天空の騎士
冒険者ギルド、聖女頭、修道女長、乙女騎士団の場合
大宴会場
聖女頭(肉体年齢18歳、実年齢59歳)が目を覚ますと、昨夜肌を合わせた村人Aで、魔女を信奉しているイケメン少年の腕枕と胸枕に頭を預けているのに気付いた。。
(な、なんて事を…… 神に仕える身でありながら、愛欲に身を任せるなど)
少年の向こうには「事後」の修道女長(肉体年齢18歳、実年齢58歳)が、自分と同じ状態で寝ている。
酔った勢いや、もうすぐエトワールと共に天に召される時だと感じ、つい休暇?を楽しんでしまった昨夜。
大部屋に集まって乙女騎士団と挑戦者が、少年も入れて王様ゲームに興じたり、自分もカードゲームという下賤で退廃的?な遊戯を楽しむ大失態。
イケメン少年を脱がせるため、乙女騎士団の年配者や団長までも、ジャンケンで負けると脱いで行くヤキューケンなる遊戯までしてしまい、数人がかりで全裸に剥いてしまった。
最初は胸の前で十字を切っていたベテランの聖女達と修道女達も、全裸になった少年を見てキャーキャー(////)言って大喜び。
(神よ、愚かな子羊達の行いをお許しください)
多分、この辺りで抑制の心を麻痺させる系統の薬を盛られ、あれだけ貞淑で清貧な修道女達までおかしくなり、自分も含めた貴族家出身の者まで性愛を楽しもうとした。
男の体に詳しい乙女騎士団の者が「休め」姿勢の少年を使って講義を始め、無垢な聖女達や修道女達を汚染。
どこかのモックンが写真集を撮影し終わって撤収する船で「オナニーしてる所を撮って欲しかった」と言い出して、篠山紀信も「何で早く言ってくれなかったんだ」と船を島に戻して撮影再開させたみたいに、先輩騎士の命令で衆目の前でさせられそうになった少年。
できないので先輩騎士に弄ばれ、若い男なので受肉おじさん相手でも、美形の若い女の綺麗な全裸を見せられ触られ、色々な所がプルンプルン動いているのも見せられ、ほんの数瞬で絶頂の瞬間をカメラに収められ写真集発売?
受けでオネエのはずの乙女騎士団一同が、形的には受けなのだが、少年に襲い掛かって逆レイプ?
処女を捨てたい修道女も参加して、外側だけでも若い女の味を知ってしまった少年が、鼻血が出るほどの強精剤を盛られたのか、野獣先輩?になってしまった。
乙女騎士団全員の乙女を散らした程度では収まらない若い性欲で、契っては投げ契っては投げ、ほぼ全員と致した。
聖女頭もその手の薬を盛られて致してしまったようなのだが、まず確かめなければならないことがあった。
白魔法で治療魔法を行える所を探すと、自分の股間に傷があったので、エクスヒールを掛けると傷が治り、聖なる力が失われてはいなかったので一安心。
(ああ、神よ、感謝します)
全員に何らかの薬を盛ったと思われるお調子者と、乙女騎士団全員にホワイトブラストでも喰らわせてやりたい気もしたが、まずシャワーを浴びて妊娠の元を洗い流しに行った。
(聖女ターニャは、この子としても妊娠しませんって言ってたけど本当?)
実際に最後まで致したので、どこをどうすれば子供ができるのは知っていそうなものだが、手に付いただけで妊娠すると思い込んでいるぐらい子供知識なので、長年無菌室の修道女会にいたとしても物を知らなさすぎる。
タマタマは復活して性欲はあってそう言った行為もできるが、精虫を送り出す管が切られているので妊娠しない。
「あ、お早うございます、聖…… いえ、お姉さま」
「お早うございます」
現在、前の役職名で呼ぶのは禁止。先輩とか上司は「お姉さま」と呼んでおけば間違いないのでそうさせている。
宴会場のような大部屋とシャワー室と控室を、ワンフロア貸し切りで借りていたので、朝シャンしに来る者が出始め、使用済みになった場所を洗ったり確認。
全員体が若返っているので、非常に姦しい女子会合宿でパジャマパーティーと言うか、男一人混じっての乱交になった。
(ああ、お許しください)
就寝用の部屋に身の回りの品を置いていたので、宿のジャージ?か浴衣程度の服装で行きかったり、バスタオル一枚や全裸で移動する乙女騎士がいたので説教と説法。
「何ですか、そのはしたない恰好はっ、乙女としての恥じらいと慎ましさを持ちなさいっ」
「はあ、まだ女慣れしてないもので」
「神の教えでは…… (聖書引用での説法)」
「ヘ~クションッ」
「おや、これからは注意なさい」
「はい」
シャワー後タオル一枚持って胸も股間も隠さない、ある意味男らしい態度なので、いつもの乙女騎士の練兵場での行動と思われたが、今後は女子としての慎みを忘れてはいけない。
(お許しを)
朝から何十回と胸の前で十字を切ったが、修道女会で数十年過ごした中で最悪の日で、神に捧げたはずの身を男性に捧げてしまう悪行を犯し「もう神様が見れない」状態の聖女頭。
これでも、夜会になど出席してダンスもして、逞しくてハンサムな男性と恋に落ちてから、このような行為に及んでも「良いかな?」程度に思っていたが、結婚しない限り無理な恥ずべき行為をしてしまった。
まず朝食に降りる前に集会を開いて、何らかの薬品を使用した者を断罪せねばならない。
「これより大広間にて集会をします、全員集合っ」
「はいっ」
各部屋に伝令が向かい非常呼集、統制が取れた集団なのですぐに集まった。
「総勢28名、内5名が連絡取れず不在でありますっ」
「不在?」
「売春宿に男娼を買いに行った者がおりますっ」
「なんて事を」
元々ソレを目的とした出動だが、今回は初日で初動、偵察を目的とした食べ歩きだったはずだが、大幅に道を踏み外してしまった者がいる。
「そこっ、何をしていましたかっ?」
隠れてコソコソし、中を伺っていた者がいたので注意する。
「遅れて申し訳ありません」
「その、実は……」
集合に遅れた者達は単独ではなく、男連れで帰って来た。着席している者も、部外者を一名連れてきている。
一人身では無いので入るに入れず、入場の機会を伺っていたらしい。
「その男性方はどうしたのです?」
「えっと、あの」
「言葉は明瞭に簡潔にっ」
「昨晩寝屋を共にした男娼で、今朝身請けして参りましたっ」
「はぁ? 男娼? 身請け……」
どちらも人生で一度も使わなかった単語で、どういう意味かは確認したことがあるが、一生自分の口から出る単語ではないと思っていた。
「じ、実はギルドの男娼や娼館に行って、好みの異性を頼むと、その通りの相手が出て来ると聞いたので、機会を伺っておりました。嫌なら断れば済むと思いましたが、本当に出て来たので驚いておりますっ」
大分昔なので記憶が怪しいが、こいつらが修道女会に放り込まれて来た時、兄とか弟とか父親と怪しすぎるカンケイで、実行犯から未遂までいて、母親とか親族に売春宿に売られるのと修道女になって精神を叩き直されるのと、どちらが良いか選べと言われて修道女になった兵揃い。
一人だけダリーシュ卿にクリソツで、髪の色や目の色が違う程度の男性を連れているのがいたので、そいつのリクエスト内容は分かった。
「それでは、部外者の女性連れの貴方、その子はどなたですか?」
「娼館に行って、好みの女性を頼むと本当に来たので、身請けしてまいりました」
「はあ……」
若い頃から修道女会の王子様としてブイブイ言わせ、多数の修道女と浮名を流し、大勢泣かせてきた女だが、老成して引退していたはずが、若返って一晩で復帰した。
「これからどうするつもりですか?」
「修道女会の裏に、下宿屋とか安宿がいっぱいありますから、そこで部屋でも借りようかと」
声や所作までダリーシュ卿ソックリの男性が発言すると、犯罪年齢の少年を連れた事案発生の修道女もこう言った。
「これから還俗すれば、弟と暮らそうと思います」
(((((ダメダコリャ)))))
(おさわりまんここです)
「今度こそ兄さんと添い遂げようと」
「お父さんと暮らします」
「ダリー…… お兄様と一緒に」
「この子も修道女会に連れて帰ります」
こいつらだけは還俗ではなく、除名か追放が良いと思った聖女頭。
「次の議題に入りたいと思います、昨夜の乱行、あれは正常では無い行いでした。心当たりがある者は申し出なさいっ」
一服盛った者を探そうとすると、案外すぐに挙手した者がいた。
「乙女騎士デビッド、訳を申しなさい」
「はっ、昨夜進発前、エトワール様より、全員に恋愛と性愛の機会を与えるようご命令があり、ラッコ鍋をご用意させて頂きました」
男五人にラッコ鍋、何も起こらない訳がなく、と言う訳で、ゴールデンカムイ計画が実行され、イケメン村人Aで満足できなかった者は男娼なり買いに行って、ここの女で満足できなかった者は女を買いに行った。
自分と修道女長だけはイケメン少年を職長権限で独占して複数回実行。
鋼の精神で「女同士」「同僚とお楽しみ」を回避した模様。
(あんの天然……)
主犯で首魁が判明して、怒るに怒れず、怒りのやり場が無くなったので、命令を曲解してラッコ鍋を用意した人物を責めることにした。
「ぜ、全員男娼にでも行かせ、断る機会を与えるべきでしたっ」
「はっ、そちらも提案しましたが、皆さま神への忠誠を誓っておられる方なので、お話だけすれば帰るだろうと、薬物など利用するよう申し付かっておりましたが、ラッコ鍋を提案した所、快諾してくださいました」
全部エトワールのせいだったので、乙女騎士を断罪することもできなくなった。
全員股間に傷を負う致命傷で済んだのが不幸中の幸いだが、そちらはエクスヒールで修復された。それでも妊娠するとさらに致命傷。
「妊娠の危険もありますっ、どうするのですかっ?」
「は、その新入りの場合、種はありませんので安全です。外まで行ったものは不明であります」
帰ってから首魁の方を吊るし上げるしか無さそうなので、仕方なく今後の予定を話す。
「冒険者ギルドへの申請や通達が通ったと返答がありました。今後我らには通名偽名が許可されます、乙女騎士は女性名を名乗るように」
「おおっ、ありがたい」
「そして、家名持ちは平民を装うか、家名を名乗ることも許されますが、塾考するように、年齢の詐称も許可されています」
「やったっ」
「朝食後、ギルドに新しい身分証を発行して貰います、各自自分の年齢、氏名、来歴などをメモして間違えないように」
「はいっ」
「これからチェックアウトを済ませ、ここを退出します、身だしなみを正し、忘れ物の無いよう、立つ鳥跡を濁さず、出立っ」
「はいっ」
修道女会の良心でおかあさん、身だしなみ警察で素行警察。
だが今日から非処女。イケメン少年にはぢめてを捧げてしまったので、貢いだりストーカー事案が発生する、かも知れない。
幸田未来系のギャルとかラジオのリスナー、化粧ケバイ系の女子からは蛇蝎の如く嫌われる「ババア」である、女教師とか女性補導員とか婦人警官とか生活指導とか聖職者の「羊水腐ってるババア」の第二の人生が開始された。
ギルド受付
朝食後、受付にやって来た一同。こちらも元暗部の者が先行してスナイピングポイントを確保したり、サムライが鯉口を切った状態のサムライソードを持って、いつでも居合で切り倒せる状態で入場。
乙女騎士団が盾を構え、修道女長と聖女頭を警護して入場。
全員本気のパワーでオーラを発しているので、ザコが声掛けしたり、馬鹿にして嘲笑う様な真似はできなかった。
「何の集団なんだよ?」
「また貴族か?」
「どこの忍軍だ?」
「ありゃあ王宮の聖騎士か聖女騎士団だ」
女だらけで若い女ばかりだが、統制が取れ過ぎていて実力もある。
大体お里が知れてしまったようだが、受付でも名乗る。
「修道女会の者だ、書状は受け取っていると思うが、本日登録する者は鑑定機を通さず、旧型の登録方法を使用する、血液鑑定以外は記入方式、良いな?」
「は、はい……(////)」
昨日から受難続きの受付嬢だが、やたら迫力があるキリッとした、タカラヅカ歌劇の男役のような、若く美形の女性騎士に声を掛けられ、ちょっとジェンダーと性癖を破壊されかけた。
王都以外の地方都市では、未だに手記入で登録するのが普通で、監視カメラとAIで武装強盗恐喝程度でも犯罪者は除去され、仲間殺しでアイテム強奪や新人殺しをしていると、偽名での再登録不可。
「まず私からだ」
「はい」
乙女騎士団長デビッドから登録開始、通名としてデイジーと迷ったが、新聖女と同じなのでデリアと記入し、家名も記入した。
家族には今後連絡し、生存と女性になったのは伝える。年齢は17と書いて通してサバを読む17歳教。
「宜しければこちら空いてますよ」
数人がそちらに行ったが、鑑定機を通されそうになって逃げた。他の窓口でも血液検査方式にして、やっと分散された。
待合の列が進み、侍大将職の修道女長が登録した時は問題なかったが、聖女頭が登録しようとしたときに事件で事故が起こった。
「え~と、ヘレン・ラリマリウ、17歳」
病床にいる姪の名前をを名乗った聖女頭、こちらも後ほど実家に生存と事情を説明する17歳教。
「あの、聖騎士様、転職可能一覧に「神聖騎士」とあるんですが?」
「ああ、そんなに成長したのね? 面白そうだから転職してみるわ」
ポチっと転職すると、ギルド内で凄まじい楽曲とファンファーレが鳴り響き、聖女頭にスポットライトが当たった。
まず人類から進化して背中から光の翼が生えて来て、その光のためか後光が差して、頭の上に光るリングが発生して天使仕様。
魔女とデイジーがやった演出ではなく、本当に生えて来たので奇術ではない。
「え? どうしたの?」
「お、おめでとうございます、人類初の神聖騎士様、我がギルドでご登録ありがとうございました」
ガチ泣きしている受付嬢は、戸惑う事無く超緊急通報ボタンを押し、平面世界のギルド全体と王宮と近隣諸国にも通報した。
ギルド全体を経営している月極グループなので、エルフとかドワーフとか魔族とか獣人の国のギルドにも通達。
間違って押したりすると死刑にされてもおかしくないボタンだが、それでも平然と押した。
「あれ?」
修道女会の中では、スキルツリーのように聖騎士の先にある職だが、生身の人類は到達不能なジョブ。
下賤の世界で流通している絵物語では、神聖騎士イコール神の使途で、人類から進化したのとは違い、最初から天上人。
最上級位の者は背中から光の翼を十二枚生やした、十二使徒と呼ばれる神の国の戦士。
その拳は空を裂く程度では収まらず、山を砕いて谷を作り、その蹴りは大地を割るだけで済まずに、大地震でも起こして一国を亡ぼせる。
マグニチュードで表しても12ぐらいで、「あらゆる建物が崩壊する」破壊力。超度7どころではない。
一作だけ作られた劇場版かOVAみたいに、ゼウスが荒木調で降臨したり、「いつまでも地上で遊んでいないで天界に帰ってこい」と妹に命ずる神が来たり、その前触れで先触れに「神衣」を着た少年で神闘士が来る。
「え? 何かしたかしら?」
聖女頭も「アレ、俺、またなんかやっちゃいました?」の表情。
これが乙女だったらユニコーンが匂いを嗅ぎつけ、ブヒヒン、ブヒヒン鳴いて発情しながら、馬術競技みたいに障壁を飛び越えて来て、ファッチューチュンの坊さんみたいに塀を飛び越えて駆け付けて来るが、既にイケメンと一夜を過ごしてしまったので非処女。
平面世界では通達を受けて、受注生産で神聖騎士専用のペガサスや各種装備が生産体制に入って、三次元プリンタではプリントできない品なので組み立て作業。
ブロンズ聖衣を成長させてアテナの血とか吸わせないでも、最初から平面世界製の神衣が支給されて配送。
もちろん呼ぶだけで変身バンク使って装着。
専用の制服?も「アタシ再生産」みたいな感じで縫製が始まり、ツダケンさんの声で「分かります」で「私はこれが見たかった~~」でバミってある場所にポイントゼロ。
バナナちゃん回みたいにループしたり、平面世界でダイソンスフィア側では本当に時間移動能力があるので、99期生の舞台スタアライトが何度でも可能。
ロケットみたいなのが水平に飛び出して「生存~戦略~」で、さらざんまいでユリクマ嵐でガウガウ、絶対運命黙示録的に薔薇の刻印の指輪も作られ配送。
王都の任意の場所に亜空間で永遠がある花園が与えられ、薔薇の花嫁?を巡って決闘が行われる、かも知れない。
「あれは? 神の光?」
「星が輝いてる」
ベツレヘムの空みたいに、救世主で預言者の誕生を祝って超新星爆発に見える爆発が近傍で起こり、三博士が祝いにやって来る。
下級天使が降臨して、ギルドの上空で祝福の雨を降らせ、空に虹が掛かった。
地位とか名誉でも勇者より上の存在で、しょっちゅう復活する魔王とか、息子にも魔王が引き継がれたり、血戦存在の勇者までボコボコ現われたりする常駐キャラではなく、SSRも超えるレアキャラで、イコール本物の神の使徒。
他に転職可能な者がいるとすれば、第五王女とか元王妃とか、修道院長とか乙女騎士数人と、魔女への忠誠度がマジラヴ1000%のイケメン少年ぐらい。
信仰心と敬虔さが100%で、神への忠誠が1000%の者は少ない。
神話戦争に出てくる希望の戦士で、邪神に従った冥王とか魔族、邪心信仰のダークエルフなど、闇の者が結集した時に天から現れる。
大体56億8千万年経たないと現れない系統の神仏と同等で、魔王の上位存在の悪鬼羅刹や大悪魔を折伏して、仏に帰依させたりヒンディーの神に加える力も持つ。
神の王錫とか大日如来の利剣とか持ってると、数千数万の下級天使の軍団を使役できる存在なので、神聖騎士ユニットがボード上に一体存在するだけで、自動的に魔王軍に勝利する。
「ああ、天使様」
「神の使徒よ」
ギルド職員も冒険者も膝を付いて祈り始め、外の光景も見て泣いた。
神話戦争の後に、たった一人だけ下級の神聖騎士が現世に残り、人間の恋人と結婚して子供を残し、周辺国の王が膝を屈して諸侯として参列したので、無条件で戦争していた周辺国も降伏する。
正教会の修道士会や修道女会、魔国の悪魔信仰の教会、エルフの世界樹信仰、ドワーフの火と鍛冶の神、獣人の神の教会、全部平面世界のゴランノスポンサー社が経営しているので、逆らうとあらゆる物品の流通が止まって死ぬ。
両替屋もギルドも平面世界経営なので、塩の専売流通も無くなって、岩塩とか海で塩が取れない所は自動的に死ぬ。
過剰な贅沢が出来るのは、平面世界から供給されている小麦や米や豆類のお陰だが、その供給も止まって、各種食料になる魔獣や動物も生産停止で消える。
金鉱から掘り出される数億倍数兆倍の金と、過剰供給されている金貨銀貨のお陰で経済が回っているが、それが止まると経済も死ぬ。
神聖騎士に反抗するのは神の行いに反することなので、諸侯として参加しないで歯向かうと、クシャーンの大王みたいにゴッドハンドに殺される。
地平線まで続くような全種族を従えた神の軍団に全方位から蹂躙され、魔獣とかZ級危険度を超える、レベル5ぐらいの超獣で遺伝子操作の極みの化け物も従え、城砦よりも巨大な自然災害?が空間転移してやって来る。
プレアデスさんとか個体名はあるが、見た瞬間にエイシェントドラゴンでも殺される奴で、神話の戦いをするような有事の際にだけ受注生産されるので、普段は誰も存在は知らない。
腕のブラックブレッド丸ごと、レールガンで発射しないと倒せない系統の超獣。
やがて生産が終了したペガサスが天より舞い降り、ギルドの扉を開けて神聖騎士となった聖女頭を迎えに来て、各種装備を手渡してから首や顔を擦り付けて懐いた。
「わたくしはこれから騎士様お仕えするペガサスに御座います、宜しければ名前を頂戴したいと思います」
「え? じゃあ、ロシナンテ」
喋る馬なのでもう少し良い名前とか、バルトローエンの馬みたいな色っぽい名前もあったのに、ロバみたいな名前を付けられてしまったペガサス。
空からは何故か鐘の音が鳴り響いて、どこかで聖歌が合唱されていて、アポカリティックサウンド的な祝砲も鳴りまくり。
天空を舞っていた下級天使の文武百官がギルドの出入り口で左右に分かれ、神聖騎士を出待ちした。
「我ら文武百官、これより騎士様の手足となり働く所存に御座います、いかようにもお使いくださいませ」
「あれ?」
この瞬間、この国は近隣諸国にも魔国にも勝利した。
天空の騎士ヘレン誕生の瞬間であった。
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