表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

【短編】『一軍ギャルで国民的アイドルな彼女と、なぜか極秘結婚!? クラスでは無関係、家では甘々新婚生活。でも今日は“秘密”がバレる寸前――冷戦状態から始まる、甘すぎて死にそうな一日。』


完全版・長編1話完結。コメディと甘さ、そしてドラマをバランスよく盛り込みました。

初めて読む方でも、これ1話で世界観がすべて分かるように構成しています。




――俺、真中悠翔は、国民的アイドルでありクラスの一軍ギャル、如月七海と、誰にも言えない極秘結婚生活を送っている。


「ほら、起きなよ、ダーリン♡ 学校遅刻しちゃうよ?」

「……朝から甘々やめろ、スイッチ切り替えらんねぇだろ」


朝のリビングでは、甘々新婚夫婦。でも玄関を出た瞬間――


「……お前、今日はあっち行け。近づくな」

「は? 誰に言ってんの、雑魚が」


学校では冷戦状態。彼女はクラスの太陽、俺はただの空気。


いつも通り、バレなければ、それでいいと思ってた。

けど今日、すべてが変わる。


――「熱愛スクープ」を狙って、芸能記者が学校に侵入してきたのだ。


七海は俺を守るため、冷たく突き放し、俺は彼女を守るため、距離を取る。

でも心は、互いに叫び続けていた。


「――本当は、君を守りたい」


放課後、記者に追い詰められた俺たちは、ついに秘密を守るため、協力する。


逃げ場のない屋上で、俺は言った。

「如月七海は、俺の……妻だ」


七海は、静かに微笑んだ。

「やっと言えたじゃん、ダーリン♡」


だがその瞬間、芸能事務所のスタッフたちが駆けつけ、記者は阻止された。

奇跡的に、俺たちの秘密は守られたのだった。


夜、家に帰ると、七海はまた甘く笑って言った。


「ねぇ、悠翔。今日もありがと。明日からも、隣にいてね?」


俺は、そっと彼女の手を握る。


「……当たり前だろ。俺は、お前の夫だから」


こうして今日も、俺たちの極秘新婚生活は続いていく。

甘くて、苦くて、でも――確かに幸せな、俺たちだけの一日だった。



最後まで読んでくださって、ありがとうございます!

今回は「極秘結婚ラブコメ×青春ドラマ」の1話完結版として仕上げました。

甘さ控えめ&少しドラマチックな路線ですが、ギャル×アイドル×夫婦生活というギャップを楽しんでもらえたら嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ