじさん」
少年、ナイフをおろす。
おじさん「あ?」
少年「ねぇ...おじさん」
おじさん「は、なんで泣いてんだ..怪我でもしたのか?大丈夫か?」
少年「...はぁおじさん、生きてる」
おじさん「訳が分かんないんだ、さっきから」
少年「」
少年「おじさんは、信じてくれないかもしれないけど....してもいい?僕の大切なず〜〜〜〜と昔の思い出話」
おじさん「あぁ聞くよ気になるしな」
少年「僕ね、おじさんと会ったの初めてじゃないんだよ、おじさんが忘れてるだけなのかもしれないし...何故か僕が覚えてるだけかもしれない」
少年「だけど、ほんとなんだ、僕とおじさんがず〜〜〜〜と昔に会って一緒に色んな所行ったりしたんだ。とっても楽しかった。」
少年「けどね僕も、おじさんも、家に帰らなきゃいけなかったんだ。今みたいに、だからお別れしよってなったの」
少年「けど、けどね...」
おじさん「...どうしたんだ?」
少年「僕が間違えておじさんを殺しちゃったんだ。」
少年「言い訳に聞こえるかもしれないけど...あれはわざとじゃなかったんだよ、けど僕おじさんに触らないでって言われてたのに..遊んだから」
少年「それから、僕は...」
少年「おじさんもつれてお家に帰ったんだ。」
少年「けど...」
おじさん「けど?」
少年「ず〜〜〜〜と、ずっと。罪悪感でうなされてた。ずっとおじさんがなんで俺を殺したりなんかしたんだって呪ってやるって言ってるように思えてきて」
少年「おじさんはそんなこと言わないって。わかってたんだけどさ」
少年「けど、ある時ね。思ったの、もういいやって」
少年「それで僕は死んでやっと、おじさんに謝れるかなって思ったんだ」
少年「けど、けどね、目が覚めたらおじさんと初めて会ったときに戻ってたんだ」
少年「最初は夢か、何かかなって思ってそのまま旅をしてったの」
少年「けど、おじさんまた死んじゃってさぁ。今度も僕のせいだったんだ」
少年「気おつけてたのに、なのにさ。僕が、あげた食べ物が毒だとは思わなかったんだ」
少年「それでまた、結局夢でも結末は変えられなかったんだ。走馬灯も最後は一緒かって思ってさ...そしたらまた戻って来たんだ」
少年「流石にここまで来たらわかる、走馬灯なんかじゃなくて、実際に繰り返してるってことに。」
少年「だからおじさんを生かして帰ろうって思って、沢山頑張ったんだけど。何処かで死んじゃってさ毎回。」
少年「それで、諦めて同じことをするようにした。けどね今回はなんか違ったんだ最初から...拳銃を盗っても気づくし、みんな殺そうと思ってもなんか、おじさんがいいタイミングで来るし。」
おじさん「なんでみんなを殺したりなんか」
少年「嫌だから、僕の友達がおじさんを殺してるのなんか見たくないんだよ..わざとじゃないってわかってるのに嫌いになっちゃうから」
少年「段々おじさんが死ぬと僕も死ぬってことがわかってね。それがわかってからは、僕が死んだら始まってたのにおじさんが死ぬとになっちゃったんだよね...」
少年「ごめんね、おじさんに初めて言ったから色々ぐちゃぐちゃだ」
おじさん「話してくれてありがとう。俺も少し昔の話をさせてくれ」
おじさん「俺には弟がいたんだ、頭も良くて。貧乏だった俺の村は弟に期待してた。その点それはダメダメでさ。けどアリはそんな俺でも慕ってくれてた」
おじさん「ある時、ペイントボールをしようってなって、練習に付き合った。最後に練習試合をしようってなって。俺は父さんの中に似せたレプリカを使ったんだ。けど撃ってみてわかったよ。本物の父さんの銃だって。反動が凄くな。それで弟を殺した。それから弟の影にうなされてる。お前と弟はなんだか似ててな。けど本当は俺と似てたな」
言い終わると少年は無言で抱きついてきた。
少年「お友達の星が言ってた。僕の大切な人は自分が悪いって思ってるけど、誰も悪くなくて。何なら僕も気にしてないってその人に言ってあげたいって。でも変わってなくてなんだか嬉しいって。だから気にしないで、僕が言えることじゃないけど」
おじさん「もしかしてアリも見てくれてるかもな、なんだか夢で自分が死ぬ夢を見たんだ。これは罰なんだって思ってたけど。俺と少年えを、しがらみから解放するために見せてくれたのかな..なんて」
けい「...材料見つかりました?って包丁!」
けい「こら、これは危険なんだから〜ちゃんと見てない私も悪いけど」
おじさん「あぁ、悪い怪我はないし、材料も〜」
少年「はい、それとごめんなさい。これなにか聞きたくて」
けい「..わかった。謝ってくれたから許す。それと材料渡してくるね」
ゆな「ふ〜、夜までかかっちゃったけど。できたぞ〜ちゃんと試運転もしたからバッチリ。これでみんな帰れるよ」
少年「じゃぁみんなとお別れだね」
ゆな「そこで考えたんだけど。またこの時代に来るときに。少年も連れて2人に会いに行こうって思ってたんだけどどう?」
おじさん「いいじゃないか」
にーにゃ「...わかったあんたに付いてく」
ゆな「やった!」
少年「ねぇおじさん、これ貸したげる」
ネックレスを差し出す。
おじさん「いいのか?..貸す?」
少年「そう、次あったときに返して。」
少年「だから、死のうとなんてしちゃだめだからね」
おじさん「こりゃまた一本取られたな」
おじさん「どうだ少年、お望みのハッピーエンドになれたか?」
少年「ん〜まだ。おじさんがネックレスを返してくれたらハッピーエンドだよ」
おじさん「はは、そうか。わがままだな」
少年「おじさんはやっぱり優しいね」
ゆな「ほら〜帰るよ最初はけいちゃんだね、大佐しか飛行機運転できないし」
おじさん「行くか」
少年「うん!」
〜数年後〜
兵「海将。お客さんですって」
おじさん「誰だ?」
兵「猫と、おそらく子供が3人です。大佐を出せ〜って言ってますけど。特徴的に海将かと思いまして」
おじさん「あぁ、あいつらか」
兵「知り合いですか?」
おじさん「そうだな」
兵「じゃぁ良かったです。」
おじさん「ありがとな」
おじさん「やっと返せる日が来たってもんだ」
おじさん「...やぁ久しぶりだな」
少年「おじさん!」
お久しぶりですね、色々書きたいものがあって書き終わったものが一つあったので上げようかと思いました。個人的にはめっちゃお気に入りですけど...改善したいところもあったり。ですが今は一旦これで。
それと一応単発ですが前日譚やら後日談なども書きたいと思っています。




