進行
今回は頑張りました。
疲れたああああ
アーバルが示した場所に向かいフリーデ達は再び馬に乗り進んでいた。
「フリーデ様、お聞きしたいのですが、あの化け物は信用出来るのでしょうか?」
「アーバルのことかしら?」
「はい、あの様なものと交流があるとは思わず、今も驚いておりますし、あのものの言葉を鵜呑みにしてもよろしいのでしょうか?」
「セルア・・・・私はモンスターだろうが人間だろうが差別をするには嫌な事なの、そのものは必死に生きている事には変わりないでしょう?」
「・・・軽率な質問をしてしまい申し訳ありませんでした」
セルアの表情は暗く落ち込んでいた。
「大丈夫よ。この世界では当然の考えだと思います。これから直して行く心掛けを持っていてください」
「有り難きお言葉、フリーデ様の慈悲深さに感謝致します」
「いえいえ、感謝などーーー」
「ーーーいえ、この身はフリーデ様のもの、改めて、フリーデ様に支えられていることに歓喜を覚えます」
フリーデはそれ以上言うと面倒になると思い、聞き流した。そして、再び、目的地へと進んで行く。
目的の山にフリーデ達が着いたころにはもう夜になっていた。セルア達は馬から降りる。
フリーデも馬車から降り、山を見上げる。
「この先は馬は無理そうですね」
「そうですね。それでは走って行きましょう」
「はい、分かりました」
そう言うと次の瞬間、セルアを含め全ての兵が一斉に魔法を唱える。
「「飛行」」
その瞬間、全員が宙に舞った。フリーデも魔法を唱え、セルア達と同様に宙を舞う。
その純白のドレスに夜光が反射されそのドレスは黄金に見える。
「フリーデ様、この先、あのアーバルが言うには魔物が生息しているとの事、私めに先行させてくださーーーー」
「ーーーーーちょっと待ったああああ」
セルアの後ろから男性の野太い声が聞こえそれは山のへ木霊した。
「なんだ、『ドルフ』今は作戦中だ大声を出すな!!」
セルアが振り返り、その男を見る。
『ドルフ・ヒグレ』
その特徴を挙げるならその髪であろう。
腰まである黒の髪は後ろで束ねられている。
どう見てもその邪魔そうな髪に仲間はいつも切る様に言うが、彼曰く「髪は強さに関係が無い!それに髪がいつか役に立つかもしれない!!」と言い、いつも人の忠告を聞かないでいる。
「いやいや、セルア隊長だけが美味しい所持って行こうなんて虫が良すぎますぜ!!」
「美味しい所など・・・私はただ、フリーデ様の為にだなーーーー」
「それは俺らも一緒ですぜ!!フリーデ様のためにこの身が滅ぶまで支えられているんですから、ここは譲ってくだせえ」
「お前はーーー」
「まあ、良いじゃ無いですかセルア」
「フリーデ様がそう言うなら・・・・・」
「フリーデ様ありがとうごぜえます!!」
「行くからには分かっていますね?」
「へい!任してくだせえ」
そう言い残しドルフは森の方へ一人飛んで行った。
「よろしいのですか?フリーデ様?」
「ここはドルフに任せておきましょう」
そう言い、数秒待っていると森の方から悲鳴が聞こえてくる。
「侵入者だ!!殺せええええ」
「なんでい!お前は!そのブサイクな顔をこっちへ見せるんでねえ!」
「なんだと!!お前ら出てこい!!こいつを殺すぞ!!」
森の茂みからドルフの前に20頭ほどの化け物が現れる。
化け物は象の様な見た目をした化け物が出てくる。牙は4本あり、ドルフの10倍の大きさはあるだろうそに巨体からは信じられないスピードで茂みから飛び出してきた。
「おめーみてーなのが揃ったらより鬱陶しいぜ」
「こいつ!!ぶっ殺せ!!!」
ドルフに向かいその巨木の様な鼻が四方から降ろされた。
「ふん!口ほどにもないわ!」
「おーーーとどの口が言ってるんでえ」
化け物は声のする木の上を見た。
そこには今潰した筈のドルフの姿が伺える。
「どうしたんでえ、そんなキョトンとしてえ」
「こいつううう!!殺せ殺せ!!」
ドルフに向かい再び鼻がぶつけられる。
さっきとは違い、ドルアは一切避ける様子がない。
「今度こそは死んだであろう。あのチビ」
その瞬間、ドルアを叩いた部下が悲鳴をあげる。
部下を見るとその巨木の様な鼻は無く、変わりに赤い血が吹き出ている。
何が起こっているのかが分からない中、再び悲鳴が聞こえる。
先ほどと同じ部下の悲鳴、しかし、違っていたのがそれが一匹では無く多数いると言うことだ。
「何処だ!何処にいる出てこい!!」
「・・・・・ここだぜえ」
その声は足元から聞こえる。
恐れながらその場所を見るとその人間が立っていた。
「こいつうううう」
化け物は自分の鼻を振り降ろすが、それは人間には届かず、部下と同じように血が吹き出した。
「うあああああ」
化け物達の悲鳴が森に響き渡る。
化け物は傷口を見、自分の状態を確認する。
その鼻は綺麗な切り口になっていた。
しかし、その化け物だけが傷口が元に戻る。 だが、その鼻は短いままであった。
自分の自慢の鼻を切るのに何を使ったのかを確認するため人間を見る。
その手には、見たことが無い剣を持っていた。
「なんだ、その剣は・・・」
「これのことか?これは東の国にある『刀』って武器でい」
「刀・・・なんだそれは!」
人間が持っている刀を見ると刀は切れる部分の反対は切れないようになっていた。
刀身は緑色をしており、それが月に照らされる緑は森を連想させ美しく光り輝いている。
(鉈の要領か、あっちの面で私達を切ったのだな)
「その剣のそちらの面で私達を切ったのか」
「いや、こっちの切れない方」
「・・・はい?!」
思わず声が出てしまった。
切れない方で切るその理論が分からなかった。
「意味の分からない事を言うな!切れない方で切れる訳がないだろう!!」
「いや、切れるぜえ」
「はい?」
「お前は今まで見たことが無えんだろ」
「何が言いたい」
「まあ見てろい」
そう言うと人間は岩に向かって切れない方を見えないスピードで振り下ろすと岩は綺麗に切れ、真っ二つになってた。
「・・・何をした」
「まあ、死ぬし、教えててやんよ」
「・・・」
「原理は簡単でえ、ようはスピード」
「・・・スピード」
「どんねえに力がつえーても、スピードが無けりゃあ意味がねえ、しかしスピードありゃあ補えるってことよ」
「分からない」
「じゃあ、みーもって感じな」
化け物に刀が振り下ろされた。
その速度に傷の修復は追いつかず、五感が効かなくなってくる。
最後に見えた光景は部下が死んでいく光景であった。
読んでいただきありがとうございます
次も頑張っていきます!!




