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少年討戦  作者: 高木 勝
王都動乱編(過去)
13/14

情報

今回も少し遅れました。

すみません。

次も頑張ります

リザードマン達の村を後にしたフリーデ達は、王国の方では無く、違う道を進んでいた。

道は一本に続いており、先ほどの草原とは打って変わって、沼地になっている。先ほどの乾いた暑さとは違い、湿気が多く、霧が充満している。

フリーデ達が進んでいるその道は沼地にできた小山が繋がっているものである。

左右が底なしの沼になっており、また沼自体も猛毒でできている。

その沼からできた霧は紫になり毒々しさをうかがわせる。

そのためフリーデ達は馬から降り、自分達の足で歩いている。

また、フリーデ達がその沼地を平気に進んでいるのには訳がある『完全反射(フルリターン)』魔法、自然の物質を弾く能力である。しかし、この魔法にも弱点があり、全てを反射してしまうため、空気すらも跳ね返してしまう。

そこでもう一つをかけている。

創造(クラフト)

自分で何か一つだけ自然のものを作り出せる能力である。攻撃系では無く補助の魔法として魔法使いは一般的に使用する事が出来る。クラフトで火を出して料理をしたり、雷でちょっとした電気を起こしたりする。

「フリーデ様、こんな所に来て何があるんですか?私には皆目見当がつきません」

「付いて来たら分かりますよ」

そう言い、再び歩いて行く。

暫く歩いて行くと、道が終わり、小さな小屋が見えてくる。

小屋は雨風は防げそうだが、その見た目は今にも壊れそうであった。

小屋の前まで行き、叩いたら直ぐにでも壊れそうなドアをフリーデが軽く二度叩く。

その瞬間、ドアが軽く開き中から顔が出て来た。顔は骸骨となっており、その顔を隠すように黒のフードが被られている。目の奥には赤い点が光りこちらを見ている。

「フリーデ様ご無沙汰しております」

声帯など何処にも見当たら無いのに恐ろしく冷たい声を出した。

「そうね、それで例の件に付いてなのだけど」

「はい、調べておきました。此処では何ですので中へどうぞ」

骸骨はドアを開き、中へと案内する。

そこでやっと骸骨の全体像が見えた。

骸骨は黒のローブに黒のフードを身につけ、骨が見えるのは足と手と顔だけである。他の部位は隠れていた。

手には木でできた杖を持ち、真ん中には緑の玉がつけられている。

そんな化け物の導きにフリーデは何の躊躇もせず、中に入って行く。

セルア達もそのあとに着いて行く。

「どうぞ此方へ」

セルア達は中に入り驚きを見せる。

全員が入れ無いほどの大きさの見た目なのに対し、中は広く天井も高くなっていた。

中は壁一面に本棚があり、そこに入りきらなかったものは地面に山住みになっている。

埃っぽくはなく寧ろ、綺麗なくらいだ。

「どうぞお座りください」

骸骨は真ん中に置かれた机の椅子を引きフリーデを待っている。

フリーデはその椅子に座り、骸骨は向かいぬ座った。

「それで『アーバル』どうだったのかしら?」

『アーバル』

骸骨型のウォッチャーである。

生まれたばかりの頃はクラフトぐらいしか扱え無い低レベルモンスターである。

冒険者に襲われ、瀕死になっている時にフリーデに助けられ、実験されセルア達のように納涼が上がった。

人間に襲われた過去から、外界を避け生物が生存でき無い、この地で生活をし、身を隠している。そのため服装も自分を隠す格好となっている。

「はい、私の従者を各地に送ったのですが、どの種族も知らなかったようです」

「情報は無かったのかしら」

「いえ、西の国にいるデュラハンに聞いた所、噂程度ですが、この地域の何処かにいるらしいんです」

「そう、で、その場所は?」

「はい、捜索させた所、ある一匹の生命反応が消えた場所があり、今、50程度のもの達を向かわせています。もし、その場所で例の方がいれば、50匹の生態反応は消滅するでしょう」

「そう、ありがとう」

「いえ、とうぜn・・・フリーデ様、当たりです」

「分かったわ。じゃあそこに向かうから場所を教えてくれるかしら」

「はい、分かりました」

アーバルは席を立ち、後ろにあった紙を持って来た。

紙を広げるとそこには国の大きさや山や川の位置ばど地図になっていた。

今の技術では無理な完璧な地図にセルア達は再び驚かされた。

「此処になります」

アーバルが地図の中にある山を指差した。

「この山の何処かかしら?」

「いえ、推測ですが、山の中に建物を建築し住んでいます」

「そう、入り口はあるの?」

「はい、先ほどの50匹と視界を共有した所、山の山頂に入り口がありました」

「そう、分かったわ」

「しかし、山頂までには多くの手下の魔物がいるので気をつけてください」

「分かったわ。ありがとう」

フリーデは席を立ち、ドアに向かって行く。

「アーバルまたよろしく頼みますね」

「はい、フリーデ様」

フリーデはセルアを連れ、元の道を歩いて行く。

アーバルは外から見守るが、次第に霧によりその姿は消え、小屋も見えなくなった。

読んでいただきありがとうございました!!


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