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異世界ロジ  作者: ながら
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プロローグ

思いつくまま書き始めました。つたないこともあるかと思いますが、読んでいただけると嬉しいです。

目が覚めた。とても眠い。


今日は珍しく、目覚まし時計が鳴る前に起きた。

昨日は仕事が終わって家に帰ってきたときにはすでに日付が変わっていた。少しでも睡眠時間を確保しようと、もうひと眠りしようと、時間を確かめようとする。すると、いつもの場所に時計がない。外はまだ暗いし、起床時間前のはずだが、念のためと思いあたりを見回すと、そこはいつもの自分の部屋ではなかった。


あまりの突然の出来事に、頭が真っ白になりそうだったが、状況を整理しようと、なんとか昨日の出来事を思い出していた。



なにか特別なことがあったわけではない。

独身サラリーマンの典型的な一日であった。


いつも通り目覚ましで起き、会社に出勤していた。

入社して5年経ち、担当する仕事が増え続けていた。

終わらない仕事に頭を抱えつつも、他に仕事のあてもなく、仕方なく仕事をこなして、日付が変わるころには帰途についていた。家に帰ってからはコンビニで買った弁当を食べ、風呂に入り、明日も仕事かと、憂鬱な気持ちになりながらも、疲れていたので、さっさと布団に入って、眠り込んだ。


思い出してみても、特段何か変わったことはなかった。


思い出すのは早く帰れない会社への不満だった。

就職戦線に少しづつ好調な兆しが見え始めていたが、就職活動をしているときはまだまだ、内定を得ることが厳しかった。とは言っても、地方の中堅大学である。同じ大学のゼミのメンバーや仲の良かった友人の中には世間の誰もが知る大手上場企業に就職している友人もいる。自分の努力不足だったと思う。だからと言って、努力して大手企業に就職できていたかというと別な話で・・・。


自分の昨日の行動を振り返るつもりが、最終的に自分の安っぽい後悔の連鎖になっていた。

振り返ってみたところで、何も解決の糸口が見えてこないので、今を見ることにした。


部屋の中が暗いため、ほとんど何もわからなかったが、自分の部屋と比べるとぼろい。布団も、藁のようなものの上に、布がかぶせてあるだけである。家具とかもなく、なんとも殺風景な部屋で、何か情報を集めるにしても、何も情報がない。


起きて身体を動かしたときにはすでに気づいていたが、身体が小さい。とても、28歳の身体とは思えなかった。子供のような体格になっていたのだ。


昨日を振り返り、今の状況を整理してみるも、昨日寝た後に何かがあり、今この状況になっていることだけがわかるだけだった。どうしたらよいかわからず、ますます頭がこんがらがってくる。頭の片隅にはファンタジーな考えと現実的な考えも混ざり始める。寝ている間に、他の誰かと入れ替わってしまった現代科学ではありえないファンタジーな可能性と、ただそういう夢を見ているという現実逃避にも似た現実的な可能性の2つである。他の誰と入れ替わっているとしても、藁の上で寝るなんて、現代の日本ではずいぶんと貧しいの一言では片づけれる問題ではないのだから。もしかして、日本以外の国の人と入れ替わっているのかもと考え始めるときりがない。


創造性の乏しい頭でいろいろと考えていたが、頭をフルで活動させたせいか、目が覚めたと思っていたのに、再び睡魔が襲ってきた。


本来であれば、もっと情報収集をして、現状を把握することがいいのだろうが、ものぐささがでてしまった。少し目をつむって、落ち着いてから考えようと思っているうちに寝てしまった。若干確信犯であり、目が覚めたら、いつもの朝に戻っているといいのだがと思いつつ。







頑張って、ある程度の更新頻度を保ちます。

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