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少年討戦  作者: 高木 勝
王都動乱編(過去)
11/14

交渉

今回はリザード村に来てからの話です


リザードマン達に付いて行くと、村が見えた。

然程大きくないその村には大小様々なリザードマンが居るが、全て同じ見た目をしている。区別がつくとしたらカルロスぐらいであるが、ただ、リザードマンの中でデカイだけで、他のリザードマンとは一緒である。

フリーデ達が村に入るとそのリザードマン達は何とも言えない顔をしていた。

自分達が倒しに行った人間達が自分のところのリザードマンを連れて帰ってきている。

その異常な光景に誰もがそう思うだろう。

思っていないとしたら、リザードマンの後ろに隠れている小さなリザードマンくらいだろう。

暫く、村を進むと、一匹のリザードマンが中央にある一番大きい建物から出てきた。

そのリザードマンは他とは違い、白い鱗を持ち、普通のリザードマンが目が青いのに対し、赤く目をしている。

「カルロス、この人たちは?」

「ああ、ルナ、それは後で話す。とりあえず、客人である事は確かだ。もてなしてくれ」


『ルナ・イルシオ』


カルロスの妻であり、生まれた時にその体色から除け者にされていたところをカルロスに助けられ、今の状況になっている。

「分かりました」

ルナは再び建物に消えた。

その間にフリーデは馬車から降り、ぐるっと回りを見た、自分を怖がっているその目は何とも言えない。

フリーデはあるリザードマンの後ろに隠れている小さなリザードマンの方に歩いって行った。

フリーデがそのリザードマンと同じ高さまで腰を下ろす。

親のリザードマンは動けないでいた。

「私はフリーデ、あなたは?」

笑顔でそう言うと小さなリザードマンの緊張が解かれたのが分かる。

その温かい笑顔が小さなリザードマンの不信感を直ぐに溶かす。

「僕はグランデ」

「そうグランデ、よろしくね」

フリーデの笑顔がより強くなり、小さなリザードマンはフリーデに心を持っていかれた。

「うん!よろしく!!」

力強いその返事からは先ほどの不信感は感じられないそれどころか、笑顔をフリーデに向けていた。

「遊びましょう」

フリーデが前に手を出すとグランデはその爪がしっかりと生えた、鱗の手を出した。

その様子を見ていた他の小さなリザードマン達には向かっても同じ様に言った。

フリーデの回りには小さなリザードマンが集まり一緒に遊んでいる。

大きなリザードマン達は何とも言えない顔を続けている。

暫くフリーデが遊んでいると、建物の中からカルロスが出てきた。

「フリーデ様準備が出来ました」

その一言にリザードマン達は驚愕の表情をしている。

其れを気にせず、フリーデはセルア達を外に残し一人で入って行った。


中に入ると、天井には明かりが着けられそれは部屋全体を照らす程の明るさであった。

壁には武器が立てかけられている。剣に棍棒、弓に盾とあるがどれもカルロスサイズの大きさで大きい。

他にベットが奥にあるがそれもカルロスサイズで大きい。

ルナの大きさの物もあるが基本的にカルロスのサイズに合わせているのが分かる。

カルロスは上座に座り、ルナはその右に座っている。

フリーデは暖炉を挟みカルロスの正面に座った。

「カルロス、で、この人は?」

「ああ、こちらの御方は私の命の恩人だ」

カルロスは今まで起こった事をルナに言う。

ルナは初めは驚きの表情を見せていたが、次第に元の表情へと戻っていく。

「・・・・・分かりました。それでフリーデさんはどうなされたいんでしょうか?」

「はい、単刀直入に申します。あなた達リザードマン達を私の傘下に入れたいのです」

「「はい?」」

二匹は驚きの表情をしていた。

「何を言っているのですか?あなたは!」

「ただ単にあなた達を仲間にするのではありません。それなりの見返りを与えましょう」

「その見返りとは?」

「はい、そちらのカルロス含め、リザードマンの戦士達を私の部下と同じ強さにしてあげます」

ルナは渋った顔をしているが、カルロスの表情は嬉々としていた。

実際にこの身でその強さを感じたカルロスからすればその提案は最高のものであった。

「本当ですか?フリーデ様!」

「はい、それにですね。私の傘下に加わったからには、生活を保障し、給料として金貨を払わしていただきます。また、あなた達の命は確実に保証します」

その様な好条件にカルロスはより嬉しそうな表情をしていたが、ルナは渋った顔をまだしていた。

「・・・・その提案は最高のものです。しかし、私は裏があるのではと思います」

「そうでしょうか?」

「はい、普通はその様な好条件の見返りがその程度のものなのは可笑しいのでは無いでしょうか?」

ルナの表情は険しくなっていく。

「そうでしょうか?相手が自分の条件を確実に受け入れてもらうためにはそれ以上のものを提案はするというのは普通では無いでしょうか?」

「それを差し引いても、好条件すぎるのでは?」

「では、この話は無かったことにしましょうか?」

「ちょっと待った!!!」

カルロスが話の間に入り、ルナの方を見た。

「これほどの好条件をなぜ蹴る!」

「いえ、私は裏があるのではと」

「裏があったとしてもだ。今の村の状況からすれば、これは受ける出来ではないか?」

「・・・・それもそうですが」

「そうだろう!では良いな!!」

「・・・・・はぁ、分かりました。あなたがそう言うのであれば」

「ああ、ありがとう!!」

「しかし、一つだけ条件を着けさせて頂きます」

ルナはフリーデの方を再び見て深呼吸をした。

「先ほど出していただいた条件の幾らかは果たせなかったとしても、皆の命だけは保障してく出さい」

「それは当然です。勿論条件全て約束します」

「ありがとうございます、フリーデ様」

二匹はフリーデに頭を下げた。

「いえ、大丈夫です。それに今から私達が殺したもの達を生き返らせなければ行けないので私はこれで」

その一言に二匹は驚きの表情をしているが

フリーデは気にもせず、建物を後にした。

「あなた、私は今、神か何かと話しいたのでしょうか?」

「そうなのかもしれない。ならばこそ私達はあの方の役に立てなければ行けないのでは無いのか?」

「そうですね」

読んで頂きありがとうございます!

次回の展開はどんどん進んでいく感じなのでよろしくです

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