治療装置と処刑装置
「我が家に大聖女と大聖人を迎えたのを祝い、乾杯っ!」
ホストファミリーで主人の大公による、何度目かの「ウェ~~イ!」が行われていたが、家令による入場者の案内があった。
「竜騎士団より、クローリア侯爵家、マリーナ様、トリニクレス様、勇者候補カーチャ様、御入来です」
竜騎士団の制服に身を包んだ二名と、超旧型の青いドレスに身を包んだマリーナが入って来て、今夜のメインディッシュと言うか余興の主役が来て何人かが目線を移したが、その名前を聞いて我を失った人物がいた。
大公夫人と他数名、全員マリーナの幼馴染。それと死を待つばかりだったトリニクレスの友人達である。
「マリーナ……」
まずお約束通り、大公夫人が右手のグラスを力無く落とし、貴夫人必携の優雅に構えていた扇子も取り落とす。
聞き間違いでは無いかとホール中央に近寄ると、自分が送った青いドレスに身を包んだ少女がいて、信じられないといった表情をして両手で口を隠して首を左右に振った。
それ以降は目の幅で流れ続ける涙に視界を奪われ、高齢で足元がおぼつかないにも関わらず、ハイヒールのまま走り出してしまい、ホール中央で盛大にすっ転んだ。
「マリーナッ!」
持ち物を落とす、人前で感情をあらわにする、泣き出す、ダンスホールで走り出す、淑女らしからぬ行為の果てに転ぶ、道に倒れて誰かの名前を呼び続ける、歩けない状態なのに目標に向かって匍匐前進。
全部貴族にはあってはならない失態だったが、大公夫人はその全てを行った。
それから数名、大公夫人ほどではないが泣いて歩いて来たご婦人も、年輩の男達も歩いて来た。
「お主はもしや?」
若くて体重移動も楽に行え、淑女としての歩み方を極めたような歩方で、大公夫人に歩み寄り、その手を取ったマリーナ。
「私よっ、カミーラよっ」
骨粗鬆症の白髪の老人でありながら、ハイヒールを踏み壊してしまい、右股関節骨折の重傷を負った大公夫人。
治療呪文で治しても一番細い部分が崩壊しているので立ち上がるとすぐに再崩壊。
現代医学で股関節ごと金属製の物に交換しない限り、死ぬまで寝たきりの重傷を負った大公夫人。
「やはり其方であったか」
「ああっ、私は夢を見ているの? それとも今夜死ぬ私を迎えに来てくれたのっ?」
弟と一緒で周囲の観客来客完全にアウトオブ眼中。
14歳ぐらいの子供に縋り付いて泣き、これまた弟と一緒で自分をあの世から迎えに来てくれたのだと信じて疑わないBBA。
目の幅で泣いたので化粧が崩れ、アイシャドウとか頬紅とかおしろいもグッチャグチャのドロッドロ。
「夢ではない、我はあちらの勇者の復活呪文で蘇ったのだ。但し、天命と言うものがあってな、我も弟も後どれだけ生きられるかは分からぬ」
「そんな……」
もう二人だけの愛の空間が展開されてしまい、周囲も少女漫画調の白目でマリア様も見ていたが、大公夫人も「マヤ、恐ろしい子」みたいな月影先生の巻き毛になり白目も剥いていた。
「本来、今夜死ぬはずだった弟を迎えに来たようだが、何者かの粋な計らいによって、こうやってお主に貰ったドレスに身を包み、夜会にまで参上した所なのじゃ」
「ああ、夢なら覚めないで、貴方が天国に帰るのなら私も連れて行って」
もうヌレヌレのヌルヌルで、この二人の関係とかジェンダーもモロバレと言った感じだった。
この二人はどこかの赤毛のアンとダイアナみたいに永遠の忠誠を誓いあったり、正教会の神前で指輪とかロザリオを交換して、ケッコンカッコカリまでやらかした姉妹。
新婚初夜?はキスしたり同じベッドで抱き合ってみたり、結構ぁゃしぃカンケイの二人。
マリーナが死んだときは、やっぱり名画のオフィーリアみたいに川で流されて行こうとしたらしい。
ちなみにルイザ・メイ・オルコットやルーシー・モード・モンゴメリは、四姉妹物とかユリンユリンの売れ筋の少女小説を書かされるのが嫌いだったそう。
どこかのコナンドイル先生も、歴史考証ばっちりの歴史小説がさっぱり売れず、仕方なく編集の方針で「俺TUEEEE」主人公の中二病ラノベにして、無能比較のワトソン君とか警察、悪のメジャーリーガー、モリアーティー教授が出て来るラノベを書くと大好評で売れまくり。
原稿料も大幅アップでアメリカの出版社からもホームズシリーズの原稿依頼。
嫌で嫌で仕方なかったので、ホームズとモリアーティー教授が滝の底に落ちて死んだ最終回を書くと、熱心な読者から処刑宣告を受けるミザリーな展開に。
批評家連中からもさぞや最低な評価を受けたと思っていると「昨今、売れ筋の下らない悪書が増えた中で」とか書かれて自分の中二病ラノベが蔑まれると思いきや「コナンドイル氏のような本物の重厚な小説を提供してくれる人物がいれば英国の文壇も安泰」などと書かれてしまい「ギャアアアアアッ」と鳴いて、諦めて以後数十年クソラノベを書いた模様。
「はいはい、ちょっくら失礼しますよ」
股関節骨折の治療はパーフェクトヒールでも無理そうなので、直後を歩いて来たカーチャが乱入。
死が二人を分かつまで別れないはずの二人に割り込み、「天使を呼びましょう」プレイをやった。
被験者たっての希望で56年前まで巻き戻って崩れた化粧も取れ、今度こそ死が二人を分かつまで一緒にいられるようにした。
「はい、続きどうぞ」
マリーナと弟に立たせて貰った大公夫人は、大きすぎて履けなくなったハイヒールを脱ぎ捨て、手に手を取って控室に向かい、長すぎるスカートを掴んで持ち上げて、メイドに手伝われながら退場して行った。
悪役令嬢二人と、当時の取り巻きが何人か付いて行き、断罪イベントとか婚約解消イベントとか国外追放とか処刑イベントが回避された気がする。
相撲令嬢物ならここで前世の記憶を取り戻して取り組みが始まり、土俵がせり出してきたりソップ型の騎士団長と取り組みしたり、相撲甚句とか歌う所だが今回は開始されなかった。
大公夫人とかも「キャインと歌わせて」「キッチリ型に嵌める」ぐらいボテくりこかしてやったので、掴みはオッケーと言う所でホール中央から退場しようとしたカーチャだったが、メインゲストはまだ控室に退場しないよう制止され、脱ぎ捨てられた靴とかも使用人に奪われ、ホールのど真ん中付近で放置された。
「フェッ?」
この場の貴族全員に少女漫画的な白い目で見られる恐怖体験をして、ガッタガタ震えている勇者。
そこに戻って来た先代当主が割って入り、貴族的で役者のような身のこなしと口上で難を逃れた。
「二人の美しい友情に拍手をっ」
先代当主がうまいこと言って拍手を貰い、どうにかエスコートされて端っこに退場できたが、最初の掴みが滑ったのか、周囲全員こちらをガン見したまま。
「わたくし、先代クローリア侯爵トリニクレスの姉マリーナは、御覧の通り今代勇者であるカーチャ嬢により目出度く復活を遂げました。かく言うわたくしも、今宵、姉の案内で常世に旅立つ予定でしたが、「何者かの粋な計らい」により若返っております」
貴族連中がどよめいて、若返りだとか復活、不老不死と言う人類の夢が果たされるのかと思い始めた。
「されど天命と言うものが御座いまして、この身も余命数日から数年、姉もどこまで永らえるかは不明であります。そこで死の床の中で多くの夜を過ごすよりも、勇者と剣を交えてから果てたいと思う所存。お目汚しではありますが今宵の座興の一部となり、皆様を一時楽しませることが出来ましたら恐悦至極に御座います」
頭はジジイ、体は子供の先代当主トリーの口上により、さらの多くの拍手を得られた竜騎士団グループ。
「さて、この復活の呪文には回数の制限が無い模様。何かにご記帳下されば、天命が残っている者ならば復活が可能であります。私の曾孫、現竜騎士団団長の娘も蘇り、不幸のどん底にあった孫の嫁も正気を取り戻し、親子仲睦まじく楽しんで居る所で御座います」
もう一度貴族連中からどよめきが起こり、56年前の天然痘禍で死んだ者まで蘇ったので、近親者が死んだ者は、藁をも縋る勢いで歩み寄って来た。
「もちろん、我が家と懇意にして頂いていて、竜騎士団にも篤い支援を下さり、「魔国との徹底抗戦」を望む家の方限定とさせて頂きます、悪しからずご了承くださいませ」
現在の社会情勢や、この夜会の目的、この場にいる面子で何が行われているのか空気読んだ元侯爵は、奥の御簾にいるのが国王だと知っているので、その意図を汲んで死者を人質に取り、この場にも紛れ込んでいる魔国恭順派に極太の釘を刺して「犯人はお前だ!」と宣言した。
「今宵の夜会は楽しいのう、役者も多いようだ」
「ええ、兄上、フフフ」
御簾の奥の人物も、ホストファミリーの大公も楽しんでいた。もう愛も恋も無い妻がどうしようと構わないので、男と逃げない限りは何をしようと許す。
「息子を……」
戦場で最愛の息子を失った母親が泣きながらフラフラ歩いて来て、自分の夫と家が恭順派であろうがどうしようが、恥知らずと罵られても構わず、自分の命や夫の命と交換だと言われても、何をしてでも息子を取り返したいと願ったご婦人が記帳の列に並んだ。
「マダム、失礼ですが辺境伯は恭順派です。あちらで何かお飲み物でも如何でしょうか?」
トリーは恭順派筆頭の家の夫人が並んだので、チクリと嫌味を言った。
京都風なら「ぶぶ漬けお出ししまひょか」とか「遠くからようお越しやした、困りましたわ、お口に合う料理が出せるか心配ですわ」「東京の方には薄味過ぎましたか、ソース持って来まひょか?」ぐらいのイケズ。
「夫を殺してでも転向させます。息子が生き帰れば魔国と徹底抗戦をさせます」
もう目付きが狂っている夫人なので、契約だとかギアスなど使わなくても、息子を返してやれば必ず実行する。
「おいたわしや、戦争になればまた息子さんを失うかもしれませんぞ?」
「その時は私が死ぬときです、共に冥府に参りましょうぞ」
ある意味この夫人の方が魔王よりも怖い。大きな味方を得られたようなので満足して礼をしてから移動する。
記帳の列に並ぶ他の者も、勇者の文献を集めていた孫とか孫の嫁のように完全に狂った目をしているので、まるで百万の援軍を得たような気分になれた。
「クローリア卿、えらく若返ったではないか」
こちらは昔からの幼馴染に悪友やポン友、竜騎士団設立に助力した仲間など、男友達が集結した。
「うむ、先程死の床に姉が迎えに来てくれてな、竜騎士団から勇者を出したとか聖剣も見せて貰い曾孫まで蘇ったと聞いて、満足して今宵であの世へ旅立つ所だったのだが、勇者の治療呪文で若返ったのだ」
「おお、先程も大聖女の天使召還呪文を見せられてな、大病を治すところや大公閣下と同じように何人か若返る所を見せて貰った」
夜会開始から定期的に余興が行われ、大公家の養子となった二人が交互で治療と若返りの術を使った。
明かに魔物が降りて来るような奴でも、大公家と王家の支援者の場合は次女で魔女が強制的に天使を降ろし、きれいなジャイアンに書き換えて自分のしもべにしていたらしい。
「その体では酒は毒だのう、果物のジュースでも飲むか?」
「ああ、軽い酒なら大丈夫であろう」
何度か「ウェ~~イ」を繰り返した後、隣にカーチャがいるので周囲のジジイを若返らせるサービスも行われた。
「天命があるからな、飲み過ぎてそのままポックリというのも有るぞ」
「ははっ、それも本望」
「折角若返らせて貰ろうたのだから女でも抱きに行こうか? 勇者のお嬢ちゃん、儂とどうだ?」
「フェッ?」
「こらこら、我が家の養子に何をする」
「はははっ」
エスコート役としては団長より団長の祖父の方が有能だった。
その頃大公家は、右大臣、左大臣が率いる衛兵と近衛兵の軍団に包囲されていた。
両家お抱えの魔法士もいて、私兵や騎馬騎士も多数。各家お抱えの自称勇者も集結終了。
中には本物の魔族とか魔獣兵も混ざっていて、レベル99程度の人類なら瞬殺できる兵揃いだった。
さらにその外周からは、王都郊外の駐屯地から騎士団や魔法師団や歩兵師団が包囲して輪を縮めていて、王様一行がガリア戦記のヴェルキンゲトリクスか、日本統治前の朝鮮王がロシア大使館に逃げ込んだぐらいの大騒動になって来た。
竜騎士団にも大公が招集をかけているので団長不在でも出動し、航空兵力なので大公家に着陸するのも可能。
竜魔術を教えるのは間に合わなかったが、地上の砲台としてブレスを吐けば大抵の問題は解決する。
包囲戦の外から包囲戦を掛けられて、それでも勝利したのはカエサルぐらいなので、大公家で籠城していれば勝つる。
カーチャの実家
その頃「妹センサー」を働かせた暗黒竜は、カーチャがダンスホールのど真ん中で困ったことになって、周囲の貴族全員に白い目で見られてガッタガタ震えているのを感じ、宴会中の席を立った。
「お、カーチャとクソガキどものピンチだ、なんか始まるぞ、ちょっと大公の家まで行って来る」
エロい笑顔でニッコニコ、大火事のど真ん中に飛び込んで行くのが楽しみで楽しみで仕方がない暗黒竜が、屋外に出てクラウチングスタート。
「はぁ?」
そんな場所に侵入できるのは、Sランク冒険者で海賊戦隊?で盗賊で義賊「君のハートを盗みに来た」系のオレサマ貴族でオラオラ系の暗黒竜にしか入れないので、親父や村人A,Bなんかではムリ。
「じゃあまたな~~」
「「「「「「「「「「ウェ~~イ!」」」」」」」」」」
いつも通り酒樽も金貨入りの大樽も置きっぱなし、「ぱなしちゃん」が猛火に覆われ始めた大公家に光の速さで向かった。
夜会会場
徹底抗戦派だけでなく近所の公爵家侯爵家なども、夜会の誘いを受けたママ友も夫同伴で入場し、入り口では次女で魔女が魔物にマーキングを済ませ、何かあれば一斉に捕らえさせるか、一人づつ休憩室に案内してから押さえる。
長男もマーキングに参加して、治療しようとすると悪魔や魔物が降りて来る屑や嫌な奴は、この際処分してしまおうという次女に賛同して、魔物で魔族だという印をつけて行った。
「さて、宴もたけなわ、もう一度聖女の回復呪文をお見せしよう」
大公も大量の魔物を発見できて、嬉しいような怖いような状況で、もし魔族を抑えるのに失敗すれば国が亡びる。
聖女を欲しがった正教会関係者も呼び出して現場を見せ、仕込みじゃない数十年来の怪我人病人でも治療して見せた。
パーフェクトヒールでも治らない奇病や重傷者でも、招待状を出して連れて来て治して見せたので、教会関係者も聖女認定せざるを得ない状況に追い込んでやった。
「今回は呪いを掛けられた侯爵令嬢、誰の仕業か分からぬが酷いことをしたものだ。この若さで呪われて余命幾許もない有様、救いの神は居ないものか?」
大公もノリノリで芝居がかった言い回しで、魔法的なマイクを持って会場のスピーカを鳴らして煽る。
先程の治療と同じで聖女の法服を着た次女で魔女が、解呪や竜の呪いを引き千切る呪文で呪いを返してやった。
「おおっ」
跳ね返された呪いは、遠くに逃げている術者と、この場に来て令嬢の車椅子を押していた叔父に降りかかり、呪員が刻まれて叔父が苦しみ始めた。
「ぐああああっ」
「これは不思議、令嬢の父も呪い殺したのは、優しい顔で車椅子を押していた叔父であったとは?」
「叔父上……?」
治療の為に召喚した令嬢一家だが、入場した時から魔女に犯人がバレていたので「犯人はお前だ」を招待客の目の前で余興として実行した。
「侯爵を呪い殺した後に、相続者の娘まで始末して家督を乗っ取ろうとした人面獣心の悪魔、このような者には然るべき罰をっ」
「ギーーーーー(死ね)」
叔父の上からは魔物が降りてきて、獣の心に相応しい卑しい魔物に変えてやった。
「ガウウウッ、グルグルグルッ」
(あのメスガキ、やりやがった~~っ)
大公家の側仕えと使用人を83人も仕分けて牢屋送り、男爵家と商家にまで出張して合計数百人を魔物認定して人生を終わらせた悪魔。
数十人を本当に魔物に変えた魔女の所業を知らないカーチャは、夜会の余興として妹がやらかしたのを見せ付けられた。
「ああっ、次期侯爵が魔物にっ」
「おっと、やはり侯爵家は魔物に乗っ取られていたようです。残念ながら優しい叔父は哀れ既に魔物の腹の中、しかし聖女の魔法により正体を現しました。衛兵っ」
家督を狙って兄殺しをして、姪も殺そうとした貴族は獣の魔物に変えられてしまい、自分に何が起ったのかも分からないうちに捕らえられた。
卑しい乗っ取りを企てたのは魔物だったからと書き換えられて、抗弁する言葉も無くして処分された。
「いやいや、お恥ずかしい限りだが、我が大公家にも使用人として72匹もの魔物の侵入を許し、側仕えの中にも11匹の魔物が入り込んでおりました。魔物に乗っ取られた男爵家、商家でも百人以上の魔物がおり、全て捕らえております」
(あんの魔女めが、そんな一杯殺しやがったか)
人格は腐っているが、普通の人間を魔物だと報告して、大公もグルになって大量処分に加担していた。
カーチャは物凄い魔女にデスノートを渡してしまっていた。それもリュークが驚くぐらいの速度でガンガン記入して行っている。
このままでは近所のジジイの家みたいに、魔物が出れば一家全員魔物の仲間として殺されてしまう。
「貴族の子女の体を乗っ取り、或いは食らって記憶を奪い入れ変わる魔物。実は皆さんの屋敷にも沢山蔓延っておるのです」
またも貴族たちがざわめき、周囲と話したり相談を始める。
「そして、この会場にも素知らぬ顔をして入り込んでおる魔物達がおりました」
これから大公と王が気に入らない人物を好きなように処刑できる。
それも暗殺ではなく公共の場所での公開処刑。
相手は抗弁しようにも魔物の口なので人語を喋れなくなる。
さらに証拠を捏造する必要すらなく、相手は魔物なのだからその場で吊るすか刺し殺してしまえば良い。
大公も便利な処刑装置を手に入れて大喜びしていた。
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